遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

山形県酒田市『旧新町』界隈の散策。

2020-08-09 04:33:00 | 日記
撮影日2019年10月20日(再訪)

前回紹介した山形県酒田市の旧遊廓街に建つ松山旅館に宿泊した翌日、遊廓があったメイン通り以外の周辺も散策してみました。

↓日和山公園から西北側に降りる坂道。
「赤線跡を歩く」完結編と同じ位置から撮影。この坂道を下りきった所に、新地遊廓入口を示す「酒田遊廓」と彫られた石柱が一対立っていたそうです。

↓「赤線跡を歩く」完結編にも紹介されている坂の下のお宅に建つ「ビルの様な蔵」
上に手摺が見えるので屋上があるみたいです。10年前に撮り忘れた建物…(>_<")

↓横から見ると外階段の様な跡が見えます。

↓蔵の壁には大きなガラス玉の様な物が埋め込まれています。明かり取りの様なガラス窓にも見えます。

↓ビルに見えますが横に廻ると内側格子の観音開きの蔵窓が確認出来ました。

↓手前が蔵の所有者と思われるお宅。2階の繊細な格子に瓦屋根が立派な建物です。
↓高い塀に囲まれています。
鬼板に兎の毛通しのある玄関

↓同じ通り。「赤線跡を歩く」完結編にも紹介されていた老舗料亭も一軒だけ営業していました。
割烹料亭「よしのや」

↓更に周りを散策していると…緑に包まれた(飲み込まれた?)ジブリ作品風の建物を発見。

↓入口にはトリコロールカラーの柱…理髪店と思われます…?右側は角材?

↓本来2本あったと思われますが、通り側の柱に車がぶつかって折れてしまったのでしょうか…角材で補強?した感じです(笑)

↓レトロな細かいタイル張り。

↓入口の隣はお客様駐車場(手書き)です。

↓松山旅館の一本裏の通りにある「日和山ホテル」築50年以上を越える古い宿らしいです。


↓宿の紹介では「酒田湊の隠れ家、モダンジャズが流れる小洒落た宿」とか。口コミも良いみたいです(*´ω`*)

↓店舗跡の様な2階建ての建物。

↓斜め入口に石垣風の外壁。割烹料亭跡でしょうか?

↓更に散策を続けると、奥まった所に民家と思われるL字型の素敵な建物を発見。

昭和30年発行の「全国女性街ガイド」によると『西鶴の一代男にも(中略)したためてあるように、その頃の「風の街」さか田は新潟にも並ぶ色の港として(盛)をきわめていた。その後身の酒田市は芸妓七十、酌婦五十、共にあり合せもの。日和山公園下のあちらこちら。』と紹介しています。

撮影日2019年10月20日(再訪)












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