西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

ヨーロッパの多様性のこと

2005-07-11 | 時論、雑感
帰宅途上、時々「日経新聞」夕刊を買って読む。コラム「あすへの話題」を読むためだ。今年の前半の月曜日は、石田寛人君(元科学技術庁事務次官、元チェコ大使)が書いていた。「君」などと言えるのも高校同期の桜だからだ。7月に入って、石田君から中谷 巌さん(元一橋大学教授)に替わった。今日はヨーロッパからの送信で、ヨーロッパがキリスト教の一枚岩というのは見当違いで、「顔つき、発想、食べ物、ファッション、家の形・・・」は各国、各都市でまるで違う世界だ、と報告している。つまりキリスト教が普及する以前から、それぞれの条件に合わせて人々は生活しており、キリスト教のヴェール一枚めくればずいぶんと違う素顔が現れると言う。そして、多様性万歳、と締め括っている。私は、食べ物、ファッション、家の形等の生活環境の問題を勉強しているので、そのことは、良く分かる。ただ、ヨーロッパで形成された厳密な科学を後押ししたのは、まぎれもなくキリスト教であったことも押さえておく必要がある。

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