GAME・ライトノベル 日記

趣味のGAME・ライトノベル(小説)の日記

料理に学ぶ化学

2024-11-29 08:02:30 | 読書日記

はじめに

 

化学は人が生きていく上での必要な学問です。
しかし小学校以来学習してきた化学(理科)が、社会人になってからの教養として定着していないように見受けられます。
「科学技術に対する無関心層」が多いという指摘もされています。
本来こういった無関心層や苦手とされている人に、いかに関心を持ってもらうかがデジタル化を推進する理由となっています。

1986年ノーベル化学賞を受賞したタドリ・ハーシュバック博士(ハーバード大学)は、「好奇心こそ科学(化学)の始まり」を身上とされてきた先生で、初学者に対しては、化学の目で観察すると身の回りにどんな化学反応が起きるのか?特に台所で多くの発見がある、化学はキッチン(台所)で学ぶと説かれています。

キッチン(台所)はまさに化学の発見の場なのです。
普段調理(料理)に携わっている人はあまり気付いていないかもしれませんが、調理は科学(化学)実験室でしていることと同じことをしているのです。
それゆえ化学を学ぶならば、まず調理(料理)をした方がよいと勧めています。

中学校・高校では生徒たちの理科嫌い、化学嫌いが多いと言われています。
本書を通して、中学生・高校生に化学の面白さが伝わり、同時に料理をつくるお母さま方にも興味を持っていただきたいと思っています。

『2005年3月「クッキングに学ぶ化学」 増井幸夫 谷本幸子(共著) はじめにから一部抜粋』

 


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