坤櫓(ひつじさるやぐら)跡
※坤(こん)=南西=未申(ひつじさる)
西の丸庭園から見た乾櫓(いぬいやぐら)
西の丸庭園から見た乾櫓(いぬいやぐら)
※乾(けん)=西北=戌亥(いぬい)
L字型をしている櫓は珍しいらしい。
南外堀から見た六番櫓
現存する櫓には、あとひとつ、一番櫓があるのだが、今回は見損ねた。
次回に期待。
ラッキーなことに、ちょうど、櫓内部特別公開をしていて(土日のみ)、大手口多聞櫓と、千貫櫓の中を見る事ができた。
(「図説日本の城と城下町①大阪城」から)
大手口多聞櫓の内部は案外広くて、渡櫓(わたりやぐら)に最大70畳の部屋が4室、続櫓(つづきやぐら)には、武者走り(廊下)の他に武者溜め(部屋)が6室あって、兵士たちが多数駐屯出来るようになっている。
また、枡形の内側に向って多くの窓や銃眼が開けられていて、大手門から枡形に侵入した敵を攻撃する事ができる。
(「図説日本の城と城下町①大阪城」より)
さらに、渡櫓には、下の大門を突破しようとする敵を上から攻撃するための「槍落とし」を備えている。
次に、千貫櫓には、西外堀に面する西面と南面に窓と銃眼が開けられている他、「石落とし」を備えている。
ガイドさんの説明によると、この他にも、壁に漆喰を塗り、火を防いでいるとか、
このなみなみの部分も、単なる飾りではなくて、炎をうまく逃す形なのだそう。
いろいろの工夫がされており、興味が湧く。
おもしろいな。櫓。
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