ぐんま古墳カード

日本人は収集が大好きというのは、昔から言われておりました。
最近の収集ブームとしては、御朱印から始まった〇〇印ブーム。百名城スタンプでは、入場料しか稼げませんでしたが、御城印の認知度が高まりましたので、新たな収入源・・・もとい、旅の思い出として定着しそうです。ただ、既に３７０城オーバーとか、盛り上がり方が半端ないのが心配です。そして、最近、全国の私鉄各線が連携して始めたのが「鉄印帳」。全国の鉄印を集めるという収集大好きな鉄道ファンにうってつけの企画です。しかし、現状、鉄印帳の入手難度が高すぎて、いまだに自分も手に入れられていないのが困りもの(参加する気満々)。

もう一つが、カードです。
こちらは、無償提供が殆どですので、懐具合を気にしなくても良いのが有難いところ。某所の御朱印のように、十二神将全部とかパターン10種(各500円)とか集めている人を悩ますようなことが無いですし。カードで有名なものといえば、筆頭は、ダムカード。巨大建造物への憧れをそのままカードにしたような魅力にあふれた内容になっています。他には、マンホールカードあたりまでが、世間の(少数の)認知度があるものと思われます。他にも探せばいろいろありますが、ここでは割愛。

さて、今回の話は、そのカード系としてキャンペーンが始まった、ぐんま古墳カードの第2弾です。
第2弾ということですので、第1弾は既に行われておりました(昨年 2019年8月3日～)。これを見ると、どの古墳を各地域がアピールしたいかが良く分かりますし、優先的に見ておきたいものが分かって助かります。取得先が各地域の博物館や歴史館のため、各地満遍なく配置されているため、その重要度・知名度は、違いますが・・・。

第1弾 (１２ヶ所)
簗瀬二子塚古墳、保渡田古墳群・八幡塚古墳、観音塚古墳、山上古墳、綿貫観音山古墳、伊勢塚古墳、七輿山古墳、三津屋古墳、総社古墳群・蛇穴山古墳、大室古墳群・前二子古墳、太田天神山古墳、塚廻り古墳群第4号古墳

第2弾 (１２ヶ所)
前橋天神山古墳、宝塔山古墳、大室古墳群・中二子古墳、お富士山古墳、南下E号古墳、軍配山古墳、井出二子山古墳、元島名将軍塚古墳、白石稲荷山古墳、諏訪古墳、女体山古墳、円福寺茶臼山古墳

第一弾はこのような感じ。第二弾もいつか追記するかも。

簗瀬二子塚古墳：安中市、全長80ｍの前方後円墳・国指定史跡
保渡田古墳群・八幡塚古墳：高崎市、二子山古墳・八幡塚古墳・薬師塚古墳といった100m級の前方後円墳を要する古墳群で、4つの中島がくっついているのが特徴的・国指定史跡
観音塚古墳：高崎市、102mの前方後円墳、群馬の石舞台と言われる巨大石室が注目ポイント・国指定史跡
山上古墳：高崎市、小さな円墳ですが上野三碑の一つ山上碑で有名・国の特別史跡
綿貫観音山古墳：高崎市、以前記事にした通り出土品が国宝指定予定・国指定史跡
伊勢塚古墳：藤岡市、円墳or八角墳と言われる小規模な古墳ですが内側の石室の美しさは必見・県指定史跡
七輿山古墳：藤岡市、145mの前方後円墳で桜の名所・国指定史跡
三津屋古墳：北群馬郡吉岡町、八角形墳でおおむね復元古墳・県指定史跡
総社古墳群・蛇穴山古墳：前橋市、現存6基の古墳を有する古墳群内の一つ、古墳初心者の頃に訪問した際にポッカリ空いた入口に不思議な感覚・国指定史跡
大室古墳群・前二子古墳：前橋市、去年からネーミングライツで日本キャンパックが付いた大室公園内にある古墳群、玄室が大きくてびっくり・国指定史跡
太田天神山古墳：太田市、全長210mという東日本最大規模の前方後円墳ですがすっかり森の中・国指定史跡
塚廻り古墳群第4号古墳：太田市、現在古墳公園として整備・復元されており埴輪が並ぶ・県指定史跡


そして、キャンペーン開始の8月1日は土曜日でした。
偶然、群馬の地にいて、偶然、近くだった当該古墳の一つに立ち寄りました。いや偶然です。
そうそう、ぐんま古墳カードのカード入手方法は、「写真を撮って集める」ことが条件でして、「古墳とカードを入手したい人が一緒に写るように撮影」という、配布先に行くだけでなく、現地に見に行くことが必要になります。古墳全体が写らない場合、古墳の一部や立て看板などと一緒に撮影することでOKなようです。折角来たので試しに撮影を慣行したのですが・・・いゃぁぁぁ、「古墳とおじさん」のツーショット・・・これはキツイ。自撮りという文化に触れてこなかったためか、最近の外出自粛という言い訳からにじみ出る運動不足のせいか、自分でも撮った写真を見て即消しをしてしまうレベルで怖い内容が撮れていました。これを見ず知らずな方に見せるだなんて・・・無理です、ギブアップです。

こういったことを天秤にかけてでも趣味のためと優先できる人の心の強さを尊敬します。いやはや。