遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

三春町に残る古い公安プレート(福島県)

2021-03-18 01:23:00 | 日記
探訪日2016年8月7日
※数年前の古い画像になります。

ぬる湯旅館を後にして福島県三春町の遊廓跡を探訪する前に近くの八幡町から中町付近を散策しました。

八幡町の交差点に古い食堂が2軒。
「会津屋食堂」と「小滝食堂」

「会津屋食堂」ラーメン・定食・もつ煮・冷麺…メニューが見えます。食べログを見るとレトロなタイル張りのカウンターの画像が見られます。

「小滝食堂」の方は暖簾が出てない様なので、この日はお休み?2階部分の手摺の造りを見るとかつては上にお座敷があった様に見えます。

下のタイル張りがレトロでいいなぁ…と店舗脇をウロウロ(あやしい不審者)撮影していると…

古い公安のプレートを発見しました。
風俗営業「料理店」福島県公安委員会

食堂から近かったと思うのですが、地元で言う通称「親不孝通り」と呼ばれている場所があるそうで…昔はどこにでもありましたね…

スナック店舗が並んでいる通り。

コチラの店舗の壁は落書き…?店主の手書きアート?

タイルを張り巡らせた斜めの入り口がお洒落。現役です。

反対側から撮影。

古い医院の建物。

288号線沿いには古い商家の様な建物や蔵が残っています。
中町付近の店舗。


コチラは中町にある蔵を利用した店舗。
夏の福島は暑い…まだまだ見所があるのですが、メインの遊廓跡へ急がねば…


探訪日2016年8月7日
※数年前の古い画像になります。





三春町『ぬる湯旅館』(福島県)

2021-03-14 01:10:00 | 日記
探訪日2016年8月7日
※数年前の古い画像になります。

コチラの旅館は福島県三春町の遊廓跡を探訪する際に宿泊させていただきました。

ぬる湯旅館は、銭湯として明治42年に創業。
現在銭湯として営業している建物は、昭和2年に建築されたレンガ造り。

コチラが旧館の木造の建物。

手摺部分に「ヌルユ」の透かし彫りの文字。

銭湯側の入り口は磨硝子と色硝子の組み合わせ。遊廓を思わせる素敵な造り。
手前が女湯になっています。
煉瓦の壁にアーチ型の入り口が素敵。

番頭さんは右側の座敷でテレビを鑑賞中でした。

入り口上部の磨硝子にはレトロなフォントの「薬湯」文字。

木造の旧館部分の内部へ…

斜めに造られた朱塗り枠のガラス戸がレトロで素敵。

階段横に大きな姿見。

古いタイプの下駄箱

旧館内部から見た銭湯入り口

旧館2階部分からの階段

旧館2階の廊下。コチラは経営者ご家族の住居スペースにもなっているので撮影許可を頂いています。

宿泊した本館から旧館への繋ぎ部分

このタイプ栓は初めて見ました。

女湯浴槽

煉瓦の壁に手書きの「ぬる湯」の文字
向かいには蔵の扉
銭湯入り口の上に表示されている古い3桁の電話番号

旧字体で書かれた古い営業許可プレート

銭湯の煙突

旧館と本館の間に井戸がありました。



福島県田村郡三春町字八幡町55
撮影日2016年8月7日

この日の福島県三春町の最高気温35℃!ぬる湯旅館撮影時は午前中でしたが既に汗だく!これから町内を通り、急な坂の上にある三春町遊廓跡へ…













古い町並みを歩く佐滝本店・別邸

2021-03-13 21:03:00 | 日記
探訪日2018年10月28日
※数年前の画像です。

前回の遊廓探訪から今回は三戸町に残る
『佐滝本店』大正15年(1926)落成

佐滝本店は酒類雑貨商として明治19年創業。大正12年の八日町大火により消失。後、耐火性の強い鉄筋コンクリート造り(三戸で初)に再建。

設計・施工は洋風建築で多くの実績を持つ堀江組(弘前市)が行う。奥に見える別邸も同じく。

敷地内の佐藤家の建物を含む4件の建物が国登録文化財になっています。

奥の敷地内の家主さんに許可を頂き、奥の建物と別邸を見せて頂きました。

コチラの別邸は当時ドイツで流行していた建築様式ユーゲントシュティールを基にしているそう…と言う事はアール・ヌーボーからの潮流。
八角形3階建てドーム屋根の望楼…東北の大正期の洋風建築を色々見て来ましたが、ここまで凝ったお洒落なデザインは初めてかもしれません。

右側が洋風建築、左側が数寄屋造りの和洋折衷の建物。木造モルタル3階建て。

庭園も素晴らしい。


洋風部分の玄関。石柱も八角形に見えます。
縦長の窓とステンドグラスが特徴的です。

ステンドグラス窓

ステンドグラスのアップ


敷地内の奥に蔵も見えます。

別邸も本店焼失をうけて本店再建と平行して竣工。
佐滝本店の奥に繋がる建物。

探訪日2018年10月28日





古い町並みを歩く三戸町(青森県)

2021-03-13 20:54:00 | 日記

探訪日2018年10月28日
※数年前の画像です。

前回の遊廓探訪から今回は三戸町に残る古い建物を探して…

旧富田歯科医院の建物。元々は旧第九十銀行三戸支店として建てられた物で大正期の建築の様です。

ドーム型の屋根に旧字体で「富田修歯科医院」の文字が見えます。実は岩手県に「水沢信用金庫前沢支店」という同じ形の支店舗があったのですが、取り壊され現存していません。
「昔しまち、なつかし町」さんのブログに「旧水沢信用金庫前沢支店」の貴重な画像が紹介されています。↓↓

4本の太い石柱と円形ドーム屋根の玄関ポーチがお洒落です。

横の長い窓も大正期の硝子でしょうか?
コンクリートの内側の窓枠が木製なので当時のままと思われます。
奥行きを見ると全体的に正方形の建物の様です。
照井鮮魚店の建物。

照井鮮魚店、よく見ると店前の木の椅子がお魚の形になっています。

店舗内も撮影して見たかったのですが、誰もいらっしゃらない様なので断念…
暖簾奥に少しレトロな店内がチラリ。

コチラは元煙草店のカウンターの様です。下のタイルと「SUPER LARK」の看板がレトロ。

お花屋さんの店舗

梱包資材「松仁」

「11匹のねこ」で有名な絵本作家「馬場のぼる」さんの出身地でもあります。


探訪日2018年10月28日