屋内退避の地域 雨で注意点
福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質の放出が続く中、半径20キロから30キロの範囲の屋内退避の指示が出ている地域では、21日、ところによって雨が降ると予想されています。経済産業省の原子力安全・保安院は、こうした地域に住む人に向けて、雨でぬれた場合は念のため水道水で洗うなどの注意点を説明しました。
それによりますと、雨が放射性物質を含んでいる可能性もあることから、雨でぬれた場合は、念のため、▽水道水で体を洗うか、▽ぬれたタオルなどで拭き取ることとしています。水道水が使えない場合は、乾いたタオルでもいいので拭き取ってほしいとしています。そして、ぬれた衣服、靴、拭き取ったタオルなどは、密封できる袋に入れて、人が触らないような場所で保管することとしています。さらに、雨がっぱや傘などの雨具については、使用後は密封できる袋に入れて、屋外で保管するよう呼びかけています。雨具を繰り返し使用しても問題ないということです。