評価★★★★
とにかく酷いアメリカの医療保険制度!先進国のなかで最悪のランクとなっている。
先進国のなかでは、アメリカという国だけ国民皆保険制度が無い。そこで、各個人は民間の保険会社に加入するしかない。要するに自分の医療費は自分で補うということが前提になっている。他国のように国民皆保険制度がないのである。
各個人は、とりわけ高い保険料を支払っていることで非常に深刻な状況に陥っている。
『アメリカの医療保険の大半はHMO(健康維持機構)という、民間の保険会社が医師に給料を支払って管理するシステム。保険会社は、「治療は不必要」と診断した医者には『無駄な保険金の支出を減らしたご褒美』という旨の奨励金を与え、加入者には何かと理由をつけて保険金を払わない。
さらに多額の献金で政治家を操り、都合のいい法律を作らせる。人々は高い保険料を律儀に払っていても、いちど大病を患えば治療費が支払えずに病死か破産を迎えるしかない』
【以上、公式サイトより】
仕事で指を2本切断した男性が病院に行ったら破格の治療費が発生すると聞かされ、男性は中指(660万円)を諦め、くすり指(144万円)のみにしたらしい。
治療の前に値段交渉が当たり前のアメリカ。「治療費は払えるの?」というなんともいえない冷酷な言葉を吐く病院。
入院していた老婆が入院費が払えないと分かれば、病院から救急車に乗せられ見知らぬ町の路上に放り出され「お大事に!」のひと言。
交通事故で救急車で運ばれた女性は、救急車を事前予約をしていなかったという理由で破格の請求金額が発生。
病院の周りには病気や怪我で助けを求めている人々がこんなにいるのに保険会社の許可がないと治療を受けることが出来ない。保険会社の役人はロクに被保険者の資料も見ずに不許可!不許可!のサイン。保険料を取るだけとって肝心の時に保険が適用しない理由を付ける。
国民は、まさに映画「ゾンビ」のショッピングモールの屋上からゲーム感覚で狙い撃ちされるゾンビそのものではないだろうか...
次々と出てくる異様な事例の数にアメリカの医療は、テロより怖いというコピーにまったく同感という感じです。
今やブッシュ政権の支持率30パーセント、マイケル・ムーアの支持率70パーセント(ぐらい)
この映画を観て、アメリカには住めないなと実感しました(最初から住む気はないが)。また、逆にフランス、イギリス、カナダ、キューバ辺りはお奨めですね。
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監督:マイケル・ムーア
脚本:マイケル・ムーア
撮影:クリストフ・ヴィット
出演:マイケル・ムーア
『シッコ』オフィシャル・サイト
http://sicko.gyao.jp/
とにかく酷いアメリカの医療保険制度!先進国のなかで最悪のランクとなっている。
先進国のなかでは、アメリカという国だけ国民皆保険制度が無い。そこで、各個人は民間の保険会社に加入するしかない。要するに自分の医療費は自分で補うということが前提になっている。他国のように国民皆保険制度がないのである。
各個人は、とりわけ高い保険料を支払っていることで非常に深刻な状況に陥っている。
『アメリカの医療保険の大半はHMO(健康維持機構)という、民間の保険会社が医師に給料を支払って管理するシステム。保険会社は、「治療は不必要」と診断した医者には『無駄な保険金の支出を減らしたご褒美』という旨の奨励金を与え、加入者には何かと理由をつけて保険金を払わない。
さらに多額の献金で政治家を操り、都合のいい法律を作らせる。人々は高い保険料を律儀に払っていても、いちど大病を患えば治療費が支払えずに病死か破産を迎えるしかない』
【以上、公式サイトより】
仕事で指を2本切断した男性が病院に行ったら破格の治療費が発生すると聞かされ、男性は中指(660万円)を諦め、くすり指(144万円)のみにしたらしい。
治療の前に値段交渉が当たり前のアメリカ。「治療費は払えるの?」というなんともいえない冷酷な言葉を吐く病院。
入院していた老婆が入院費が払えないと分かれば、病院から救急車に乗せられ見知らぬ町の路上に放り出され「お大事に!」のひと言。
交通事故で救急車で運ばれた女性は、救急車を事前予約をしていなかったという理由で破格の請求金額が発生。
病院の周りには病気や怪我で助けを求めている人々がこんなにいるのに保険会社の許可がないと治療を受けることが出来ない。保険会社の役人はロクに被保険者の資料も見ずに不許可!不許可!のサイン。保険料を取るだけとって肝心の時に保険が適用しない理由を付ける。
国民は、まさに映画「ゾンビ」のショッピングモールの屋上からゲーム感覚で狙い撃ちされるゾンビそのものではないだろうか...
次々と出てくる異様な事例の数にアメリカの医療は、テロより怖いというコピーにまったく同感という感じです。
今やブッシュ政権の支持率30パーセント、マイケル・ムーアの支持率70パーセント(ぐらい)
この映画を観て、アメリカには住めないなと実感しました(最初から住む気はないが)。また、逆にフランス、イギリス、カナダ、キューバ辺りはお奨めですね。
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監督:マイケル・ムーア
脚本:マイケル・ムーア
撮影:クリストフ・ヴィット
出演:マイケル・ムーア
『シッコ』オフィシャル・サイト
http://sicko.gyao.jp/
逆に9,11の救助で後遺症を患った救助隊員やボランティアの多くは全米の病院から迫害を受けてます。
この差はオカシイぞ!
『ジョンQ』を観てた頃はデンゼル・ワシントンの保険の掛け方に問題有りと思っていましたよ『シッコ』を観るまでは(笑)
日本の格差社会も深刻になってきてますよね。
生まれ変われるなら次はフランス人がいいかも(笑)
キューバ沖に浮かぶ特別病院でしたね(・ω・)
『シッコ』に対する(新聞の)映画評を読むまでは、全米の医療保健制度の実態が分かってないワタシでした(×_×)
日本も(この調子だと)格差社会化が加速して、反動で凶悪犯罪が激増しそうな気がしますね。
ま、取り敢えずは「銃規制社会」で良かったなと思ってます(・ω・)
(あ、刺されたり殴られたりしたら一緒か・・)
アメリカは国民が政府を恐れている。
日本は自分も含めもっと知識をつけないといけませんね
熱い書き込みありがとうございました。