なんでもメモ★もの忘れ防止に特効薬はない

gooブログはじめました。60を超すと記憶力が低下する。好奇心はあるので、忘れないようにメモをしなければ・・・。

2015-05-24 二代目玉男襲名披露公演

2015年05月30日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

(写真はsankei.comから)

二代目玉男の襲名披露にいってきました。最近の文楽公演は人気が高くなって、チケットが取れにくくなってます。住太夫さんの引退公演は全くダメでした。

今回は運よく取れましたが・・・。

玉男さん、吉田和生さん、桐竹勘十郎さん。なんども見て、見慣れてくると、人形だけでなく遣い手の動きに見とれてしまうこともあります。

この日は、「新版歌祭文」に出演された吉田一輔さんをお知り合いの方に楽屋で紹介いただきました。

人形遣いが抱くと人形はとても大きく見えるのですが、支えに立てかけているときは小さな物体です。遣い手が生命を吹き込むのだと実感しました。

国立劇場(小劇場)の第191回文楽公演(平成27年5月9日~25日)

第一部

・五條橋

 牛若丸と弁慶が五條橋で出あった故事の舞踊劇です。

・新版歌祭文-野崎村の段

 お染久松の物語り。お染を吉田一輔さん。

・襲名披露口上

 文楽の口上では、襲名した玉男さんが言葉を発しません。歌舞伎との違いです。かなり驚きでした。

・一谷嫰軍記-熊谷桜の段、熊谷陣屋の段=襲名披露狂言

 平敦盛の身替りに息子の小次郎の首を主君義経に差し出す熊谷直実の忠義を描いた時代物です。

 歌舞伎、文楽、つまり義太夫節で語られるのは、わが子や縁者を身替りにする忠義ものが多いのです。

を観ました。

内容は国立劇場の特設サイトで。

http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/h27/4bunraku.html

 

 

 

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2015-05-09 東京都庭園美術館にマスク展を見に行く

2015年05月10日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

きょうは一人で都内へおでかけ。

場所は白金の東京都庭園美術館ー昨年秋まで改装していたので暫く行ってませんでしたが、リニューアル後の初の訪問です。

庭園美術館のサイト>> http://www.teien-art-museum.ne.jp/

マスク展です。

どういうわけかマスクに心が惹かれます。最初にたくさんのマスクを見たのは、国立歴史民俗博物館の展示だったと思います。それ以前にも、蘭陵王など雅楽で使われる仮面が気になっていました。体系的に見たいと思い、2010年8月に千葉市美術館で開催された『MASKS -仮の面』を見て以来、マスク展の案内には気をつけていました。昨年2014年2月~6月、国立新美術館での『イメージの力』でもマスクが多数展示されていました(4月に見学)。

今回の展覧会は、フランス国立ケ・ブランリ美術館所蔵品。面といっても被らずに置物として使われていたものもあった。

新館で映像展示があったが、上映時間が長いことと、点数が多いことから、すべて見ると一日かかってしまうことになる。意欲的、網羅的ではあるけれど散漫になったかもしれない。

マスク展のサイト>> http://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/150425-0630_mask.html

デモンストレーション 『オモテの面白さ』に入場することができた。能楽師 友枝雄人さんによる講演と実演。この企画はとても良いと思う。西洋美術を展示してきた庭園美術館で日本の伝統芸能をみせるという企画がいい。これからも日本の伝統芸能や美術を「洋風に」扱うと面白いかもしれない。

デモンストレーション>>  https://www.teien-art-museum.ne.jp/programs/mask_event.html

 

 

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2015-05 愛之助 「鯉つかみ」を観る

2015年05月05日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

明治座五月花形歌舞伎 5月4日夜の部

一、「あんまと泥棒」 市川猿之助、市川中車

 

二、「鯉つかみ」 片岡愛之助 六役早変わり

大百足を退治する勅命を受けた俵の藤太は、宝剣の助けにより見事に退治するのだが、琵琶湖に流れ込んだ大百足の毒血が湖に住む鯉大王の息子の身を汚してしまう。実は鯉大王の息子金鯉は龍に化身して天に上ることになっていたのだが、毒によって登龍の望みが絶たれてしまう。これを恨んだ金龍は末代まで俵家に祟ると誓った。

時は移り、俵家の末裔釣家では、お家乗っ取りに陰謀がおきる。釣家の息女小桜姫は清水寺であった志賀之助に一目ぼれする。この志賀之助は、実は釣家の滅亡を企てる鯉の化身であることが宝剣の力によって露見し、真の志賀之助が琵琶湖へ鯉退治にむかう・・・というあらすじ。

舞台では、本物の水を使っての鯉との格闘・立ち回り、宙乗りなど様々な仕掛けがある。幕になるまえの、花道を戻るときには愛之助は水掻きのように手を動かしての「泳ぎ六法」を見せる。

舞台4-5列めまでの観客にはビニールシートが配られたが、舞台から飛び散る本ものの水はもっと飛んだのではないでしょうか。

鯉との格闘では、小さな鯉であったり大きな鯉を使い分けて、舞台にこしらえた池に愛之助が鯉を投げ入れたり、自ら池に飛び込んだりと、観客は大喜びだった。

私は2階席だったので、水は飛んでこなかったが、宙釣りになった愛之助が花道の上空を舞う姿が、とてもよく見えた。

 (写真は明治座公式HPより)

 

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2014-11-2 近代美術館に菱田春草を見に

2014年11月03日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

3日は天気が悪そうだというので、今日中にいってしまおうと出かけることにした。地下鉄の半蔵門駅から歩いて、千鳥ヶ淵の土手を歩いて竹橋へ。皇居を巡る歩道はランニングする人がとても多い。この道は春には桜、秋には紅葉がきれいですが、ことしは紅葉には早すぎました。

会期の一日前なので入場を待たされるかと思っていましたが、すんなりと入れます。シニア割引はないのですが、jaf割引(100円)がありました。

ポスターは「黒き猫」、重要文化財です。菱田春草は枯葉を描くのがとても上手。「落葉」(重要文化財、永青文庫蔵)は前期展示だったので見られなかったが、福井県立美術館蔵の「落葉」や「落葉(未完)」(所蔵が書いていないので個人蔵?)の色はいいなあ。

 

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双蝶々曲輪日記 文楽と歌舞伎の見くらべ

2014年10月26日 | 読書・観劇・鑑賞メモ

9月と10月の国立劇場は、「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」の競演でした。

9月15日(敬老の日)は文楽、10月25日(土)は歌舞伎です。

文楽が先に上演されたが、登場人物の関係を見るには「新清水」が演目にあった歌舞伎が先がよかった。歌舞伎の序幕:「新清水」の場は久々の上演だそうだ。

山崎屋の若旦那与五郎は遊女吾妻と深い仲だが、横恋慕する侍 平岡郷左衛門のたくらみにより窮地に陥るところ、吾妻の朋輩都(のちに与兵衛の女房お早)と相思相愛の与兵衛が助ける。「引窓」でわかるが与兵衛は長五郎の実母お幸の継母。長五郎が会いに行くお幸の家には、与兵衛とお早がいる。

文楽の「橋本」があって、与五郎と吾妻の行き先がみえる。「橋本」では、吾妻を連れた与五郎が、妻お照の実家に逃げるが、お照の父治部衛門はお照を引き取るといい、与五郎の父与治兵衛もお照を引き取ると対立するところに吾妻の父甚兵衛が説得に入り、吾妻を妾とするることで収まる。こういつところが江戸時代の結着の仕方。

歌舞伎の出演 松本幸四郎(濡髪長五郎)、市川染五郎(南与兵衛、山崎屋与五郎、放駒長吉)

【歌舞伎】 序幕:新清水の場/二幕目:堀江角力小屋の場/三幕目:大宝寺町米屋の場、難波芝居裏殺しの場/四幕目:八幡の里引窓の場

【文楽】 堀江相撲場の場/大宝寺町米屋の段/難波裏喧嘩の段/橋本の段/八幡里引窓の段            

       

 

   

                     

 

 

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