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Giorgio Armaniのバックル修理です。
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バーバリーやグッチでも同様の故障がよく発生しますが、
バックルとベルト部分をつなぐ為に打ち込まれている金具、リベットと言ったりネジと呼んだり様々ですが、これが抜け落ちたようです。
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反対側の部品は残っていましたが、一度抜けてしまうと、もう喰い込みませんので、真鍮材を削り出して2本とも作りました。
先端はニッケルメッキを施してます。
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上側です。
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下側です。
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修理完了です。
このような故障がなぜ起こるのか?
昨日も同じ故障のバーバリーのベルトを引き取りにいらっしゃったお客様から質問されました。
これは私の推察ですが、おそらく寒暖の差によって、打ち込まれる側と打ち込む側の素材が違うので、熱膨張率の違いがあり、それで抜け落ちるのではないかと思っていますが、この仮説が合ってるかどうかは定かでありません。
ただ弊社の修理はこの仮説をもとに、ただ打ち込むだけだと抜け落ちますので、中に化学反応で硬化するタイプのエポキシ樹脂を詰め込んで、それで補助しています。
何度か修理したものを壊そうとテストしてみましたが、なかなか壊れるものではありませんでした。
ですので、自信を持ってこの方法で修理しています。
作成する部品は、エポキシ樹脂が喰いつきやすいように、ワザと表面を粗く仕上げているのです。
弊社での修理は1年保証をお付けしています。
もし1年以内に同じ故障が起きた場合は無償で修理いたします。
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持ち込みのお客様から、ARMANI JEANS のベルト修理がきました。
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ギボシの先端の玉が取れてしまってます。
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貫通穴の開いた球状のものを入れて、先端を叩いて潰して固定しています。
ペンチか何かでちょっと引っ張ると抜けてしまうぐらい、このやり方は弱いのです。
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ドリルで下穴を開けてから、タップでネジを切ります。
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留めネジが入りました。
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先端の球を作ります。
真鍮材を削り出して作っています。
この球にネジを切ります。
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このような感じで、こちらにもネジが入るようになりました。
後はこれを繋げるだけです。
かなり細かい作業です。
全て手仕事なので、多少形がいびつなのは勘弁してください。
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入りました。
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ベルトを引っ張ってみると、このベルトは爪がうまく引っかかってないので、ズルズルと出てきてしまいます。
これは調整しなければなりません。
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0.5 mmに漉いた革を貼り付けてあげます。
これでベルトへの圧が強くなって、しっかり留まるようになります。
あまり無理させすぎるとバックルを破損しますので、加減が重要です。
修理受付は、メールかLINEで、画像送付の上、お申込みいただくようお願いしています。
お電話でのお問い合わせも受けておりますが、お電話のみでは状態が確認できませんので、お見積りは出来ませんし、作業できるかどうかもわからない場合があります。
お電話いただく場合でも、まず画像をお送りいただいてからのお問い合わせであればスムースにお見積もり出来ます。
大体の価格感を知りたい場合は、弊社ホームページをご覧になってみてください。
こちらには価格を記載しています。
ブログだと年数経って価格改定した際に更新しきれないので、ブログには記載しないようにしました。
持込いただく場合、留守にするときもございます。
必ず事前にご予約ください。
LINEの場合、時間があれば、休日でも可能な限り返信します。
よろしくお願いします。
伊東金属製作所
03-3886-6271
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