探訪日2018年10月28日
※数年前の画像です。
前回の遊廓探訪から今回は三戸町に残る
『佐滝本店』大正15年(1926)落成
佐滝本店は酒類雑貨商として明治19年創業。大正12年の八日町大火により消失。後、耐火性の強い鉄筋コンクリート造り(三戸で初)に再建。
設計・施工は洋風建築で多くの実績を持つ堀江組(弘前市)が行う。奥に見える別邸も同じく。
敷地内の佐藤家の建物を含む4件の建物が国登録文化財になっています。
奥の敷地内の家主さんに許可を頂き、奥の建物と別邸を見せて頂きました。
コチラの別邸は当時ドイツで流行していた建築様式ユーゲントシュティールを基にしているそう…と言う事はアール・ヌーボーからの潮流。
八角形3階建てドーム屋根の望楼…東北の大正期の洋風建築を色々見て来ましたが、ここまで凝ったお洒落なデザインは初めてかもしれません。
右側が洋風建築、左側が数寄屋造りの和洋折衷の建物。木造モルタル3階建て。
庭園も素晴らしい。
洋風部分の玄関。石柱も八角形に見えます。
縦長の窓とステンドグラスが特徴的です。
ステンドグラス窓
ステンドグラスのアップ
敷地内の奥に蔵も見えます。
別邸も本店焼失をうけて本店再建と平行して竣工。
佐滝本店の奥に繋がる建物。
探訪日2018年10月28日