遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

遊廓に泊まる『松山旅館』①

2020-06-10 01:40:00 | 日記

撮影日2019年10月20日

前回紹介した山形県酒田市の旧遊廓街に建つ旧「松山屋」。明治29年に建てられた「松山旅館」に泊まってきました。
実は10年ほど前から気になっていて泊まりたかった旅館…

昭和5年発行の『全國遊廓案内』にも松山旅館の屋号『松山屋』の名前が確認できます。
↓玄関。

↓左側にかつての帳場があります。

↓1階から中二階に上がる階段に丸窓があります。

↓コチラが今回宿泊した部屋。二間続きになっていて広いです。





↓「遊郭に泊まる」著者 関根虎洸 によると
「かつて横綱も泊まった一番の部屋」と紹介されています。

↓部屋の天井は珍しい『卍張り天井』初めて見ました。
↓一部に「釘隠し」も使われていました。

↓欄間の竹細工も天井に合わせたデザインになっています。

↓右隣にもお部屋がありそうです。



↓四畳半ぐらぃの一人部屋の様です。

↓中二階の部屋を繋ぐ外側廊下。ここは一枚板が使われいるそうです。

↓宿泊した部屋の奥にも廊下が続いています…部屋がありそうです。

↓奥の部屋へ…

↓8畳ぐらぃの部屋

↓この欄間からすると「松の間」でしょうか?

↓この「松の間」と思われる部屋は角部屋ですが、外側の廊下は荷物置きになっていて…

↓角を曲がった奥を覗いて見ると、薄暗い廊下が続いている様でした。奥はマットレスの様な物で塞がれていますが。ご主人の話によると、まだ奥に部屋があるそうです。

↑先に進みたかったのですが、色々と恐いので断念…
↓オマケ画像は旅館に向かう途中で、早くも購入したお土産。お腹が空いてました(^_^;)
コチラの松山旅館、まだまだ部屋がありそうです…

撮影日2019年10月20日

次回②へ続く…

参考文献
「遊郭に泊まる」著者 関根虎洸
「全国遊廓案内」日本遊覧社
「赤線跡を歩く」著者 木村聡


最新の画像もっと見る

コメントを投稿