4月29日 20番札所 鶴林寺~21番札所 太龍寺 またしても山登りで大雨。
小雨のち大雨と強風、のち曇り。5:30起床・荷造り・食事→7:10発→7:25出発点
道の駅→8:00出発→10:00⑳番札所 鶴林寺(雨風強く道は石や木の根)10:55→12:
05水井橋(県道19号)→13:30細野橋→14:05Kさんの車に同乗しロープウェイ下
→14:30ロープウェイで山頂、㉑番札所 太龍寺→15:40ロープウェイ下→16:00Kちゃ
ん宅でお接待17:15→17:20民宿山茶花泊
昨日の腰痛が回復せず朝から憂鬱な気分。本日は20番鶴林寺、21番太龍寺と2つの
山寺遍路の日というのに朝から雨でますます憂鬱な気分。リタイアも頭をかすめる。
Kさんに電話を入れとりあえず20番の鶴林寺まで、遍路道の山道は避けて車道を登
り、寺でエスケープの相談をするかもしれないと電話する。Kさんは『この雨風やか
ら無理をしないように』言ってくれるが。車道を登りだして“正解”だった。すぐに雨
脚が強くなり簡易舗装道には川のように雨水が流れる。しばらく上ると尾根筋にはか
なりの速さで雲が飛んでいく。昨日同宿だった女性の遍路さん遍路道を行ったが難儀
していないだろうかと思ったが、どうしようもない。ただ、分からないことに自身の
腰痛がほとんど感じなくなり、むしろ快調になってきていることに気付いた。ピッチ
も上がり姿勢もしゃきっとしてきている。快調に気づき『何だったんだろう?』『本
気度や精進とかが試されたのだろうか?』などいろいろ思いめぐらす。快調に気をよ
くして山頂の寺までの八丁石からは遍路道に入った。やはり石畳など濡れていなけれ
ば快適な道なのだろうけど、案の定滑って危ない。風が大木を大きく動かし折れ枝な
ども危ない。とにかく3時間目算のところ、2時間で登り切った。
鶴林寺のお参りの後、納経所で太龍寺の様子を聞くと、今のところロープウェイも動
いているけれど、停止するかもしれないとのこと。そうなると本日不可ということに
なってしまいそう。いろいろケースを考えつつ県道を下り、鶴峠からは登ってきた県
道との逆を下っていく。少し行くと阿南市の看板が出ていて市境を超えたことが分か
る。歩く方は登山口の反対側への下山も65分とますます快調。そうなると下山地点の
水井(すいい)から対岸の21番札所 太龍寺まで遍路道を歩いて登ろう、といった“本
能”のようなのもが湧いてくる。しかしここは冷静に。『今回の目的は登山ではな
い。登山靴でもないし、装備もしていないし、非常食もなく、Tシャツ一枚とポンチ
ョだけ。動けなくなって雨に降られて、この季節でも低体温で命を失う、といった事
故は全く珍しい遭難でも何でもない。』と気を取り直し、県道19号の舗装道路を、ロ
ープウェイ乗り場へと向かった。1時間強ほど歩いていると、ロープウェイ乗り場で
待っていてくれているはずのKさんから電話があり、『水井で待っていたが先にいる
のならそちらへ向かう』とのこと。15分ほど細野橋で待っているとKさんがやってき
た。Kさんの車に乗せてもらい、30分ほどで、太龍寺ロープウェイ乗り場着。間引き
運転のロープウェイのお世話になり、太龍寺にお参りした。20年前は麓に自転車を止
めて歩いて登ったが、当時よりずいぶんと境内も整備されている感じがする。鶴林寺
は逆に遍路道は整備されてきているが、寺は昔のまま、といった感じだったけれど。
お参りの後、雨も小止みになってきて、Kさんも同窓で職場も同じだった、22番札
所 平等寺近くに居を構えるKちゃん宅へ向かい旧交を深めた。Kちゃんにも、初めて
お会いするパートナーさんともども、心のこもったお接待をして頂いた。相変わらず
一言居士で物事の本質に迫る論調は健在。KちゃんとパートナーさんとKさんと4名で
楽しく談笑後22番札所 平等寺隣の民宿 山茶花へ向かった。
明日は、修行の道場 徳島県最後の23番札所 薬王寺を経て、いよいよ 修業の道場 高知
県へと移動する。
(本日距離、24.1km 歩数、25,518歩 歩行距離19.19km)
(鶴林寺七丁からの遍路道)
(鶴林寺山門)
(鶴林寺納経所の前)
(鶴林寺から下り、阿南市に入る)
(太龍寺ロープウェイから麓を見る)
(太龍寺は整備された山寺。静寂な境内)
(本日の民宿山茶花さんの夕食)
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