飼い猫の遠吠え

とにかく気持ちは前向きに寝る間を惜しんでほふく前進・・・

丸美屋自販機コーナー (群馬県みどり市)

2020-07-17 23:39:08 | スポットなたしなみ
少し前のお話。
緊急事態宣言は解除されたものの、遠くに行くのもはばかられる今日この頃。
家でゴロゴロしているのも飽きてしまったため、お散歩ドライブと称して、国道122号線をだらだらと走っていると、いつに間にやら群馬県に入っていました。

渡良瀬川・わたらせ渓谷鐵道沿いをそのまま北上。最近は、日光に行くにも高速を使ってしまうため、この辺りに来るのも久しぶりです。
このコースに来たら、立ち寄らないとならないのは、すっかり観光名所の一つとなっているスポット、丸美屋自販機コーナーです。

小さな建物があるだけのスペースですが、このご時世にもかかわらず、駐車スペースは、車やバイクで満車状態になっています。

小屋の中には、その名の通り、自動販売機しかないのですが、その自販機が昔懐かしの食品提供の自販機なのです。

レトロなものに対してフューチャーされるようになったのは、2014年頃からと記憶しておりますが、過去への郷愁や、昭和の香り漂うような古い機械がまだ頑張っていることに対しての応援と共感、そして若い人から見ると一周回って新しいと感じる不思議感。それらが相まって、時代に取り残されたような自販機コーナーが人を惹きつけるスポットになっているのでしょう。

埼玉ですと、国道17号沿い北上尾の「オートパーラー上尾」、昔終電を寝過ごした時によくお世話になっていた田舎のオアシス(?)栗橋の「オートパーラーまんぷく」、そして2020年5月に閉店となったという17号バイパス沿いの行田の「鉄剣タロー」が有名どころ。まんぷくは、残ってほしいです。

こちらには、トーストサンドとそば・うどん・ラーメン、瓶のコカ・コーラ系飲料の自販機が現役で複数稼働しています。

・・・というだけであれば、ただの懐かしのレトロコーナーですが、驚くべきはその味。普通に考えれば、自販機ですから、味といってもインスタント程度かなと思ってしまうのですが、それを覆すような美味しさなのです。


トーストサンド自販機は、「ツナトースト」と「チーズハムトースト」(200円)。
ラーメン自販機は、「唐揚げ」と「チャーシュー」(300円)


うどんとそば自販機は、「天ぷらうどん」と「天ぷらそば」(250円)
しかも当たり付きというお楽しみもあります

そういえば、これ富士電機製なのですよねぇ・・・


そして、うどん自販機には、「天ぷらうどん」と「ひも川うどん」(250円)
群馬(桐生)名物のひもかわうどんが、格安で食べられます


もちろん選ぶは、「ひも川うどん」
カウントダウンもノスタルジー感を醸し出します


幅広の薄め麺が特徴のひもかわうどん
素うどんか? と焦ってはいけません


かき回せばお椀の下から具材が登場
美味しそうなうどんの完成です



人気メニューは、唐揚げラーメンと地元名物のひも川うどんのようです。具材がグレードアップする当たり付きという面白い趣向もありますし、ただの休憩自販機コーナーにはない楽しさがあり、人気があることも納得です。狭い空間ながら、三密にも配慮されておりますし、利用者の皆さんが間隔を空けたり、外で食べたりとお互いに気をつけているように感じました。

これからの季節に熱いものなんてと思わずに、暑い季節に熱い麺、夏のドライブにいかがですか?

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