撮影日2019年10月20日
前回紹介した山形県酒田市の旧遊廓街に建つ旧「松山屋」。明治29年に建てられた「松山旅館」前々回からのつづきです。
宿のご主人が「花魁の間」と読んでいた2階の部屋を見せてもらいました。
↓1階廊下から左側の階段を登ると…
↓階段を登った辺り。年季の入った手摺りと階段。
↓入口には屋根が付いていて格式が高い事を表しています。
↓あっ、右側のガラスがズレてる…
↓入ると大広間の様な感じ。かつては柱の横に襖があり、この空間が更に仕切られていたと思われる造り。
↓中央奥に遊廓番付があるのですが、撮り忘れました(;´д`)
↓別の角度から撮影。右側奥が入口。
↓部屋からは中庭が見えます。
↓入って左側に2つ部屋がありました。
↓部屋の名前と定員数が書いてあるので、3部屋に分かれていた様です。でも部屋の中に部屋…?
↓奥の狭い部屋は薄暗い布団部屋になっていました。
↓部屋の入口前にある謎の応接間セット。
↓
↓上には油絵でしょうか?
↓入口前の階段から部屋を撮影。
↓階段を登った所の窓からは、屋根伝いに更に部屋らしき建物。土壁が見えていて、少し崩れている様です。前に紹介した中二階の奥の閉ざされた廊下の先にある部屋でしょうか…
まだまだ謎の多い松山旅館。ご主人が言っていた閉ざされた廊下の奥にある部屋が気になりますが、今回紹介した以外にご主人が案内してくれた仏間の奥の部屋、この旅館(遊廓)を経営し勧進元をしていた祖母の人形など貴重な物をたくさん見せて頂きました。
撮影日2019年10月20日
参考文献
「遊郭に泊まる」著者 関根虎洸
「全国遊廓案内」日本遊覧社
「赤線跡を歩く」著者 木村聡