パンと雑貨のちいさなIPPO 

愛媛県砥部町で、夫婦で手作りの小さなパン屋をしています。

砥部分校存続の会の話

2022年09月09日 | 日々のできごと

こんにちは

いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます

お店にもご来店ありがとうございます

IPPOは毎週、水曜日~日曜日の10時~17時で営業中です

 

かわいいお店なのに、私はすっかり活動家のようになっております

お店に立ちたい…

と思いつつ、この問題を放っておくわけにはいきません。

娘が砥部分校を卒業して息子が入ったばかりです。

校長先生は「あなた方は3年間ここで学べます。最後までサポートします」と

おっしゃっていましたが、3年間ここで学んで卒業が出来たらそれでよい、という話ではないのです。

デザインや、絵を学ぶ方なら説明するまでもないと思いますが、

この分野は環境とメンタルがとっても大事。

厳しい受験には、学科とともにデッサンなどの技術も伴います。

もちろん、学科だけでの受験にも相当なストレスがかかります。

デザイン科でなくともそれは同じことで、自分が選んで入った憧れの高校が、

自分たちの後の代でなくなる、となると、これほど心折れることもないでしょう。

先生方にしても同じです。

「ここで最高の学びを」と思って取り組んでくださっています。

学校にも愛着がわきます。どの高校の先生も生徒を大切に思ってくれています。

 

それと、問題は、分校に行きたいと思っている中学生です。

娘は幼いころから絵を描くのが好きで、小さいころから「分校だね」と決めていました。

もし、娘が今小学生や中学生だとしたら、大問題です

県内には済美もあります。

どちらがいい、というのではなく、その学校が自分に合うか合わないということもあり、校風も大切です。

レベルや、学科のみで決めることが出来るなら、高校見学なんてしなくていいわけです。

大学がオープンキャンパスというものをしていますが、やはり見てみないことには

判断できないのです。

新しくデザイン科が出来るんだからいいでしょう、という問題ではないのです。

 

教育委員会の方は、デザインのニーズは高いと言われていました。

それなら砥部分校を2クラスに戻して、寮を作って、空き家も移住者のためにリフォームして、

環境整備をしてあげれば、新たに他校に校舎を新設して設備を移すより早いし、お金も少なくてすむ

砥部分校には中学生のニーズもある

毎年学校見学者はとても多い今年は100人超え

…ということは、ですね、40人定員に100人以上…私が中学生だったら、

受験そのものをあきらめるかもしれない。

100人来たからって、100人受けないと思いますが、

40人の席は争奪戦です。

ましてや遠方の子は、下宿や一人暮らしをしないといけない。

分校は県下全域から、自ら選んで、親の反対を押し切ってまでここに来る子もいます。

 

私は運よく砥部町でしたが、子どもたちの同級生は、ほぼ遠方。

20キロ近い道のりを自転車をこいで来たり、電車やバスを乗り継いで来たり、

中には家族で移住して来られるかたもいます。

 

寮や、通学定期の学割があれば

2クラスに出来ますね

 

テレビでは定員割れや、クラスが減ったことを取り上げ勝ちですが、

こうした背景もある中、砥部分校は県内でも高い倍率を保っています。

県の出している学校の生徒数減少予想でも、砥部分校はあまり変化はありません。

メディアの取り上げられかたもいろいろですが、偏ることなく報道しようという姿勢は

どの局のかたも同じです。

 

今回の計画で案の中に入っている高校、それぞれ特色はちがいますが、

それぞれの高校や、その周辺地域の事をよく知る、というのは大切なことですね。

私も当事者でなかったら、知ることもなかったのだろうと思います。

 

各県で統廃合が進められています。

廃校になった地域では「もう子どもなんていないよ」と。

子どもが安心して暮らせる地域にしたら、学校を減らすこともないと思います。

どうか、子どもたちの笑顔が続きますように。

 

 

お店でも署名用紙置いています。

ご協力いただけると嬉しいです

 

ではでは、今日もみなさまのご来店お待ちしております

 

 

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