犬小屋の中へ

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剣道の全日本選手権(09年)

2009-11-04 19:43:25 | 剣道
※画像はベスト4をかけて戦う高坂選手vs原田悟選手
文化の日は年に一度の剣道の全日本選手権の日です。そんな訳で今年も足を運んできました。
決勝は内村選手×高橋選手の警視庁同門対決でしたね。内村選手は間を切らないとい、とにかくいつでも先手で間合いをつぶしていって相手に間、ためを作らせない印象がありますが、やはり勝つ事が第一に求められる世界に身を置いているのもあり、これが永年かけて得た勝ちの方程式なのだろうなと感じました。最後に決まった面も、3年前に優勝した時のような1足はさんでの面でしたね。
以前5段の昇段審査の時同じ審査会場で、その立ち会いっぷりを見てましたが若いながらにさすがの貫禄ありました。波乱といえば昨年優勝、準優勝の正代選手、若生選手が初戦で敗退したことでしょうか。テレビ放映で特集された寺本選手、高鍋選手には登場時多くの拍手がよせられていました。それぞれ持ち味を活かす戦いっぷり、さすがの存在感を出していました

個人的に今回一番印象に残ったのは千葉県代表の染谷選手でした。染谷選手は既に警察の特練現役選手として引退しており年齢も43歳、現役の剣道選手が35歳辺りをピークとするとはや10年以上も出場選手と年齢が差が開いている訳で、スピード、体力ともに全日本クラスと比較すると難しくなる年齢。それでもなおチャレンジするという意気込みだけでもすごいのですが。。その試合っぷりも素晴らしかった。スピードのある選手がガンガン打ち込んできても全く手元を上げず動揺もせず、無駄な打突をせずにここぞというところで相手の気を読んで打ち込む姿は、剣道におけるお手本のようにも感じました。
3回戦で優勝した内村選手に出ばなのコテを拾われて敗退してしまいましたが、一回戦で相手の小手面にあわせての面、二回戦での相手の気持ちの切れ目を読んで打ち込んだ小手には感服しました。
また東京代表の原田選手も現役を引退しているにも関わらず、若手と遜色ない動きっぷりを披露していて驚きでした。東永選手に勝ってベスト8に残るとは思わなかった。。

若くてとにかく手数と運動量のある選手も見ていて見応えがあるのですが、7.8段クラスの模範のような選手も出てくるとまた剣道の見え方や印象も変わってくると思いますし、染谷選手に続いてどんどん出てきてほしいです

なんだか固い話..経験者にしか通じないような話になってしまいましたが、この日は非常に寒く、神保町まで早足で歩いて揚州商人であさり入りラーメンを食べて帰宅。

クリックすると早素振りをしたくなるとか


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TVで見たの… (ターコイズ(みさと))
2009-11-10 20:26:47
この試合だったかな?!
剣道の大会だ~!と思って…^^

当たり前だけど、早すぎて経験者の私でさえ、技の入った瞬間が分かりにくくて…
素人が見たら、絶対分からないね~!!

もう剣道からは離れてしまっているけど、もっとTVとかでもやって欲しいし、人口が広がって欲しいな~と思います^^

クリックしたら早素振りをしたくなる、か…

ヘロヘロになりそ~^0^;
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こんにちは (matsumo)
2009-11-11 11:58:11
ターコイズさん、度々ありがとうございます。先週の文化の日放送だったら、間違いなくこちらの放映だと思います。今年は世界選手権もあって報道が多かったですが、通年TV放送されるのはこの大会だけなので。。
凄いのはあのスピードを裁いている審判ですよね。どちらが攻めたか、等の攻防も見ての判断らしいですが。
自分たちの高校時代と比べると規則も大分変わってしまって(少子化の影響か、高三で三段まで取れたりとか)、今改めてみると結構な驚きがあるかもしれません。。
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