発想
例えば幼児教育で大切なのは、ほめる事だといわれる。
子供は褒められたときにその試行が成功だったことを知る。
そしてそれを記憶に残す。
これに対して成功を認識できなかった子供は、成功の記憶を蓄積することができず、したがって記憶回路を形成することができない。
子供を叱るだけでは、失敗の記憶だけが残ることとなり、失敗を避けるという消極的な行動しかできない人間が形成されるのである。
考え続けたから発見できた
思いがけないところで、思いがけない出来事をきっかけに、素晴らしいアイデアが生まれ、発見がうまれた、という事実だ。
重大な発見がなぜ偶然のきっかけが得られたかについて、ニュートンが答えている。
彼は「どのようにして万有引力の法則を発見できたのか?」と尋ねられて、「いつもその事を考えていたから」と答えたのである。
多くの人々はリンゴが木から落ちるのを見て、誰も万有引力の法則に思いが至らなかった。ニュートンだけができたのだ。それはニュートンだけが発見の近くまで思索(思考)を進めていたからである。
重要なのは、きっかけではなく、「考えていたこと」なのだ。