彩人~irodori_bito~ の ひとりごと

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学費と奨学金を考える

2017-12-11 09:15:30 | 私の学び 講演会・セミナー・本
9日(土)は、中京大学へ講演会を聞きに行っていきました。


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愛知県 学費と奨学金を考える会 主催


中京大学は久しぶりです。

何年か前に講座を受けていました。

その頃は、地下鉄を降りてからいろんなお店の前を通って坂道をゆるゆると登って数分歩いて、、、

だったのに、今は5番出口直結!

いつのまに!

時代に取り残された感が



会場は学生さんでいっぱい!
一般向けだと思ってたけど違ったのね。


最初は弁護士の宇都宮氏の講演。

「広がる貧困・格差と教育問題について」

日本は、弱者に冷たすぎる!

非正規労働者、過労死、自殺、生活保護、貯蓄ゼロ、待機児童、給食費未払い、医療難民、奨学金地獄…

それらが、「自己責任」で片付けられてしまうのは、本当はおかしな話なのだ。

どこかで私もそう思っているところがあった。


でも、一生懸命働いて、それで体を壊して、そのために働けなくなり、貧困に陥ってしまう

ってことは誰にでもあり得ること。

でも自分でなんとかしなきゃいけないって思わされてる。

そう!思わされてるだけなんです。


そもそもなんで大学に通うのにこんなにお金が要るの!?

他の先進国の多くは無償なんだって

限定的に無償化にする考えはあるようだけど、

全員皆無償化にしないと意味ないよね!

社会に「分断」が起きてしまうから。


奨学金を受けている学生さんの声の中に

バイトをするために授業の履修を調整している

常に学費の心配

もし結婚相手も奨学金の返済がある人だったら…将来の不安

バイトに追われる毎日

安い賃金でバイトさせられ、「社会経験させてあげてる」と抑圧され、辛い・しんどいが言えない状況

などなど。

みんなガマンしてる。

もう学生さん達にこんな思いさせたくない。



本来、健康に暮らせる権利、教育を受ける権利は誰にでも保障されているもの。

その責任を負っているのは国です。政府です。行政です。

こちらから出向いて手続きしに行かないと、なんの保証も受けられない。

出向いて行っても情報を出し惜しみする、教えない。

そんなのおかしいよね


自己責任論

いつのまにか定着したこの概念。

責任の所在をあやふやにしている。

国は、しめしめと思ってるんだよ。


あー、何も知らない自分も情けないけど、

こういうこともっともっと学校で教えるべきですね。


6年前に、「奨学金制度おかしいよね」って声を上げた学生さん、天晴れです


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