「バベル」観てきました

先日、映画「バベル」観てきました。こんばんみ、そりゃ「ビビる（大木）」だ！！虚しい一人突っ込みはさておき、とても印象に残る映画ではありましたが、自分の期待がちょっと大きすぎたのかも、という気もしました。ネタばれも含むかもしれないので未見の人は読むのを避けておいて下さい。
モロッコ、アメリカ、メキシコ、そして日本と世界を又にかけて一つの事件を本にストーリーが繋がっていくオムニバス形式のストーリーでした。一つ一つの話もとても良くできていますが、4つの話を映画の時間枠でとなると、一つの話の登場人物にどっぷり感情移入するのは難しいのかも、と思いました。

菊地凛子さんの演技はとても素晴らしかったですが、やっぱり日本編は他の国の展開と比べても、やや違和感を感じてしまいました。歯医者のシーンや、最後全裸になって現れるシーンは、なんかダウンタウンのコントみたいで、途中で何度も吹き出してしまいました。笑うところじゃないはずなんですが...。心の繋がりを求めたいがために、というのは解るんですが...、だから脱ぐか？みたいな疑問もちょっと残ってしまいました絵として主人公の心情を表現するのには、解りやすいとは思うんですが。。それでもメキシコ編の子守りのおばさんのエピソードや、ブラピの電話越しのシーンにはジーンとなりました。
ラストシーンも、とても素敵な終わり方でした。ビジュアル的には、手塚治虫さんの漫画を彷彿とさせる感じがありました。構成とか、人物の描き方もなんとなく似ているような...。あと音楽も良かった。刑事役の役者さん、渡部篤郎かと最後まで思っていたら、違ったんですね。そっくりでした
ロスト・イン・トランスレーションでも同じように感じましたが、やっぱり海外の人が感じる日本と、日本人の感じる日本とではイメージの持ち方がかなり違うんだな～と実感しました。ロスト・イン...でも同じカット（新宿で歌舞伎町方面を見た絵）がありましたが、渋谷、新宿と洗練された都会のイメージが強いみたいですね。4つの都市を通じても、一番都会的に描かれていました。
あと噂の気分を悪くするシーンですが...。観ながら「こりゃ、やばい」と思ったので目を伏せてしまいました。どこの箇所かは観ていればすぐに解ります。2回目にみる時にはガン観してこようと思います

話は変わりますが、少年ジャンプのデジタル漫画賞を愚作「それいけおやぢ！」と同時に受賞された春戸あきさんの漫画「ニッポン動物図鑑」が刊行されました！自分も購入しました。10通りの動物になった人間たちのドラマが、自分たちの日常をのぞいているようでとても面白いですし、絵もとても可愛いです。そして、一つ流れる深いテーマを感じました。amazonなどでも販売されているようなので、ぜひ購入してみてください。
おなじ動物繋がりで「動物の転校生」」、久しく更新できていませんが、断念はしていません。今は別の新作を中心に取りかかっていますが、公開する時は3話くらいいっぺんにと思っています。

あと、このニュースには凄く感激しました。写真を何度も観てしまいました。最近はひどい事件も多いですが、どんな立派な格言よりも、自然や動物から学ぶ優しさもたくさんあるのではと感じました。
今回なんで映画ネタを書いたかというと、実は映画ネタをやると一時的にアクセスが上がった事があるからです。上がるといっても、1～2日の間だけですが

クリックするとブラピに一生殴られません


「犬小屋の中へ」オフィシャルHP

「動物の転校生」オフィシャルHP