鯵ケ沢町のナクア白神スキーリゾートは、今シーズンからスノーモービルのサーキットコースを常設した。県内でも常設のサーキットコースはナクア白神だけで、同社は「スノーモービルの競技人口を拡大させたい」と意欲的。現在、つがる市の亀山レーシングチームが全日本スノーモービル選手権に向けてトレーニングを行っている。
 ナクア白神スキーリゾートのスノーモービルのサーキットコースは全長約600メートル。こぶが何カ所も設置されており、練習には最適だという。
 加藤恭雄支配人は昨冬、亀山レーシングチームの亀山俊さん(43)と出会い意気投合。ウインタースポーツの競技人口拡大に向け、同スキー場の一部を貸し出してスノーモービルのトレーニングをしてもらうことになった。
 県内のスノーモービルの競技人口は約100人で、新潟県や北海道に比べると極端に少ないという。競技人口を拡大すれば選手強化もかなう。
 レーシング用のスノーモービルは重量が240キロ、エンジンの排気量1050㏄で、直線距離では約130キロのスピードが出る。北海道、長野、新潟、青森の6会場でMFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)公認の全日本スノーモービル選手権が行われている。
 亀山レーシングチームは13年前に結成。全日本選手権に出場していたが、練習場を持たず、冬期間は降雪した田畑などで練習していた。
 同チームは現在、開幕第1戦の新潟県苗場大会に向けて、高校生の長谷川友和君(18)と、会社員の信平拓馬さん(20)が休日を利用して練習に励んでいる。長谷川君は「今年は常設サーキット場もできた。新しいマシンなので、いい成績を残したい」。信平さんは「選手権で勝ちたい」と意気込んでいる。
 亀山さんは「ナクアさんには本当に感謝している。スノーモービルの魅力は、自然と調和でき、冬山や冬の景色を堪能できること。この魅力を子供たちに伝え、競技人口拡大につなげたい」と語った。ナクア白神スキーリゾートは今後、スノーモービルの無料体験試乗会なども予定している。



上記のような記事をみつけました。
ちなみに、2011全日本スノーモビル選手権第1戦新潟苗場大会にて、
#12長谷川友和選手、A級S-1で2位、A級S-2で3位 となり、
好スタートを切っています。