学生軟式野球全力応援! のブログ

学生軟式(高校、大学)を中心としたブログ。主に記録等を載せていきたいと思います。不定期更新です。

新聞では取り上げない白鷗足利軟式野球部―3前編

2016-05-16 23:42:15 | 高校軟式野球

【鈴木駿介】
・白鷗足利高校軟式野球部前主将
・選手をまとめる役目として、現役を退いた後も後輩の相談役になっている。
・野球の知識にたけていて、僕自身本当に助かる場面が多々ありました。


そんな彼も、苦労してきた一人。

1年の春から捕手としてレギュラーを経験してきた彼。
正直付いていくだけで精いっぱいだったそうです。

2年の春に、色んな事を考えすぎて不振に陥り、レギュラーを落とされたそうです。


2年の夏が終わり、新チームが始動します。
その時に、監督やチームメイトから打診され、主将に立候補し、
そこから主将生活が始まったそうです。




「何をしていいのかも分からず、野球どころではなかった。」



本人のコメントです。

そんな中、監督からの指示を淡々と守ったそうです。

投手に近い位置にいてくれとのことで、ショート、ファーストを守り、
時には外野をこなす日々。

ただ、結果は全く残せなく、練習試合でベンチでの日々が続く。
そして、球審を務めたこともあったそうです。


○樋口先生が、鈴木前主将に与えたこと

【森を見て一本の木を見る】

ベンチから選手を観て、グラウンドの色んなところから選手を観て、

時に審判を務めて全選手の動きを観る。

自分の立ち位置は?

自然と分かってきたそうです。



秋の大会直前、もらった背番号は2大会ぶりの「1桁」。


・・・・かなり重みを感じました(鈴木前主将)


その重みは、ポイントで結果を残すことで消されていったみたいです。


・・・・ここで決めなければ次はない。


そのポイントが自然と分かるようになったと聞きます。

そこから、練習試合で結果が残ってくるようになり、

レギュラーを獲得したんだという実感が沸くようになったそうです。



投手の近くで何を学んだか。

外野になって、何を学んだか。

球審になって何を学んだか。

ベンチ外で何を学んだか。



黙々とこなし、観ていった結果が、

昨年の彼の姿だったと思います。

それが故、しっかりと観ることが出来、

指示することが出来たのではないかと思います。



樋口先生は、ただ、鈴木前主将に指示をだしたわけではなく、

意味のあることを与えてくれた。

それに気が付いたから、今の彼があるのだと思います。



【後編に続く】












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