学生軟式野球全力応援! のブログ

学生軟式(高校、大学)を中心としたブログ。主に記録等を載せていきたいと思います。不定期更新です。

新聞では取り上げない白鷗足利軟式野球部―3後編

2016-05-17 00:18:49 | 高校軟式野球
ここからは、鈴木前主将のコメントをそのまま載せます。




主将というポジションはまずチームをまとめなくてはいけません。

主将が元気がなければチームも元気がないし、とにかく思いっきり元気にプレーをしてないと特に主将は務まらないなと思いました。

どんなに忙しくても人より倍の練習をしなければ結果も出ません。

プレーで見せれば必ずチームは引っ張れます。

とにかく元気にやること。

苦しいときこそキャプテンは辛い顔せずチームを助けるプレーやガッツを見せること。

そしてチーム全員で意味のあるミーティングが必要だと思います。

全員の目的意識が高ければ自然と練習も濃いものになります。

作新学院の半田選手を見たときに昔の自分被るなと先日思いました。

半田選手も1年春から出ていてとても魅力的な選手だな思ってました。

でも前より積極的なプレーがなく魅力を感じなかったのでこのような文をうちました。

主将というポジションを経験したので是非これもこれからやる人に伝えてもらえたらなと思います。





作新学院の半田主将にも宛てております。

この間の試合を観に来ております。

その時に感じたことだと思います。


これは、野球部全主将に当てはまるのではないかと感じております。

彼の文章をかなり見ておりますが、鋭いところを突き、

強さを感じます。



僕自身も目指していることなのですが、

「ブレない」心。

これは、大切だと思っております。

高校軟式野球は、追求すれば追求するほど面白味を分かってくる。

僕自身、軟式野球を追って2年目に突入しています。

でも、研究心だけは忘れず追っていきたいと思っております。

軟式野球も、日々成長しております。

その結果、限界値まで来ている結果が、1-0というスコアなんだと思います。

ここから、どういうプレーをしていくのか。

それが上に行くチームの業なんだと思います。
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新聞では取り上げない白鷗足利軟式野球部―3前編

2016-05-16 23:42:15 | 高校軟式野球

【鈴木駿介】
・白鷗足利高校軟式野球部前主将
・選手をまとめる役目として、現役を退いた後も後輩の相談役になっている。
・野球の知識にたけていて、僕自身本当に助かる場面が多々ありました。


そんな彼も、苦労してきた一人。

1年の春から捕手としてレギュラーを経験してきた彼。
正直付いていくだけで精いっぱいだったそうです。

2年の春に、色んな事を考えすぎて不振に陥り、レギュラーを落とされたそうです。


2年の夏が終わり、新チームが始動します。
その時に、監督やチームメイトから打診され、主将に立候補し、
そこから主将生活が始まったそうです。




「何をしていいのかも分からず、野球どころではなかった。」



本人のコメントです。

そんな中、監督からの指示を淡々と守ったそうです。

投手に近い位置にいてくれとのことで、ショート、ファーストを守り、
時には外野をこなす日々。

ただ、結果は全く残せなく、練習試合でベンチでの日々が続く。
そして、球審を務めたこともあったそうです。


○樋口先生が、鈴木前主将に与えたこと

【森を見て一本の木を見る】

ベンチから選手を観て、グラウンドの色んなところから選手を観て、

時に審判を務めて全選手の動きを観る。

自分の立ち位置は?

自然と分かってきたそうです。



秋の大会直前、もらった背番号は2大会ぶりの「1桁」。


・・・・かなり重みを感じました(鈴木前主将)


その重みは、ポイントで結果を残すことで消されていったみたいです。


・・・・ここで決めなければ次はない。


そのポイントが自然と分かるようになったと聞きます。

そこから、練習試合で結果が残ってくるようになり、

レギュラーを獲得したんだという実感が沸くようになったそうです。



投手の近くで何を学んだか。

外野になって、何を学んだか。

球審になって何を学んだか。

ベンチ外で何を学んだか。



黙々とこなし、観ていった結果が、

昨年の彼の姿だったと思います。

それが故、しっかりと観ることが出来、

指示することが出来たのではないかと思います。



樋口先生は、ただ、鈴木前主将に指示をだしたわけではなく、

意味のあることを与えてくれた。

それに気が付いたから、今の彼があるのだと思います。



【後編に続く】












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新聞では取り上げない白鷗足利軟式野球部②

2016-05-12 11:36:59 | 高校軟式野球
前主将、鈴木駿介くんから。
~~あの時、言えなかったこと~~

【ケガに苦しみながらも陰で努力するエース】

石塚洸志
・白鷗足利軟式野球部卒
・左投げ左打ち
・昨年までの背番号『1』
・硬式を途中まで続け、その後軟式へ移る。



昨年春。大会直前で股関節と腰を痛めてしまった彼。

思うようなピッチングを出来ていなかったのである。

ただ、その状況下、練習試合で130km後半を出していたと言われている。

昨年2冠を制した作新学院でも十分通用するピッチングを彼は持っていた。

僕自身、軽々そうに投げる姿を、昨年春と夏に見ている記憶があります。

120後半~130前半だった気がしますが、それでもいいピッチングを文星、作新戦で披露してました。

5回を石塚くん、残りを湯澤くんに託し、打倒作新学院を目指していた。




その彼が、頑張れた裏には、陰での努力。これがあるそうです。

誰にも言わなかったこと。




白鷗足利軟式野球部。

彼らのグラウンドは、専用グラウンドではなく、

近くのグラウンドを借りて行っている。

時間も平日2~3時間程度に限られてきます。

夜遅くまで練習を続けている作新学院との練習量は全然違ってくる。



にもかかわらず、硬式出身のプライドが持っていた練習量。

これが、白鷗足利を支えたエースのプライドだったと思います。

ケガを抱えながらの練習は誰よりも辛かった。

でも、エースの責任というプライド。硬式出身のプライド。

彼を頑張らせたのはここではないかと思います。



グラウンドでの練習を終え、帰宅時間。

終電近くまで彼は居残って練習を続けていた。

ライバルは練習を続けている。

自分たちはグラウンドでの練習量は限られている。

ケガもあり、疲労度は限界に近い状態ではあった。



それでも、昨年夏。

初戦の佐野日大中等戦。四球を連発していた湯澤くんに代わり、

エースがマウンドに立つ。

そこでの延長サヨナラ勝ち。



2戦目の作新学院。負けはしたものの、完投をしている。




そんな彼は、樋口先生に一番叱られていたと聞きます。

プライド、そして責任感。

それが、彼をマウンドに立たせたものだと思います。



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ご挨拶

2016-05-08 08:16:55 | その他
今日の決勝

《神奈川》34保土ヶ谷
横浜隼人―三浦学苑(10:00)

《茨城》県営球場(堀原運動公園)
並木中等―茗渓学園(10:00)

《京都》平安高校亀岡G
龍谷大平安―立命館(10:30)

《大阪》寝屋川
PL学園―大商大高(12:30)


以上のところで行われます。
熱戦を期待したいと思います。




さて、あのコラムを書いた後、

白鷗足利の前主将、鈴木駿介くんよりメールを承りました。

是非、軟式野球の発展に使っていただきたいとのことで、

それに関する情報を2点頂戴しております。



編集をしながら、書いていきたいと思います。

お時間を多少頂戴して、皆様のもとに届けられたらなと思います。

彼らの本音を交えたコラムをお伝え出来ればと思っております。



2つを2日に分けてお送り出来ればと思います。



皆様の健闘をお祈りしております。
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【コラム】新聞では書かれなかった白鷗足利軟式野球部

2016-05-07 19:30:00 | 高校軟式野球
「悔しい! 悔しかったよ!」

昨年の選手権栃木大会決勝終了後。
白鷗足利監督の樋口先生が、開口一番に僕にぶつけてきた言葉です。

準決勝。作新学院ー白鷗足利戦。
ケガを押して出場した田中塁選手。
彼への期待は大きい。ある理由で硬式を辞めて軟式に入った彼の実力は、100m弾を放つくらいである。
最後のチャンスに回ってきた彼の打席は無念にも凡退でチェンジになる。

その時、早く守備についてほしいと急かした審判をよそに、先生の田中選手への強烈な叱咤が炸裂する。
審判の方々も黙ってしまったくらいだ。
田中選手も悔しかっただろうが、それ以上に、あの一打席に無念を感じていたのだろう。

昨年、白鷗足利の選手は粒揃いで、
今年こそは全国に行くと誓っていた。
しかし、作新学院の壁は厚かった。
選手権、国体の2冠の原動力となったエース福田投手、キャプテン吉澤選手と、更に上を行く選手が作新学院には集まっていた。



そして秋。
主将を湯澤くんに任し、再度チャレンジしていく白鷗足利ナイン。
またしても県大会決勝で作新学院に1ー0で敗れてしまう。

幾度となく敗れている作新学院に、
何としてでも勝ちたい。

そんな気持ちの表れが、
春の決勝。結果は虎の子の1点を守りきった白鷗足利が勝った。

去年の無念を、選手権出場で晴らしたい白鷗足利。

彼らは出発点に立っただけかもしれない。


【白鷗足利高校軟式野球部】
前身は足利学園。監督の樋口(ひぐち)昌巳(まさみ)先生は、
硬式で甲子園にも出たことのある監督。僕自身が高校の頃にも足利学園硬式の監督をなさってました。
白鷗足利高校に校名が変わり、軟式野球部に移っても、足利学園の血を引き継いでるようです。白鷗足利軟式野球部のユニフォームそのものが足利学園色です。足利学園魂は今も消えないでいるようです。
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