西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

人生の達人の言葉より

2008-06-04 | 言語・字・言語遊戯
今朝NHKラジオ「こころの時代」で、雑誌編集者の藤尾秀昭さんが、付き合ってきた「人生の達人たち」の言葉を紹介している。

今日は三人、坂村真民(詩人)、森 信三(教育者)、平澤 興(医学者)らに学んだ「人生の極意」を語った。三人とも最後まで真摯な人生を生き抜いて、皆長生きだったのではないか。

この中で、平澤 興先生は、解剖学者で新潟県出身、旧制四高(金沢)から京大医学部に進み、京大総長歴任、京大総長時代、私は入学(1960年)して入学式その他でお話を聞いた。ちょび髭のユニークな風貌の先生で記憶に残っている。

今日、藤尾さんの話を聞いて、そうだったのか、と思った。平澤先生は、亡くなる89歳まで瑞々しく前進し、感動した人生をおくられたのだな、と感動した。

晩年、「人生のピークは、77,8歳から87,8歳くらいではないか。人生90歳にならないと本当のことはわからない」みたいなことを言われたようだ。まさに喜寿、米寿、卒寿を平澤流に表現したものだ。

藤尾さん自身、人生の達人の共通点として、絶えず最後まで学ぶ姿勢を堅持していたということ、「大家だからと安住していた人は一人もいない。」「人生には進歩か退歩かがあるのみで、現状に甘んじるのは退歩である。」などを抽出しておられる。また、10年刻みで立ち止まらずに最後まで前進する人生モデルを提起して締めくくられた。

(写真は、平澤 興先生)

私の過去ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/c21838851f9008f7491180d0b05a63e5

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