こんな結末が待っていようとは・・・

気分良く一番で受付を済ませ、パドックに戻ってメインスタンド方向を見上げると隅から隅まで完璧な虹、なにかすべてが良い方向に向かって雪崩の如く動き始めているような・・・

午前７時、試走に当てられた時間だ。
まずは初参加のはらさんとゆっくりピットスタートする。メインコースに出るまでは緩やかな下り坂、軽快に飛ばす。
立体交差する部分を潜りぬけ大きく左コーナー、ここからの直線がどこまで続くかと思われる上り坂。自然とスタンディングポジションでの走行となってしまうが、はらさんはけっこう平然と座ったまま漕ぎつづける。
息を切らして登り切り、ここからは延々とゆるい下り。右コーナー、左コーナーが続く。ロードレーサーはここで最短のコース走行を行う。スピードの遅いママチャリは音も無くあっと言う間に近づいてくるロードを常に後方確認しながら走らないといけない。

続く