ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

動けずブログ更新してないのに、たくさんのアクセスありがとうございます

2016-10-18 16:55:47 | 日記
腰痛で動けずにいる、伊東金属です。
たくさんの方からお問い合わせのメールもいただいております。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
動けるようになりましたら順次ご連絡させていただきます。
申し訳ございませんがしばらくはそっとしておいてください。

先週から腰痛を患いまして、
接骨院に通っていたのですがどうもあまり快方に向かっていないようなので、
今日から鍼灸に通いました。
20代の頃からお世話になっている治療院ですので、
数日通えば、少しは動けるようになるのではないかと期待しております。

さて、動けず退屈なので、スマホから能書きを少々綴ってみます。_φ(・_・


こちらは、横浜のお客様から修理依頼をいただいた、バーバリーのトレンチコートです。
ウェストベルトはこのように取り外しできますので、難なく修理できました。


こちらは袖のベルトになります。トレンチコートに縫い付けてあって、取り外しができません。
荷物が大きくなってしまいますが、トレンチコートごとお送りいただきました。


これはトレンチコートから外した状態の、修理前のバックルです。


似寄りの革を選定して、修理を始めます。


修理後のバックルです。
こちらもお客様、わざわざ横浜から引き取りにいらっしゃいまして、
その際にお菓子まで持ってきていただきました。
ありがとうございます。
美味しくいただきました。

さて、ここまではいつもの修理品紹介のブログなのですが、
今回はトレンチコートごとと言うことで、
ちょっと気になることがありまして確認してみました。
写真撮り忘れたのが非常に残念です。

今回確認してみたのはタグです。
トレンチコートの内側に縫い付けてある、クリーニングの表記がしてあるタグですね。
このバーバリーのトレンチコートは、三陽商会のライセンス生産した日本製ではありません。
英国で作られたものです。
もちろんタグも英語で表記されていました。
いったいバーバリーは、革のバックルをどのように扱うことを推奨しているのでしょうか。
それが非常に気になりました。
私の拙い語学力で読み取ってみると、そこには、革のバックルはクリーニングの際、
取り外すかカバーをしてくださいと表記されていました。

バックルを取り外すのは、縫製を解かなければなりませんので、かなり無理があると思いますが、
革のバックルを洗うのもこれもまた無理があります。
一見不合理なようで合理的な気もします。
カバーとは一体どのようなものなのか、私はクリーニング屋さんではないのでどのような方法で洗っているのかわかりませんが、ビニールのカバーのようなものなのでしょうか?
それともサランラップでぐるぐる巻きにするような感じなのでしょうか?
革のバックルをカバーできるならそれで良いと思いますが、カバーした状態でドライクリーニングのクリーニング液に浸けた際に、浸透して来ないでしょうかね。
その後、乾燥のためにタンブル乾燥機の中で、高温でぐるぐるたたきつけられて、そんなことをされれば、やはり革は傷んでしまいます。
革バックルの作り手からすれば、できればクリーニングは避けていただきたいと思います。
今回のトレンチコートのように、袖のベルトが外れないものであれば致し方ないと思いますが、
コートのベルト自体はそんなに汚れるものではございませんので、弊社では、クリーニングの際はできるだけベルトを外して、クリーニングをご依頼なさった方が良いのではないかと考えております。
もちろんしっかりやってくれる、信頼できるクリーニング店様もあるかと思います。
しかしクリーニングに出したら、バックルがボロボロになってしまったと言うお客様も現実的にいらっしゃいます。
トレンチコートのクリーニングには十分注意されますよう、お願いいたします。

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お知らせ

2016-10-10 14:54:27 | 日記
腰を痛めてしまいました。
しばらく作業受付は中断させていただきます。
すでにメールをいただいている方、申し訳有りません。
個別にご連絡差し上げたいのですが、あいにく、やっとこの文章を書いております。
来月以降、再開できると思いますので、またよろしくお願いいたします。
大変申し訳ございません。
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ポロ ラルフローレン ベルトカット

2016-01-20 10:40:02 | 日記

東京都板橋区のお客様からベルトの寸法直しのご依頼です。
ベルトカット後に穴あけが必要なので、ご自分での調整を断念したようです。
まだ新品でタグがついてます。


バックルからベルトをはずすとこんな仕様です。


5センチカットのご依頼です。


5センチのところにケガキします。


ポロのマークがなくなってしまいますが、それはいたしかたないとのご依頼です。
カット後に先端の形状を加工して、穴を開けてベルトに入るようにします。が、


厚みを少し薄くしないとバックルよりもベルトの方が厚くて入らないのです。
油圧プレス機で圧力をかけて先端を圧縮しました。
ここまでくると一般のお客様ではちょっと無理ですね。
あまり親切じゃない作りです。
そもそもカットは想定していないのかもしれませんが。


完成しました。


裏はネジ留めになっています。


正直、ここまで手が掛かるとは想定していなかったので、ちょっとお安く引き受けちゃいましたかね?


ベルトのカットも承っております。
見積もりは無料となっております。
お気軽にお問い合わせください。

伊東金属製作所
03-3886-6271
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床革の型抜き依頼

2015-09-16 10:14:41 | 日記


個人さまからのご依頼です。
弊社にある丸い抜き型何種類かを使って、床革の打ち抜き依頼です。


届いた床革です。

丸いあとは、おそらくお客様が頭を悩ませた跡だと思います。


厚みを測ってみます。


4ミリ以上ありますね。

歩留まりを良くするためにまずは大きいものから抜いていきます。


総数100枚以上、これだけ厚い革だと、抜くときにすごい音がでます。
ちょっと集合住宅とかじゃ無理な感じですね。
もっともこれはハンドクリッカーくらいじゃ刃が立たないでしょうけれど。

革の型抜きやってます。
クロムなめしの柔らかい革はもちろん、今回のような分厚い床革や、
サドルレザー、栃木レザーさんの硬い革なんかも油圧裁断機だと楽に抜けます。
ちょっと製作数が増えてきてお悩みでしたら、ぜひご相談ください。

弊社の型抜き依頼は、だいたい100枚程度のお客様が中心ですので、
大量生産でなくても、お気軽にどうぞ。
一枚30円からです。

抜き型による革の裁断の他、クリッカーの時間貸しもしてます。
革漉きのご依頼も承ります。
詳しくは下記バナーからよろしくお願いします。









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バックル交換

2015-09-04 09:27:25 | 日記
本日はバックル交換依頼のご紹介です。



ベルトはまだしっかりしているのですが、バックルのメッキが剥げて来て、
ちょっと見た目が悪くなってしまってます。

バックルの再メッキというご依頼もあるのですが、
弊社ではバックル交換をお勧めしています。

なぜか・・・・

バックルのメッキを綺麗に剥離して、磨きをかけて、再度メッキとなると、
非常に大がかりな作業になります。
また、1点だけの作業ですので快く引き受けてくれるメッキ屋さんもなく、
頼んでもいい値になってしまいます。
それこそ何千円取られるかわかりません。

ところがバックルを新しく買ってくると、弊社の場合、
問屋さんから分けてもらっているので、何百円程度なのです。

交換でも再メッキでも、バックルをはずして取り付ける作業は一緒ですから、
弊社の場合、はずしてそのまま交換でお引き受けしています。


ぴったりというわけではないですが、似たようなものが調達できました。
糸をほどいて、似寄りの糸で再度縫製して完了です。
バックル代込みで、交換代金は2700円になります。

バックルにこだわりなく、綺麗になればそれで良いという方からのご依頼、
お待ちしております。


伊東金属製作所
03-3886-6271
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