評価★★★★【4点】(10)
世界観の作り込みに監督の本気度MAX!!!
◆
AIが人類に牙をむき、米国がAIの根絶に乗り出した近未来。
その決定に抵抗し、ニューアジアではなおもAIを受け入れていく中、
米国と西側諸国によるAI撲滅戦争は激しさを増していく。
元特殊部隊員の男ジョシュアは、
人類を滅ぼす新兵器を破壊すための米軍の作戦に参加し、
ついにターゲットを捉える。
しかしそれは、少女の姿をした超進化型AI“アルフィー”だったのだが…。
<allcinema>
◆
事の発端は2055年にAIの反乱によるメガトン級の核爆発が起こり
ロスを中心にアメリカ西海岸全域に100万人規模の死者がでてしまう。
その甚大な被害を受けた米国は全世界のAIロボットの壊滅ならびに
AIの創始者であるクリエイターの抹殺作戦を展開していく。
911同時多発テロのようにタリバン政権下のアルカイダが
本作品のAIとする図式でみれば分かり易いだろう。
元特殊部隊の主人公がAI地区に10年間潜入捜査しているなか
米軍実行部隊の攻撃により妊娠中の妻が被爆し自分も爆風で気を失う。
それから5年後、主人公は人類の敵である“クリエイター”暗殺を
実行する傍ら最愛の妻の生存を信じ探し出そうとする。
その道中、特殊能力を持つ一人の少女と出会い行動を共にしていく。
いや~、これ世界観が『ブレードランナー』や『AKIRA』っぽくて
キーとなるAI少女もアジア系で、このキャスティングには
賛否あるかもしれないがドラマが進行していくうちに
この子でなければ成立しなかった部分が見えてくるのは流石だ。
いろいろな近未来ガジェットやAIの人間性(?)の作り込みもよく
嘗て『第9地区』『エリジウム』『チャッピー』などを手掛けた
ニール・ブロムカンプ作品にどことなく近い雰囲気を味わえる。
『ローグワン』のギャレス・エドワーズ監督、やりますね!
◆
【今週のツッコミ】
・スーパーAIの少女アルフィーちゃん。
予告編では5歳児くらいと思っていたけど、10歳児くらいでした。
しかも最初は男の子?と間違えたわ。ベトナム人なのかな。
・全米で大コケしたそうですが、スーパーAI少女アルフィーを
ブロンドの子役にしていたらウケてたのかもしれない。
ワタシなら『ミッドナイト・スカイ』のアイリスちゃん選択!
・AIのクローン化、量産する工場などの描写はなかなか!
こういった部分もあるなら4話くらいの連続ドラマにしたほうが。。。
・上空に浮く大型母船から地上に放射するブルーのレーザー光に、
これが地球型UFO!!!これ最初に心持っていかれたヤツ(笑)
・あのポッドの入り口の表札「危険な場所に注意!」の日本語
普通なら「関係者以外立ち入り禁止」にした方がいいのでは。
--------------------------------------------------------------------------------
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:ギャレス・エドワーズ
音楽:ハンス・ジマー
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ジェンマ・チャン、渡辺謙
『ザ・クリエイター/創造者』
世界観の作り込みに監督の本気度MAX!!!
◆
AIが人類に牙をむき、米国がAIの根絶に乗り出した近未来。
その決定に抵抗し、ニューアジアではなおもAIを受け入れていく中、
米国と西側諸国によるAI撲滅戦争は激しさを増していく。
元特殊部隊員の男ジョシュアは、
人類を滅ぼす新兵器を破壊すための米軍の作戦に参加し、
ついにターゲットを捉える。
しかしそれは、少女の姿をした超進化型AI“アルフィー”だったのだが…。
<allcinema>
◆
事の発端は2055年にAIの反乱によるメガトン級の核爆発が起こり
ロスを中心にアメリカ西海岸全域に100万人規模の死者がでてしまう。
その甚大な被害を受けた米国は全世界のAIロボットの壊滅ならびに
AIの創始者であるクリエイターの抹殺作戦を展開していく。
911同時多発テロのようにタリバン政権下のアルカイダが
本作品のAIとする図式でみれば分かり易いだろう。
元特殊部隊の主人公がAI地区に10年間潜入捜査しているなか
米軍実行部隊の攻撃により妊娠中の妻が被爆し自分も爆風で気を失う。
それから5年後、主人公は人類の敵である“クリエイター”暗殺を
実行する傍ら最愛の妻の生存を信じ探し出そうとする。
その道中、特殊能力を持つ一人の少女と出会い行動を共にしていく。
いや~、これ世界観が『ブレードランナー』や『AKIRA』っぽくて
キーとなるAI少女もアジア系で、このキャスティングには
賛否あるかもしれないがドラマが進行していくうちに
この子でなければ成立しなかった部分が見えてくるのは流石だ。
いろいろな近未来ガジェットやAIの人間性(?)の作り込みもよく
嘗て『第9地区』『エリジウム』『チャッピー』などを手掛けた
ニール・ブロムカンプ作品にどことなく近い雰囲気を味わえる。
『ローグワン』のギャレス・エドワーズ監督、やりますね!
◆
【今週のツッコミ】
・スーパーAIの少女アルフィーちゃん。
予告編では5歳児くらいと思っていたけど、10歳児くらいでした。
しかも最初は男の子?と間違えたわ。ベトナム人なのかな。
・全米で大コケしたそうですが、スーパーAI少女アルフィーを
ブロンドの子役にしていたらウケてたのかもしれない。
ワタシなら『ミッドナイト・スカイ』のアイリスちゃん選択!
・AIのクローン化、量産する工場などの描写はなかなか!
こういった部分もあるなら4話くらいの連続ドラマにしたほうが。。。
・上空に浮く大型母船から地上に放射するブルーのレーザー光に、
これが地球型UFO!!!これ最初に心持っていかれたヤツ(笑)
・あのポッドの入り口の表札「危険な場所に注意!」の日本語
普通なら「関係者以外立ち入り禁止」にした方がいいのでは。
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監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:ギャレス・エドワーズ
音楽:ハンス・ジマー
出演:ジョン・デヴィッド・ワシントン、ジェンマ・チャン、渡辺謙
『ザ・クリエイター/創造者』
なかなか劇場には行かれない状況なんだと受け止めていたので、こうして新作映画をご覧になられたことよかったです。
その第一弾がワタシ的にも★の高い作品であったことに嬉しさがありますね。
>途中からAIと人類の戦闘が持つ真の意味?闘いの後の展望?
ハイ、ここに関しては
ズバリ言って明確な説明もないままよく分からないというのが本当のところでしたよね。
でも、どうなんでしょう、創造者である人間に敬意を払いそのうえで上手にコントロールできる域までネラっていたのかと。
なにかと不正とかメンツのためだけに悪をでっち上げるのが得意な人間ですから。AIもたまったものではありません(笑)
少女を物語の核に据えた時点でAI主導の上で人による不正のない世界平和ですかね~
>あと、アルフィーちゃんが隠れ家で観ていたテレビのヒーロー番組って、
そうそう!ありましたよね、アレってレビューで調べようと思ってすっかり忘れてました。
1960年代ころのテレビドラマ「怪傑ハリマオ」とか「月光仮面」辺りなんでしょうかね~(劇中の映像が思い出せない~)
そうだ、ぺろんぱさんのブログってサービス終了だったんですね。びっくりしましたよ。そして淋しいです。またなにかいい発信元が見つかれば、gooなんかどうでしょう。
でも途中からAIと人類の戦闘が持つ真の意味?闘いの後の展望?みたいなのがよく見えなくなってしまって…AIの存在が一層大きくなってきている現実世界だからこそ尚更にその辺りを求めてしまっていました。
後半に登場した爆走する自爆装置ロボット?は見ようによっては走り方がお茶目でした^^。あと、アルフィーちゃんが隠れ家で観ていたテレビのヒーロー番組って、日本のモノっぽいですよね??
何より、久々にitukaさんにコメントさせて頂けるのが嬉しい限りです^^。
いや、決して彼女が悪いわけではないんですが
日本版のちらしでも分かるようにスーパーAIを演じるにはもうひとつ魅力に欠けるというか
これは個人的私見になりますけど、ハッキリ言って好みではなかった(←おいこら)
>ニューアジアでの人間との共存とか、自分たちのコミュニティを作ることとかでしょうか?
ワタシもそう捉えたんですけど、いやそれ以外なにもなかった感じ。
AIのクローン化とか、むしろAIが主導権とったほうが世界平和になるということかなと。
人間との共存でこの世がうまく行けばいいんですけど
結局は人間主導で核爆発もAIの冤罪でしたもんね。
けっこう、ハリウッドコンテンツが入っていたんだけど、やっぱり侵略者の構図はヒットしないんですね。(でもアバターはヒットしてた)
アルフィーちゃんは、ロボットの開放って言ってたけど、彼らは何を望んでいるのかがいまひとつピンとこなかったんです。
ニューアジアでの人間との共存とか、自分たちのコミュニティを作ることとかでしょうか?
彼らは人間を目指しているの?
そのあたりをもう少し詳しく表現してほしかった。
たしかに、ドラマのほうが描きやすい気がします。