犬小屋の中へ

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「四月の雪」といなかっぺ大将

2005-10-04 15:19:51 | 映画
こんにちは。最近ちょっとばたばたしてまして、ブログの更新も久々です。さて先日「四月の雪」見てきました。ちょうどその日千円のサービスデーだったというのと、他に上映しているのが未読の「NANA」だったからです。ネタバレも含みますので、これから見に行く方は素通りして下さいね。
館内に足を運ぶと、ほとんどが中年の奥様方ばかり。なんだか女性専用車両に間違って入ってしまったような..妙な違和感を覚えつつ、席に着いた次第です。

あらすじは、妻の交通事故の知らせを聞いたペ・ヨンジュン扮する主人公が病院に向かう。その妻の手術が行われている病院で、一緒に事故にあった男の妻(ソン・イェジン)に出会う。そして二人はそれぞれの相手が不倫関係だったという事に気づき、それからヨン様たちも同じような不倫関係に陥る...といった内容です。

感想はというと、「あるシーンのインパクト」が強すぎて、全体の印象は薄くなってしまったのですが、救いようのない話だな~...と思ってしまいました。主人公のその後どうするかは映画では描かれていないんですけど、結局、この主人公はどちらの相手を選んでも幸せになれないんですよね。予想通り最後に雪が降ってエンディング...だったんですけど、この雪が心の救いみたいな形になった....のでしょうか?よくわからんですけど。いずれにしても、「冬のソナタ」的なものを期待していた人はちょっと楽しめない映画なのかもしれません。

それでも途中の描写はなかなかリアリティがあって見応えがありましたよ。「ここではないどこか」のような閑散とした病院を含めたロケーションは、二人の主人公の持つ寂寥感をさらに強くしていましたし、よく酒を飲んで悪態をつくシーンとか、窓越しに相手の様子を眺めたりするシーンは、前作の「八月のクリスマス」を彷彿とさせていました。ストーリーで感動する映画というよりは、情景から感じ取る映画..なんでしょうか?

で、問題のシーンなんですが、これにはびっくりしました。ヨン様が深い悲しみに涙を流すシーンがあるのですが、そこでヨン様が鼻をたらすのです。
...それも「いなかっぺ大将の大ちゃんの涙」級の。
そんな訳で、このシーンばかりが脳裏に焼き付いてしまって他がおぼろげになってしまってます。それでも、こんな醜態をさらす事をOKしたのはえらい!と思いました。

あ、トップの画面は、映画「四月の雪」にインスパイアされて具象化したものです。最近話題のこの表現、なんか気に入っています。これを見たホ・ジノ監督、「インスパイア返し」してくれないかな~。

ドラマ「冬のソナタ」にインスパイアされたトップ画面が飾る「おやぢの韓国探訪記」はこちら

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
びっくり (kossy)
2005-10-04 21:13:45
実際にこんな映画があるのかと思ってしまいました!

発想が素晴らしすぎます・・・まいりました。
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すごい!韓国事情! (どうげんざか)
2005-10-04 21:49:47
MATSUMOさん、こんにちは!

ポーランド映画の次のチョイスがナイス過ぎます(爆



ただ今、ロッテリアで『四月の雪』キャンペーンをやっているので、あり得ない”客層”で賑わっています。ハッキリ言って、コワイくらいです。



韓国旅行記、面白かったです!(3日目が楽しみです)DVDの安さに目を奪われて、リージョンコードを見落とすのも痛いですが、せめて英語字幕があるかどうかの注意も必要ですね。
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ありがとうございます (MATSUMO)
2005-10-04 23:25:46
KOCCYさん、コメントありがとうございます。KOCCYさんのサイトに「四月の雪」の解説、保険屋のプロモだ...にはかなりうけてしまいました。映画評面白いです!たくさんご覧になっている方がいらっしゃるんですね、また拝見させていただきます。

パロディは自分のHPを良く見ている人しか解りませんが..良かったら探してみて下さい。





D坂さん、ブログ更新たくさんされてますね~。しかも「都心」や「白い粉」など、毎回かなり楽しんで拝見させていただいてます。

ロッテリア、そういえばキャンペーンやってましたね。映画が終わればまた普通になるんでしょうけど...。

韓国探訪記、去年の春のものなんで、更新は微妙です...(ちょっとめんどくさく..)
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