京都に行った際、特産品という焼鯖寿司を購入しました。
食べようと思ったところで、原材料名に「さば (ノルウェー産)」と書いてあるのが見えてしまいました。
ノルウェー産の鯖は、実が大きくて脂肪分が豊富、焼鯖に使うには非常に適していて美味しいとのこと。そんな知識を得てしまいましたが・・・確かに美味しかったです。お米が丹後産なので地のものとして成立しているのかもしれませんが、少しもやっとした気分が残りました。
とはいえ、お土産を見ていると分かりますが、地元名産品といいながら他国の原材料を使っていることは結構多いです。地元産の場合は、それを強調して表記していることの方が多いので、「国産」と書いてあったとしても、それが地元産である可能性は低かったりもします。漬物などは、特にその傾向が強く、例えば野沢菜などは、もう地元産は貴重な存在であったりもします。素材ではなく、作る技術や味が売りという考え方になるのかと思うのですが、旅行先のお土産として考えると、これまたもやっとしてしまいます。
ただ、とにかく何でも地のものを使えばよいという訳でもないというのも分かります。料金が高かったり、金額に合わせたためか量が少なかったりと、購入者側が躊躇するものになっていることも少なくありません。他よりも高くなってしまうのは致し方ないとしても、地元産という付加価値をどう買い手側に納得させるかも重要なことになってくるかと思います。
安ければ良いという時代は終わり、今は、良いものは高くてもいいということが受け入れられてきましたので、地元素材にこだわる方も、そこは割り切ってより良い素材を選ぶ方も、買いたくなるお土産となることを期待しています。
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