![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/35/f0846bc60325c8d16ade621837e4c42e.jpg)
評価★★★★
離陸するシーンの映像は圧巻だった。
いや、それにも増して
最後の着陸シーンの大迫力の映像には鳥肌が立った。
ANA全面協力のもとであるが故
ここまでの舞台裏が見られたことに感動する。
パイロットとキャビンアテンダントだけにスポットを当てた
今までのテレビドラマや映画などと違って
本作は飛行機1機を飛ばすために必要なスタッフ全員を
誰一人余すことなく描いているところが凄い。
・ターミナルのグランドスタッフ
・ドックの若手整備士
・オペレーションコントロールセンターのスタッフ
・管制塔のスタッフなど
いやいや、それだけではない
飛行場外にもライフルを持ったスタッフが居たのです。
これは流石に本作を見るまで知らなかったですね。
そう!バードパトロールのスタッフでした。
いや~!飛行機に関係するスタッフ(公務員)は無理にしても
このバードパトロール辺りなら雇用してもらえないだろうか。
この映画
綾瀬さん主演の新人キャビンアテンダントが
乗客に扮したテロリストと対峙するアクション映画ではありません。
ひとつの飛行機を飛ばすために関わっている裏方さん(スタッフ)を
この1980便のホノルル行きの飛行機に的を合せ
それぞれの立場から見た仕事ぶりを群像劇として見せてもらえます。
羽田発ホノルル行き1980便は、
今まさに離陸しようとしていた。
直前に見つかったスタートバルブの不具合を
若手整備士が必死に修理してスタンバイOKとなる。
試験教官の仏の試験官・機長(小日向文世)から
威圧的な鬼の教官・機長キャプテン(時任三郎)に急遽交替した。
この時点で、コーパイ・副操縦士(田辺誠一)の緊張はマックスになる。
![](http://www.geocities.jp/pupubbjp/hh1.jpg)
その緊張感に拍車をかけたのが
この航空機のメカ不良部分。先のスタートバルブ以外に
飛行速度計となるピート管の修理が先送りとなったままだったこと。
片側が使用可能なので、コーパイ・副操縦士がそのまま離陸したことが
後の物語の発端となっている。
高度2万フィート辺りで突然、速度計がグングン下がり始める。
やばい!シミュレーション飛行で失敗したのと同じ現象に
パニック寸前になる副操縦士の田辺くん。
この1980便の離陸した直後に鳥の大群が飛行機にぶつかったのだ。
それは、対岸に居た写真マニアからも見えていた。
乗客のひとりが「左の翼に血が見える」とチーフパーサーに連絡。
もし、鳥がエンジン内部に吸い込まれたら匂いがしてくるそうです。
新人CAの綾瀬さんが「それって焼き鳥の匂い?」「クンクン!」
とかなんとか言ってましたが、そんなノンキな事態では済みません。
これこそ、“バードストライク”という専門用語があるくらい
重大なことで、そのために空港に引き返す事故が後を絶たないそうです。
そのためにあるのが、ライフルで鳥の大群を追い払う
バードパトロールという重要なスタッフがそこに居るんですね。
ヲタク→グランドスタッフ→オペレーションコントロールセンターへと
連絡が入り、ネット検索すると
“飛行中年”というブログに新規投稿の画像で
1980便に鳥が引っ掛かっている画像がアップされていた。
そして、よく見るとなんと!
使用しているピート管に引っ掛かっているではないか^^
そのことをOCCのディスパッチャーから連絡を受けるが
機長はこの高度で鳥はあり得ないと突っぱねる。
確かに!原因は上昇中に雲に入ったことによる
ピート管の凍結によるものだった。
結局、速度計が非表示では引き返すしか手はなく
Uターンし羽田に向かうのだが、そこにまたまた問題が。
関東に台風が接近しているではないか!
いったい彼らはどうなってしまうのか!?
面白かった!もっと軽いノリのコメディかと思っていたが
意外にも、それぞれのエピソードがしっかり描かれており
全てがラストでひとつの物語として完結する。
矢口監督はこの他にもスピンアウトとして
本編に関連したサイドストーリーを制作したようです。
『アイハブ・ユーハブ』監督:矢口史靖 出演:田辺誠一 (副操縦士)
出勤前の副操縦士・鈴木(田辺誠一)がうっかり落としたパスポート。
それを取り戻すために鈴木がしなければならなくなったこととは・・・。
『What's your name ?』監督:山口晃二 出演:綾瀬はるか (新人CA)
新人キャビンアテンダント2人(綾瀬はるか、入山法子)が、
警察官の質問を受けてしどろもどろになっている外国人を助けようとするが
持ち前のおせっかいが、あらぬ展開に・・・。
『パイナップル』監督:石井普一 出演:菅原大吉 (乗客)
会社員(菅原大吉)が、航空会社のキャンペーンの
パンフレットに載っていたキャビンアテンダントに、思わぬ状況で遭遇する。
(ワタシが予想するに相手は、CA・吹石一恵だと思われる)
『細野が恋をした場合』監督:山本大輔 出演:佐伯新 (OCCスタッフ)
指令を出すオペレーション・コントロール・センター勤務の細野(佐伯新)は
CAの久枝が気になる。サッカー好きの共通点もありそうだが・・・。
『歯医者発、しあわせ便』監督:松岡良樹 出演:平岩紙(グランドスタッフ)
グランドスタッフの美樹(平岩紙)は、かかりつけの歯科医にあこがれている。
同期の女性が結婚することになったが、美樹はその相手に驚く。
上映は11月の国内線奇数便で機内上映。
本作で
ターミナルのグランドスタッフ(平岩紙)の頭の回転の良さに唸る。
Wブッキングしたミスを帳消しにする方法。
実際にモニターで操作方法を見せてくれたので可笑しかった。
どの乗客にもシートのレベルを下げずに解決する方法は
パズルゲームを得意とする方なら一瞬で分かるでしょう。
また、飛行機ヲタクの排除にも忙しそう^^
乗客が荷物の受取り間違いに気づきグランドスタッフ(田畑智子)に相談し
それを探す手際の良さと、なりふり構わない行動に驚き
感動すら覚えたのです。
実際にあそこまでやってもらえるのなら涙ものですよね。
![](http://www.geocities.jp/pupubbjp/hh2.jpg)
この搭乗前の乗客とのやりとりと
飛行機に持ち込める手荷物の大きさのことで
搭乗口でグランドスタッフ(田端智子)とCA(吹石一恵)が
言い争いになるところなんか管轄の境界線みたいな感じで
CAは持ち場の権限から、グランドスタッフには
一歩も機内に入れさせないというルールがあることを知りました。
本作での助演男優賞は問題なく副操縦士の田辺誠一。
対抗でグランド・マネージャーの田山涼成さんか。
助演女優賞にはグランドスタッフの田畑智子さんが一押しですね。
でも、映画の集客にいちばん貢献しているのは綾瀬さんなんですよね^^
とにかくこの映画は
空港に関して、ワタシたちの知らない部分を
存分に公開してくれた唯一の作品となることは間違いないです。
おまけ)
CA・綾瀬はるかさんの注文記憶方法。
ヘッドホン出っ歯!
ひげ雑誌!
ほくろワイン!
ガキリンゴ!
もひとつ酔い止めヅラ!
ちょっと違ったかな?でも、こんな感じで一生懸命頑張っていました^^
----------------------------------------------------------
監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖
撮影:喜久村徳章
音楽:ミッキー吉野
テーマ曲:フランク・シナトラ「カム・フライ・ウィズ・ミー」
出演:田辺誠一/時任三郎/綾瀬はるか/吹石一恵/田畑智子/寺島しのぶ/岸部一徳/小日向文世
『ハッピーフライト』
離陸するシーンの映像は圧巻だった。
いや、それにも増して
最後の着陸シーンの大迫力の映像には鳥肌が立った。
ANA全面協力のもとであるが故
ここまでの舞台裏が見られたことに感動する。
パイロットとキャビンアテンダントだけにスポットを当てた
今までのテレビドラマや映画などと違って
本作は飛行機1機を飛ばすために必要なスタッフ全員を
誰一人余すことなく描いているところが凄い。
・ターミナルのグランドスタッフ
・ドックの若手整備士
・オペレーションコントロールセンターのスタッフ
・管制塔のスタッフなど
いやいや、それだけではない
飛行場外にもライフルを持ったスタッフが居たのです。
これは流石に本作を見るまで知らなかったですね。
そう!バードパトロールのスタッフでした。
いや~!飛行機に関係するスタッフ(公務員)は無理にしても
このバードパトロール辺りなら雇用してもらえないだろうか。
この映画
綾瀬さん主演の新人キャビンアテンダントが
乗客に扮したテロリストと対峙するアクション映画ではありません。
ひとつの飛行機を飛ばすために関わっている裏方さん(スタッフ)を
この1980便のホノルル行きの飛行機に的を合せ
それぞれの立場から見た仕事ぶりを群像劇として見せてもらえます。
羽田発ホノルル行き1980便は、
今まさに離陸しようとしていた。
直前に見つかったスタートバルブの不具合を
若手整備士が必死に修理してスタンバイOKとなる。
試験教官の仏の試験官・機長(小日向文世)から
威圧的な鬼の教官・機長キャプテン(時任三郎)に急遽交替した。
この時点で、コーパイ・副操縦士(田辺誠一)の緊張はマックスになる。
![](http://www.geocities.jp/pupubbjp/hh1.jpg)
その緊張感に拍車をかけたのが
この航空機のメカ不良部分。先のスタートバルブ以外に
飛行速度計となるピート管の修理が先送りとなったままだったこと。
片側が使用可能なので、コーパイ・副操縦士がそのまま離陸したことが
後の物語の発端となっている。
高度2万フィート辺りで突然、速度計がグングン下がり始める。
やばい!シミュレーション飛行で失敗したのと同じ現象に
パニック寸前になる副操縦士の田辺くん。
この1980便の離陸した直後に鳥の大群が飛行機にぶつかったのだ。
それは、対岸に居た写真マニアからも見えていた。
乗客のひとりが「左の翼に血が見える」とチーフパーサーに連絡。
もし、鳥がエンジン内部に吸い込まれたら匂いがしてくるそうです。
新人CAの綾瀬さんが「それって焼き鳥の匂い?」「クンクン!」
とかなんとか言ってましたが、そんなノンキな事態では済みません。
これこそ、“バードストライク”という専門用語があるくらい
重大なことで、そのために空港に引き返す事故が後を絶たないそうです。
そのためにあるのが、ライフルで鳥の大群を追い払う
バードパトロールという重要なスタッフがそこに居るんですね。
ヲタク→グランドスタッフ→オペレーションコントロールセンターへと
連絡が入り、ネット検索すると
“飛行中年”というブログに新規投稿の画像で
1980便に鳥が引っ掛かっている画像がアップされていた。
そして、よく見るとなんと!
使用しているピート管に引っ掛かっているではないか^^
そのことをOCCのディスパッチャーから連絡を受けるが
機長はこの高度で鳥はあり得ないと突っぱねる。
確かに!原因は上昇中に雲に入ったことによる
ピート管の凍結によるものだった。
結局、速度計が非表示では引き返すしか手はなく
Uターンし羽田に向かうのだが、そこにまたまた問題が。
関東に台風が接近しているではないか!
いったい彼らはどうなってしまうのか!?
面白かった!もっと軽いノリのコメディかと思っていたが
意外にも、それぞれのエピソードがしっかり描かれており
全てがラストでひとつの物語として完結する。
矢口監督はこの他にもスピンアウトとして
本編に関連したサイドストーリーを制作したようです。
『アイハブ・ユーハブ』監督:矢口史靖 出演:田辺誠一 (副操縦士)
出勤前の副操縦士・鈴木(田辺誠一)がうっかり落としたパスポート。
それを取り戻すために鈴木がしなければならなくなったこととは・・・。
『What's your name ?』監督:山口晃二 出演:綾瀬はるか (新人CA)
新人キャビンアテンダント2人(綾瀬はるか、入山法子)が、
警察官の質問を受けてしどろもどろになっている外国人を助けようとするが
持ち前のおせっかいが、あらぬ展開に・・・。
『パイナップル』監督:石井普一 出演:菅原大吉 (乗客)
会社員(菅原大吉)が、航空会社のキャンペーンの
パンフレットに載っていたキャビンアテンダントに、思わぬ状況で遭遇する。
(ワタシが予想するに相手は、CA・吹石一恵だと思われる)
『細野が恋をした場合』監督:山本大輔 出演:佐伯新 (OCCスタッフ)
指令を出すオペレーション・コントロール・センター勤務の細野(佐伯新)は
CAの久枝が気になる。サッカー好きの共通点もありそうだが・・・。
『歯医者発、しあわせ便』監督:松岡良樹 出演:平岩紙(グランドスタッフ)
グランドスタッフの美樹(平岩紙)は、かかりつけの歯科医にあこがれている。
同期の女性が結婚することになったが、美樹はその相手に驚く。
上映は11月の国内線奇数便で機内上映。
本作で
ターミナルのグランドスタッフ(平岩紙)の頭の回転の良さに唸る。
Wブッキングしたミスを帳消しにする方法。
実際にモニターで操作方法を見せてくれたので可笑しかった。
どの乗客にもシートのレベルを下げずに解決する方法は
パズルゲームを得意とする方なら一瞬で分かるでしょう。
また、飛行機ヲタクの排除にも忙しそう^^
乗客が荷物の受取り間違いに気づきグランドスタッフ(田畑智子)に相談し
それを探す手際の良さと、なりふり構わない行動に驚き
感動すら覚えたのです。
実際にあそこまでやってもらえるのなら涙ものですよね。
![](http://www.geocities.jp/pupubbjp/hh2.jpg)
この搭乗前の乗客とのやりとりと
飛行機に持ち込める手荷物の大きさのことで
搭乗口でグランドスタッフ(田端智子)とCA(吹石一恵)が
言い争いになるところなんか管轄の境界線みたいな感じで
CAは持ち場の権限から、グランドスタッフには
一歩も機内に入れさせないというルールがあることを知りました。
本作での助演男優賞は問題なく副操縦士の田辺誠一。
対抗でグランド・マネージャーの田山涼成さんか。
助演女優賞にはグランドスタッフの田畑智子さんが一押しですね。
でも、映画の集客にいちばん貢献しているのは綾瀬さんなんですよね^^
とにかくこの映画は
空港に関して、ワタシたちの知らない部分を
存分に公開してくれた唯一の作品となることは間違いないです。
おまけ)
CA・綾瀬はるかさんの注文記憶方法。
ヘッドホン出っ歯!
ひげ雑誌!
ほくろワイン!
ガキリンゴ!
もひとつ酔い止めヅラ!
ちょっと違ったかな?でも、こんな感じで一生懸命頑張っていました^^
----------------------------------------------------------
監督:矢口史靖
脚本:矢口史靖
撮影:喜久村徳章
音楽:ミッキー吉野
テーマ曲:フランク・シナトラ「カム・フライ・ウィズ・ミー」
出演:田辺誠一/時任三郎/綾瀬はるか/吹石一恵/田畑智子/寺島しのぶ/岸部一徳/小日向文世
『ハッピーフライト』
なんてことは言わないタイプの作品だったみたいですね(=^_^=)
群像劇はどっちかと言うと苦手なんですが・・
なかなかに期待させてはくれそうです。
ただ、大阪市内では、上映開始時間が結構厳しい・・と言うか「そんなにムチャクチャは忙しくないが、さっさとも帰れないタイプのサラリーマン」の都合を掴んでくれてない感もありますわ。
(19:00前後の開始が有難いんだけどねぇ~)
残念!言って欲しかったところです^^
ドジで泣き虫な綾瀬さんもいい感じでした。
>ただ、大阪市内では、上映開始時間が結構厳しい・・
平日の上映時間は19時前後が理想ですよね。
それ以降だとレイトショーになって帰りが遅すぎるし、一本早めにすると18時前半となり定時で即行に帰らないと間に合わない。
『崖の上のポニョ』みたいなお化け作品は別として
『ガリレオ』クラスなら既に2ヶ月目に突入ということで
本作も矢口監督と言うドル箱監督なのでクリスマスまでは上映されると思います。
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=gt22&prgid=33296375&skey=&categid=31584036
天然しまくりです。
ハッピーフライト、今週には見るつもり。
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=gt22&prgid=33302800&skey=&categid=31599079
いや~!こんな動画もあったのですね。
さすが綾瀬さんという感じで、ほんとに天然ですよね^^
微妙に会話が途切れる辺り初々しくていい感じです。
広島焼きには蕎麦とうどんがあったのですね~
それにしても、やっぱり可愛いです^^
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20081128-OHT1T00316.htm
綾瀬は純白のワンピース姿。初めての映画賞に緊張しきりで「日々精進します」とかしこまった様子で受賞の喜び。受賞リボンを昇降式マイクスタンドの穴に落とすハプニングもあり、苦笑いを浮かべていた。
相変わらずの超天然ぶりですね。
本人は映画賞というものを受賞したことがなかったので、どう対処していいか分からなかったのでしょう。
この辺りはハリウッドのアカデミー賞の映像などを参考にされたら良かったのに
なんちゃって^^
「日々精進します」こんなセリフは聴いている方は吹きだしますよね^^
力士じゃないんだから~
ドジで泣き虫なCAの役そのものですね^^
でも、そこが可愛くていいんですよね~
いいテンポの映画ですね。実際にはあり得ないことが多いと思いますが、今度飛行機に乗るときがあったら(10年ほどご無沙汰してます)裏方さんのことも感謝して乗りたいと思います。
ただしイオンのシネマ会員カードは会費が千円/1年もするのです。ふざけてますよね。
他の2軒を主に使うつもりですが、どうしても見たい映画がかかれば別です。
例の安城、岡崎線で大渋滞にハマってしまい間に合いませんでした(泣)
と、いうことでシネマロビーでいろいろ情報などリーフレットを見てましたが
会員カードの年会費千円/年は高すぎますよね。
千ポイント貯めるとVIP会員となって何時でも千円で鑑賞できるそうですが
映画何本観たら千ポイントになるのかが気になるところです^^
『ローマの休日』とか『ニューシネマ・パラダイス』の800円も高すぎる~
ワンコインで普通は観れるはずなのに・・
ココはインディーズ系の作品を観る場所にしようかな^^