けやきの樹の下から

日々のことを綴ります。

野生な話

2021-05-05 10:30:00 | 日記
群馬って、一言で言うと「山」です。


この2つの写真は伊香保温泉で撮りましたが
春のはじめは水芭蕉が



夏はウバユリ(山野草)が



秋はトリカブト(本物)が

咲いたりしています。



(余談ですがこのトリカブトを見つけた時「えっ本物✨😳✨!?」となってしまいましたw)



海がなく山しかない県ですけど、だからこそどっしりしてて地震にも強い、この地がとても好きです。


けどあまりにも山だからか、たまにびっくりする遭遇も…




※写真はイメージです

群馬に来たての頃、私は草津温泉に住んでました。

「草津よいとこ一度はおいで」のあの草津温泉です(^^)♨


草津は標高1300mの高原にある温泉地でして、気候は北海道と同じくらい。
豪雪地帯で山深い場所です。



ある冬の日、山を降りて出かけていた私は、夜の20時か21時辺りに山道をゆっくり車で走っていました。


山道はカーブが多いのと、雪道なのでゆっくり走ってたわけなんですが、


カーブが左右左右左右みたいな感じでいくつか続き、これを抜けたら少し直線が続くってところまで登ってきたら


目の前にニホンカモシカが立っていましたΨ(・ω・ )Ψ



うわああああカモシカあああああああああ(」゚□゚)」(」゚□゚)」(」゚□゚)」


てめっちゃ悲鳴あがった(笑)(笑)
なんつかシシガミ様みたいだった!


角があんな立派じゃないしそもそもシシガミ様とニホンカモシカではフォルムも違うけど、



まさか本物を見るとは。



てかニホンカモシカって天然記念物じゃなかったっけ、なんであんなとこにいるん、と疑問に思いつつ興奮冷めやらぬまんま帰宅して、しばらくこの話をいろんな人にしたもんでした。







そしてまたある冬の日のこと。

今度は私は長野県の軽井沢の方をこれまた車でぶーんと走ってました。


実は草津温泉と軽井沢はとても近く、車で1時間位で行ける距離なのです。


群馬県内の高崎や前橋に行くより、こっちのほうが近いとゆー。



道路の両サイドにはうっすら雪があるものの、長野県は雪が降るとすぐに除雪車が出て塩カルをまいてくれるくらい雪に関しては対応が早いので(群馬県に入ると轍みたくなってるw)、なんの問題もなく車を走らせていました。


信号が赤だったので、停車。


すると、左側の視界の片隅で、なにかうごめいてる気配がする。



何気なくそちらを向いたら、



でっかいイノシシが餌探してフゴフゴやっとる。。。




うわあああオッコトヌシ様だああああヾ(・ω・`;)ノぁゎゎヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ


て叫んだこれは本当に叫んだ!


運転してた車は、パジェロミニ。


突進してこられたら殺られる!!


と、そこで信号が青になったので、私は一目散に逃げ出しました、

と言ったって安全運転ですけど

できる限りのスピードを出して一目散に走り去りました。



オッコトヌシ様、でないや、大人のイノシシってほんとうーーにでっかいんですよ…!

小型のまっすぐ突っ込んでくるタンクみたいな感じです(・・;)

軽自動車レベルならたぶん体当りされたら吹っ飛ぶんじゃないでしょか


うり坊(イノシシのこども)を見たら全力で逃げろと教わりましたがそれはうり坊の近くには必ず親イノシシがいるので、とばっちりを食らう可能性があるからです。


大物はこのへんですかね~。。



小型だと、タヌキが山道の端っこをたぬたぬたぬと歩いてたり


道端にちっさいテーブルがひっくり返ってるように見えたけど実はたぬたぬの死骸だったとか


ちっさいなにかが道路の真ん中でせんべいになってるな、と車を走らせてて、近くに来たのでよくよく見たら、前足と後ろ足の間が繋がっており、あ、ネズミではなくムササビとかモモンガだったのかなとか


友達の運転で夜中に山道を走ってたら、目が光ったので「野生動物やねーなんだろ」話としてたら、走り去るときにシッポがフサァ…としてたので「キツネ!?」と驚愕だったりなど、ネタに事欠きません。



野生動物は見ても触るべからず、できれば逃げろのスタンスで昔も今もやってます(^^)



余談ですがニホンカモシカ氏は民家のプランターの植物や花を食っちまうそうで

ふつうに家に侵入して食事に来るので、住民がホウキを振り回して追っ払ってるって話です


天然記念物とは。。