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書店に立ち寄られた方でしたら、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、ここ最近でいくつか新しい雑誌が刊行されています。
PEAKS(ピークス)/エイ出版社(880円)
ランドネ/エイ出版社(980円)
山雑誌といえば、「山と渓谷」と「岳人」の二大雑誌と、その別冊のヤマケイJOY、季刊誌・特集、およびそれ以上の方には、SNOWなどの専門誌などのラインナップが思い出されます。それ以外では、ハイキング(新ハイキングあたり?)やアウトドア(BE-P@Lあたり?)などが若干範疇に入る程度でしたが、珍しくも新しい仲間が加わりました。よくよく見てみると、月刊では無いようでして、PEAKSは現在3号目(NO.4は、11月13日発売)、ランドネは、この前No.2が出たばかり(てことは、年2回?)。
読んでみると、レイアウトがいまどきの雑誌なので今までの山系統の雑誌とは違うことはわかりますが、何かが大きく違う気がします。読み進めていくと、そのコンセプトがよくわかってきました。
そう、全体的に若いのです。
山雑誌といえば、なにやら暗め・・・もとい、落ち着いた雰囲気で情緒豊かにというのが定番の内容でしたが、この雑誌は、モデルも連載者もほとんどが30歳代が中心で20~40代のみ。おそらく書いている文章や内容からも、そのターゲット層がいままでの高年齢層ではなく、それよりも低い世代向けであることが非常によくわかる作りでした。
PEAKSは、ウェアのコーディネイト特集なんてのもありますし、山行自体もややハードな若者向けのチャレンジ企画が並びます。
そして、何より文字が小さい(笑)。
ちょっと小さすぎて、自分も読むのが辛いほどですから・・・まさに若者向けなのでしょう(そういうことか?)。
そして、先日最新号が出た『ランドネ』。女子のための「アウトドア・マガジン」という、女性向けアウトドア雑誌のようです。中身は見なかったのですが、コンセプトは同じようなものかと思われます。
近年、若い山ノボラーが増えてきているという話も聞いていますが、それを実感するということは、あまりありませんでした。ベテランの方から見たところで、まだ若造と言える自分達の世代まで含めてしまえば、少しは増えたのかな? とも思えなくもないですが、通常の山歩きでそんなに若い人が押し寄せているかといえば、そんなことはないでしょう。
ただ、山だけではなく、自然やアウトドアに対して積極的な人が増えてきていることに関しては、ハイソな方々が好まれるお一人様雑誌 雑誌の特集や会社や周囲の話でも、よく実感できる傾向ではあります。特に、富士山や高尾山、その他ハイキングが出来るような身近な山だけに限ってみれば、積極的に若い人が進出しているのが見て取れます。
そこから興味の幅を広げようと思った所で、例の二大雑誌の爺む・・・もとい、定年後の楽しみのような記事が並んでしまっては、『自分の向かう先は・・・』と積極的に進んでよいものか思い悩んでしまうかもしれません。『登山』=『渋い趣味』と思われてしまいがちですし、それで敬遠されてしまうのは、ちょっと残念でもあります。
『PEAKS』は、これから山登りをやってみたいと思っている20~30代と、
これまでの登山雑誌になじめない40~50代の人に届けたいメディア
山登りは年輩者というイメージ脱却となるか。
このコンセプトがどれだけの読者を獲得できるのか、今後の山業界を占う意味でも頑張って欲しい所です。すでにどっぷりつかってしまっている山ヤの皆さんは、手に取ることは無いかもしれませんが、これからの山ヤを知る意味でも、書店で見かけたら、さらっとご一読してみてはいかがですか?
※ No.1(春):富士山、No.2(夏):槍・穂高、No.3(秋):八ヶ岳、No.4(冬):屋久島・・・特集は、かなりベタです。ただ、それ以外の記事(今回で言うと、下ノ廊下などもあり)もありますので、初心者だけというわけでもありません。個人的には、長期山行のザックの中をちゃんと見せていたのは、良い内容だと思いましたね。
※ Columbiaの広告「山中ベリーマッチ」って・・・山中さんかと思った。
PEAKS(ピークス)/エイ出版社(880円)
ランドネ/エイ出版社(980円)
山雑誌といえば、「山と渓谷」と「岳人」の二大雑誌と、その別冊のヤマケイJOY、季刊誌・特集、およびそれ以上の方には、SNOWなどの専門誌などのラインナップが思い出されます。それ以外では、ハイキング(新ハイキングあたり?)やアウトドア(BE-P@Lあたり?)などが若干範疇に入る程度でしたが、珍しくも新しい仲間が加わりました。よくよく見てみると、月刊では無いようでして、PEAKSは現在3号目(NO.4は、11月13日発売)、ランドネは、この前No.2が出たばかり(てことは、年2回?)。
読んでみると、レイアウトがいまどきの雑誌なので今までの山系統の雑誌とは違うことはわかりますが、何かが大きく違う気がします。読み進めていくと、そのコンセプトがよくわかってきました。
そう、全体的に若いのです。
山雑誌といえば、なにやら暗め・・・もとい、落ち着いた雰囲気で情緒豊かにというのが定番の内容でしたが、この雑誌は、モデルも連載者もほとんどが30歳代が中心で20~40代のみ。おそらく書いている文章や内容からも、そのターゲット層がいままでの高年齢層ではなく、それよりも低い世代向けであることが非常によくわかる作りでした。
PEAKSは、ウェアのコーディネイト特集なんてのもありますし、山行自体もややハードな若者向けのチャレンジ企画が並びます。
そして、何より文字が小さい(笑)。
ちょっと小さすぎて、自分も読むのが辛いほどですから・・・まさに若者向けなのでしょう(そういうことか?)。
そして、先日最新号が出た『ランドネ』。女子のための「アウトドア・マガジン」という、女性向けアウトドア雑誌のようです。中身は見なかったのですが、コンセプトは同じようなものかと思われます。
近年、若い山ノボラーが増えてきているという話も聞いていますが、それを実感するということは、あまりありませんでした。ベテランの方から見たところで、まだ若造と言える自分達の世代まで含めてしまえば、少しは増えたのかな? とも思えなくもないですが、通常の山歩きでそんなに若い人が押し寄せているかといえば、そんなことはないでしょう。
ただ、山だけではなく、自然やアウトドアに対して積極的な人が増えてきていることに関しては、
そこから興味の幅を広げようと思った所で、例の二大雑誌の爺む・・・もとい、定年後の楽しみのような記事が並んでしまっては、『自分の向かう先は・・・』と積極的に進んでよいものか思い悩んでしまうかもしれません。『登山』=『渋い趣味』と思われてしまいがちですし、それで敬遠されてしまうのは、ちょっと残念でもあります。
『PEAKS』は、これから山登りをやってみたいと思っている20~30代と、
これまでの登山雑誌になじめない40~50代の人に届けたいメディア
山登りは年輩者というイメージ脱却となるか。
このコンセプトがどれだけの読者を獲得できるのか、今後の山業界を占う意味でも頑張って欲しい所です。すでにどっぷりつかってしまっている山ヤの皆さんは、手に取ることは無いかもしれませんが、これからの山ヤを知る意味でも、書店で見かけたら、さらっとご一読してみてはいかがですか?
※ No.1(春):富士山、No.2(夏):槍・穂高、No.3(秋):八ヶ岳、No.4(冬):屋久島・・・特集は、かなりベタです。ただ、それ以外の記事(今回で言うと、下ノ廊下などもあり)もありますので、初心者だけというわけでもありません。個人的には、長期山行のザックの中をちゃんと見せていたのは、良い内容だと思いましたね。
※ Columbiaの広告「山中ベリーマッチ」って・・・山中さんかと思った。
ジョグの途中にあるツタヤで立ち読みしてみます。
そっか、ランドネも最新号が出たのか…
それも立ち読みしなきゃ。
って、全部立ち読みだし(笑
書いた通り、かなり若い内容なので、文章はともかくで見れば、入門編としては、意外に面白いですよ。
ランドネは、ご存じなのですね。あれを読めば、皆さんのトレンドも分かるかも、なんて思ったりもしましたが、それちょっとキモいと思い直して買うのは止めました。山ヤの方が見ても面白いものですか?
って、立ち読みなんですね…。
色んな雑誌が出ているのですね。
『saitei』なんてのも如何でしょうか、編集長
『saitei』は、これから山登りをやってみたいと思っているけどハードな山になじめない20~30代と、やっぱり彩ノ国の魅力はこの年齢だから味わえる40~50代の大人に届けたいメディア
こんな記事を書いていますが、すでに春頃から創刊されていましたから、情報としては遅いのですよね。自分も残念ながら山浦島状態ですから…。
saitei
雑誌名としてのインパクトは、合格ですね(笑)。連載陣も王道からマニアまで、本格派からマニアまで、揃っていますし。ただ、題材の埼玉にフォーカスをあて続けられるかが心配です(ヲイ)。