犬小屋の中へ

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横浜トリエンナーレ2005

2005-12-05 00:31:43 | アート
「横浜トリエンナーレ」に足を運んできました。これは3年に一度、横浜の山下公園近くで開催されている現代美術の祭典で、世界中からありとあらゆる作品が揃うんです。
左手を海に、赤と白のフラッグが延々と続く道を歩いて(これも作品です)会場に到着。斬新な映像の展示あり、観客参加型のアトラクションありで、どれを見ようかと迷ってしまいます。
びっくりしたのは巨大な卓上サッカーゲーム。昔ゲーセンでよく見かけた、あれの巨大版です。回りには観客席もあって、人間の2分の1のプレイヤーを動かして見事ゴールを決めると、回りから歓声が上がっていて思わず笑ってしまいました。

今回はタイの現代美術作家もたくさん出展がありました。以前紹介したウィスット・ポンニミットさんの作品もあり、ブースの中に入ると真っ暗な中に扉が一つ。扉には漫画が描いてあり、次の扉を開いてゆくと新しいコマが読めるというものでした。
奈良美智さんの作品はコンテナに穴があいていて、そこをのぞくと中に立体で作られた犬がうじゃうじゃ。これにはお子さんたちも大喜びしてました。

他にも日常生活のあらゆる場面に「らくだのシルエット」が登場するさわひらきさんの作品、きらびやかな金の折り鶴を重ねた塔を作ったピュ~ぴるさんは個人的にお気に入りです。しかし凄い名前ですね。「受信専用」の電話ボックスも面白かったな。

現代美術はよく解説に「現代人の閉塞感を象徴している..」とか「なんとかのメタファーでありうんぬん..」とか難しい言葉が並べられていたりしますが、単純に「こんな巨大なものを作ってしまう、作家さんの創作意欲」に圧倒されたり、作品によってあたりまえの日常とのずれの感覚を面白く感じられればいいかなと思っています。自分も実際詳しい事、...よく解らないですし。
着いたのは夕方4時くらいで、全部を網羅する事はできませんでしたが、午後一くらいに着くのがベストかも。12/18まで開催されているので、もう一度行きたいところです。

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久しぶりです (matsumo)
2005-12-18 01:16:27
白田さん、お久しぶりです。タイの情報、いつも楽しみにさせていただいてますよ。トリエンナーレ、足を運ばれたんですね!今の季節海風がとても冷たいですが、ポンスミットさんの展示もあって、とても楽しめましたね!
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久しぶりの (白田麻子)
2005-12-17 13:03:41
お久しぶりにTBさせていただきますね。お元気ですか?
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今夜は冷えそうです (matsumo)
2005-12-09 00:06:24
みぃさん

「受信専用」の電話ボックス、面白かったですよー。受話器を取ると、疑似のおふくろさん(!?)が元気でやってるかい、なんて声をかけてくれるんですが、もちろん一方通行で。こうした参加型は面白いですね。



chocomamaさん

chocomamaさん、横浜にお住まいでしたね、お近くにいらしたのでしょうか?ひょっとしたらすれ違っていたかもしれませんね。

会場以外にもたくさん展示がありましたね。現代美術をされている方が書き込んでいらっしゃるんですか!次山さんといい、幅広いお友達をお持ちなんですね...。

大桟橋、まだ行った事がないんですよ、今度訪れた際はぜひ足を運ぼうと思います。赤レンガ倉庫のスケートリンクも面白そうですね!
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Unknown (chocomama)
2005-12-08 07:02:44
MATSUMOさん、おはようございます♪



ヨコハマにいらしてたんですね。

横浜トリエンナーレは数ヶ月前から盛り上がってまして、あちらこちらで作品をみることができましたよ。現代美術は私もわかりません。(笑 家のブログに来てくださる神野さんが現代美術を専門としてやっていますよ。

ホントこだわりを持って凄いものだなぁと…。

横浜は大桟橋まで足を運んでみました?

それはそれは眺めが素晴しいので今度来た時はぜひっ!よくCM撮影で使われていますよ。

昼と夜の顔が違ってそれは気持ちのいいロケーションです。後12月10日以降の横浜なら赤レンガにNYロックフェラースケートリンクより素晴しい屋外光アートのスケートリンクがOPENします。地元市民も楽しみで待ってるくらい。それはそれは素晴しいですよ。光の幻想がテーマです。どうぞ覗いてみてくださいね。
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あ! (みぃ)
2005-12-08 02:01:43
「受信専用」の電話ボックスはボトルメールみたいで面白そう。
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難解ですよね (matsumo)
2005-12-07 23:32:15
みぃさん、こんばんはー。おそらく現代美術を作られている作家はロジックよりも、自分の感性で現在ならではの楽しい見方だとか、表現をなされているんじゃないかと思います。

それにともなった難しい説明は批評家たちの後づけで、また高尚で難解なイメージを持ちがちなのですが、何かを感じられればおそらく制作者側としても嬉しいはずなんですよね。
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私も分かりません (みぃ)
2005-12-07 18:17:59
現代美術は見てもわけが分からないことが多いのですが、ある人がコラムに書いていた言葉を読んで以来、肩の力が抜けました。現代美術は現代に生きる人が現代の感性で作ったものだから、現代に生きる私たちは難しいことを考えずに素直に見ればいいんだそうです。「面白い」とか「変なの~」とか。

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