M3GAN／ミーガン

評価★★★☆【３．５点】（P）



これでテスラを超すはずだったCEO。

◆

おもちゃ会社に勤める優秀な研究者のジェマは、
子どもにとって最高の親友になれるようプログラムされた
精巧なＡＩ人形“M3GAN（ミーガン）”を開発していた。
そんなある日、
事故で両親を亡くした姪のケイディを引き取ることに。
なかなか心を開かないケイディのために、
開発中のM3GANを与えたジェマ。
その際、あらゆる出来事からケイディを守るよう
M3GANに指示するのだったが…。
<allcinema>

◆

地雷覚悟という、もうほとんど内容には期待せず
ただ単に、ミーガンというエモいキャラクターに魅せられ
フィギュアでも欲しいくらいの熱量には自分でもびっくりです。
もちろん、映画のようなAI人形があるのであれば
1万ドルでも高い買い物とは思わないのである（←変態か）

これ、意外とストーリーも理に適っていて悪くなかった。

玩具メーカー同士の熾烈な戦いの中、
上司に隠れ独自にAI人形を開発する数人の社員がいて
その一人が今回のミーガン暴走事件の引き金を引く。

事故で両親を失くした姪を引き取ることになったジェマ。
独身理系の彼女は家でも研究開発しているので
9歳の姪が喜ぶようなおもちゃもなく、仕事の開発に追われ
姪と遊んでやる時間もないことから、うまく打ち解けずにいた。

そこで考えたのが、社内の試作機AI人形を姪に与えることで
自分と姪とのコミュニケーションはもちろん、
試作機の最終テストも補える合理的な方向に持って行く。

姪に対し、忠実な行動が次第にエスカレートしていき
簡単に隣家の愛犬を殺したところから雲行きが怪しくなる。
ま、この辺りからAIの暴走映画ではよくある話ですが
とにかく、AI人形ミーガンがエロ可愛くて12歳の設定なのに
大人の色っぽさに釘付けですよ（←ワタシはロリコンではない）

今回、最後のオチも未来への警笛となっていてお洒落。

◆

【今週のツッコミ】

・過去映画『チャイルドプレイ』の女子バージョンと思ったら
　大間違いです。

・終盤の大団円に『ターミネーター』『エイリアン２』思い出す。

・姪を完全警護するという意味でいえばミーガンは最強のSPです。

・CEOの側近が研究ファイルをこっそりコピーしてたので
　続編もあるのかと思ったら、、、やっぱりあるようですね。
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監督：ジェラード・ジョンストーン
脚本：アケラ・クーパー
音楽：アンソニー・ウィリス
出演：アリソン・ウィリアムズ、ヴァイオレット・マッグロウ、ロニー・チェン

『M3GAN／ミーガン』