遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

古い町並みを歩く佐滝本店・別邸

2021-03-13 21:03:00 | 日記
探訪日2018年10月28日
※数年前の画像です。

前回の遊廓探訪から今回は三戸町に残る
『佐滝本店』大正15年(1926)落成

佐滝本店は酒類雑貨商として明治19年創業。大正12年の八日町大火により消失。後、耐火性の強い鉄筋コンクリート造り(三戸で初)に再建。

設計・施工は洋風建築で多くの実績を持つ堀江組(弘前市)が行う。奥に見える別邸も同じく。

敷地内の佐藤家の建物を含む4件の建物が国登録文化財になっています。

奥の敷地内の家主さんに許可を頂き、奥の建物と別邸を見せて頂きました。

コチラの別邸は当時ドイツで流行していた建築様式ユーゲントシュティールを基にしているそう…と言う事はアール・ヌーボーからの潮流。
八角形3階建てドーム屋根の望楼…東北の大正期の洋風建築を色々見て来ましたが、ここまで凝ったお洒落なデザインは初めてかもしれません。

右側が洋風建築、左側が数寄屋造りの和洋折衷の建物。木造モルタル3階建て。

庭園も素晴らしい。


洋風部分の玄関。石柱も八角形に見えます。
縦長の窓とステンドグラスが特徴的です。

ステンドグラス窓

ステンドグラスのアップ


敷地内の奥に蔵も見えます。

別邸も本店焼失をうけて本店再建と平行して竣工。
佐滝本店の奥に繋がる建物。

探訪日2018年10月28日





古い町並みを歩く三戸町(青森県)

2021-03-13 20:54:00 | 日記

探訪日2018年10月28日
※数年前の画像です。

前回の遊廓探訪から今回は三戸町に残る古い建物を探して…

旧富田歯科医院の建物。元々は旧第九十銀行三戸支店として建てられた物で大正期の建築の様です。

ドーム型の屋根に旧字体で「富田修歯科医院」の文字が見えます。実は岩手県に「水沢信用金庫前沢支店」という同じ形の支店舗があったのですが、取り壊され現存していません。
「昔しまち、なつかし町」さんのブログに「旧水沢信用金庫前沢支店」の貴重な画像が紹介されています。↓↓

4本の太い石柱と円形ドーム屋根の玄関ポーチがお洒落です。

横の長い窓も大正期の硝子でしょうか?
コンクリートの内側の窓枠が木製なので当時のままと思われます。
奥行きを見ると全体的に正方形の建物の様です。
照井鮮魚店の建物。

照井鮮魚店、よく見ると店前の木の椅子がお魚の形になっています。

店舗内も撮影して見たかったのですが、誰もいらっしゃらない様なので断念…
暖簾奥に少しレトロな店内がチラリ。

コチラは元煙草店のカウンターの様です。下のタイルと「SUPER LARK」の看板がレトロ。

お花屋さんの店舗

梱包資材「松仁」

「11匹のねこ」で有名な絵本作家「馬場のぼる」さんの出身地でもあります。


探訪日2018年10月28日