山に囲まれながら暮らす僕にとって山で迎える朝は特別な時間。
普段、山から昇る日の出より遅れてやってくるはずの朝日と同じ太陽のはずなのに
変化に富んだ色合いや光景を見せてくれる。
地球の地表を僅かに漂う大気を長く通ることで、ある一定の波長の光が吸収され僕の目に届くからなのだろう。
染まる大地を観る僅かな時間、とても豊かな惑星にいるのだと心がどこまでも遠くへ届きそうな、そんな気 . . . 本文を読む
ポートレート、ストリート、スナップなど写真のジャンルは多々あれど
自然は人の過ごす営みほど身近な存在ではないかもしれない。
一件、分かりやすいようで、気候変化、自然の摂理、植物学や生物学、さらに民俗学や歴史など様々な知識ばかりでなく、まだまだ解明されていない事象まで深く読み解こうと思えば、一筋縄ではいかない。
最も一般的な分野であるにも関わらず日本の現代写真の分野で、全くでてこない分野が自然 . . . 本文を読む
八月の豪雨水害から3ヶ月
様子を見ようと車を走らせた秋晴れの日。
山並みは紅葉に染まり繁忙期の疲れが癒される様である。
渓谷沿いを歩くと流木や瓦礫も残り10m以上高いこの場所も川の1部となったことを物語っている。
そして一番気になったのは、いくつかあるダムの下流河川の多くの川の濁りが消えていない事。
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午後から紅葉時期の様子を伺いに山の中腹へと車を走らせる。
今年の季節の進みは1週間から10日遅い。
昨年は雪が多かったのだが、春先の雪解けはスムーズにもかかわらず春先の天候のグズつきが落ち着かずそのまま進んでいった。
ここ数年温暖化による暖かな年が続いていたが、むしろ平年どおりで
植物が生き生きしていたのが嬉しかった。
そうそう気象庁も読めなかった今年の梅雨
季節がずれ . . . 本文を読む
話が数年前に戻りますが
そもそもどうして、東京六本木富士フイルムフォトサロンという場所での写真展を望んだのかと言うこと。
選択肢として、会場やギャラリーの種類はいくつかあったのですが
無名な新人の私が多くの来場者に来ていただいて作品を発表する事を第一として、作品を世に出すこと。
もちろん、それが撮影地や地域へと与える影響も理解しながらでしたけれども、
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