評価★★★【3点】(13)
壮大なイリュージョンをその目で確認してほしい。
◆
最愛の娘ミニーを誘拐され悲しみに暮れる刑事ダニー・ローク。
カウンセリングを受けながら復職した彼は、
銀行強盗を予告する匿名の通報を受け、
向かった現場で娘の失踪に関係していると思われる謎の男と遭遇する。
不可解な現象に見舞われ、男を取り逃したロークは、
匿名の通報者の居場所を探り当て、
ダイアナという占い師の女性に辿り着くが…。
<allcinema>
◆
絶対に捕まらない男! この謎の誘拐犯に刑事は翻弄されていく。
今いちど上記のあらすじ読んでニヤけてしまう自分がいる。
ん?なんのこと!? …って、そうなりますよね~。
はい、実はこの映画かなりの分量でミスリードを誘ってきます。
それが終盤に向かい少しずつ種明かしされていって
その全貌が明らかになった時、我々観客は度肝を抜かれる!
ま、そこまでは言い過ぎかもしれないがそういうこと。
先入観のような固定観念が完全に覆されるインパクトは
ニコール・キッドマン主演のスリラー映画『アザーズ』っぽくて
思わず「うわ!そういうことなんかい!?」みたいな。
予告編にある街並みが歪む映像にクリストファー・ノーランの
『インセプション』のパクリような印象を受けるけど
さすがにロバート・ロドリゲス監督にそこまでのドラマ構築は
ズバリ言ってないが、でも頑張ったと思います(←ファンの方ごめん)
冒頭からのざらついた粗めの映像には訳があった。
12テイク目がNGで、13テイク目は。。。
ワタシの満足度(評価)が★3つなのは
内容に対し映像をもっと工夫したらまだまだ伸びしろがあるはずだから。
ちょっと惜しいんですよ本当に。
◆
【今週のツッコミ】
・ローク刑事の愛娘が誘拐された?のは本当で
単なる誘拐と思いきや、実はこの少女には地球規模の。。。
ダメだ。ネタバレ禁止。
・主人公ロークが持ち歩く妻と愛娘のスリーショット写真に
少しだけ違和感を覚えた貴方は推理の天才(笑)
・ちなみに、映画ジャンルはSFミステリーになるのかな。
・ある意味、映画撮影の舞台裏を見せられている感覚に。
・グラインドハウスのような映画しか撮らないと思っていたけど
こういう作品も手掛けるんですね監督。今後も期待してます。
・エンド・クレジット中におまけ映像があります(結構長い)
その映像には本編を覆す仕掛けがあるので離席に注意!!!
-----------------------------------------------------------------------
監督:ロバート・ロドリゲス
脚本:ロバート・ロドリゲス、マックス・ボレンスタイン
音楽:レベル・ロドリゲス
出演:ベン・アフレック、アリシー・ブラガ、J・D・パルド
『ドミノ』
壮大なイリュージョンをその目で確認してほしい。
◆
最愛の娘ミニーを誘拐され悲しみに暮れる刑事ダニー・ローク。
カウンセリングを受けながら復職した彼は、
銀行強盗を予告する匿名の通報を受け、
向かった現場で娘の失踪に関係していると思われる謎の男と遭遇する。
不可解な現象に見舞われ、男を取り逃したロークは、
匿名の通報者の居場所を探り当て、
ダイアナという占い師の女性に辿り着くが…。
<allcinema>
◆
絶対に捕まらない男! この謎の誘拐犯に刑事は翻弄されていく。
今いちど上記のあらすじ読んでニヤけてしまう自分がいる。
ん?なんのこと!? …って、そうなりますよね~。
はい、実はこの映画かなりの分量でミスリードを誘ってきます。
それが終盤に向かい少しずつ種明かしされていって
その全貌が明らかになった時、我々観客は度肝を抜かれる!
ま、そこまでは言い過ぎかもしれないがそういうこと。
先入観のような固定観念が完全に覆されるインパクトは
ニコール・キッドマン主演のスリラー映画『アザーズ』っぽくて
思わず「うわ!そういうことなんかい!?」みたいな。
予告編にある街並みが歪む映像にクリストファー・ノーランの
『インセプション』のパクリような印象を受けるけど
さすがにロバート・ロドリゲス監督にそこまでのドラマ構築は
ズバリ言ってないが、でも頑張ったと思います(←ファンの方ごめん)
冒頭からのざらついた粗めの映像には訳があった。
12テイク目がNGで、13テイク目は。。。
ワタシの満足度(評価)が★3つなのは
内容に対し映像をもっと工夫したらまだまだ伸びしろがあるはずだから。
ちょっと惜しいんですよ本当に。
◆
【今週のツッコミ】
・ローク刑事の愛娘が誘拐された?のは本当で
単なる誘拐と思いきや、実はこの少女には地球規模の。。。
ダメだ。ネタバレ禁止。
・主人公ロークが持ち歩く妻と愛娘のスリーショット写真に
少しだけ違和感を覚えた貴方は推理の天才(笑)
・ちなみに、映画ジャンルはSFミステリーになるのかな。
・ある意味、映画撮影の舞台裏を見せられている感覚に。
・グラインドハウスのような映画しか撮らないと思っていたけど
こういう作品も手掛けるんですね監督。今後も期待してます。
・エンド・クレジット中におまけ映像があります(結構長い)
その映像には本編を覆す仕掛けがあるので離席に注意!!!
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監督:ロバート・ロドリゲス
脚本:ロバート・ロドリゲス、マックス・ボレンスタイン
音楽:レベル・ロドリゲス
出演:ベン・アフレック、アリシー・ブラガ、J・D・パルド
『ドミノ』
先読み不可でしたが、どんでん返しと言うオチはなかったような。
>ま、そこまでは言い過ぎかもしれないがそういうこと。
おっしゃるとおりです。
途中ダレることもなかったし、面白かったけど、
えっ~~って言うのを期待しすぎちゃってました。
あっ、でも、奥さんの洗脳してたのが、最後、ベン君だったのは
確かに、え~~でした。
でも、予告編の印象はそれまでの監督作品の殻を破った?みたいなそっちの期待はあったんですけどね。
今思えば、ディカプリオの「シャッター・アイランド」のようなテイストだったな~みたいな(笑)
瞬間催眠、幻想をモチーフにすれば映画なんていくらでも作れるという意味ではロドリゲス監督の功績は大きいのかもしれません(←なんのこっちゃ)
>最後、ベン君だったのは確かに、え~~でした。
そうなんですよね!そこは意外性があったな~って納得するしかないですね(笑)
最初そう思ってました。その後の展開には驚き!
でしたね。
ロバート・ロドリゲスってたくさん映画作ってますが
ほぼバンデラスの映画しか知らないので、こんなの作るんだと感嘆。
原案、編集、撮影までするなんてスゴい!とも思いましたね。
タイトルは思い出せないけど、過去の色々な映画のシーンがミックスされているような感じを受けました。
一番怪しいのはローク=ベンだったような...。
ウィリアム・ファクトナーもそういう役がピッタリと思ってましたし
でも、監督はその上をいく仕掛けをしてきて彼の過去映画からは想像できませんでした。
あ、『フロム・ダスク・ティル・ドーン』や『デスペラード』というスタイリッシュな映画も作ってましたね。
タランティーノと仲がいいので互いの作品に関与してたりでその時のグラインドハウス映画がインパクト強すぎて…(笑)
>原案、編集、撮影までするなんてスゴい!
それは知りませんでした。ある意味キャメロン監督みたいにひとりで完成させてしまう実力の持ち主ですよね。
ローク刑事の件、本当の妻が判明した辺りから写真の妻は?と頭の中で???となってチョット置いてけぼり食らったところあります(汗)