ダイヤ改正

久し振りに帰宅が遅くなった年度末の平日のこと。
元々少ない本数に輪をかけて少なくなるローカル線に乗って埼玉の田舎に帰るわけですが、勝手知ったる発車時間が変更されていることを知りました。そういえば、春のダイヤ改正の季節となったのかと、今更ながら思い至りましたが、時間にして数分の違い。何か大きく影響があるわけでもありませんし、むしろ電車時間の間隔としては、丁度よい感じになりますので、まぁ良い改定なのではと思ったのでした。

その電車に乗り、自分の駅に近付く頃になって、何となく嫌な予感がしてきます。何か大事なことを見落としている感覚。もしかすると…という気持ちが何なのか、駅に到着する頃になってようやくあることに気が付いたのです。
ドアが開くなり、あわてて改札に向けて走り出します。体力不足の身体に鞭打って、階段を駆け上がり、ロータリーに出てから再び走り出そうとした・・・その目の前をバスが走り去っていったのでした。

そう。列車のダイヤ改正による数分の時間変更が、これまた深夜のため本数が激減しているバスの発車時間と被ってしまったのです。見れば列車の到着時刻とバスの発車時刻が同じ時間となってしまっていますので、どう頑張っても間に合いません。しかも相手は、最終バスであろうと、乗客が走って来ているのが見えているのに時間通りに走り去る運行時間命のバス会社。まるで乗客を乗せたくないかのように逃げ去っていく姿は、
「もうちょっとでしたね、残念でした」
と何だか意地悪をされている気分にもなる位に・・・仕事に忠実なのですけどね。

時刻表を見るまでもありませんが、次の最終バスは、あと30分後。数本後の最終電車に乗っても、帰宅時間は同じになる計算です。
4月に改定する様子も無いようなので、しばらくは、この間の悪いバス時刻と付き合っていかなければならないようです。列車との連結が重要な駅からのバスですから、もう少し考えて頂きたいなと、余った時間をコンビニに立ち寄って、無駄なものをついつい買いつつ思ったのでした。