評価:★★★☆【3,5点】
ラスト、もう少し粘り抜いてヘリに乗って欲しかった。
これ全編通して非常にリアルに感じ終盤までグイグイ引っ張られるが
最後の最後でびっくりするくらいの呆気なさに
それまでの頑張りが何だったのかと言いたくなったわ(笑)
◇
南アフリカのケープタウン。
ある日、元人気ラグビー選手の娘ニコールの惨殺死体が発見される。
捜査の指揮に当たるのはズールー族出身の刑事アリ・ソケーラ。
彼が率いる捜査チームには、私生活に問題を抱えた
白人刑事ブライアン・エプキンがいた。
酒と女に溺れ、妻にも見捨てられた彼だったが、
刑事としてはアリがもっとも信頼を置く部下だった。
やがて捜査を進める2人の前には、
最新の銃器で武装した凶暴なギャングが立ちはだかる。
さらに、事件の背後に潜む麻薬を巡る想像を絶する深い闇が
次第に明らかとなってくるが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレに要注意!】
随分とワイルドな印象のオーランド・ブルームだがチョット新鮮。
こんな薄汚い彼を見たことないけど意外と似合う(笑)
南アフリカのケープタウンって、警察でさえビビって
まともに捜査もできないとても危険な都市といわれるが
中心地はさほど治安が悪いわけでもないとされる。
しかし、一歩街から外れると一気に辺りの雰囲気は豹変するらしい。
本作も『第9地区』のエビが居住してたような、あばら家密集地は
目が合うだけで物を強奪されそうな怖い空気が漂い
部外者を拒否してるかのようだ。
そういった怖い地域で日々起こる殺人事件も
彼らにとっては日常的光景でさほど気にもしていない。
こういった状況に慣れっこになってしまうと
そうでない我々はとても近づくことなどできない。
刑事さんも捜査するだけで命がけなんだもの気の毒としか
言いようがありませんなー。
【今週のツッコミ】
・実はケープタウンより、さらに治安が悪いのがヨハネスブルグ。
・子供の大量失踪に端を発し次々怪事件が発生する。
が、終わってみれば結局は危険な新薬で金儲けを狙う悪徳組織の話。
・ウィティカー少年のあの日は彼にとって人生の岐路となる。
噛まれた股間にとどめの蹴り入れた当時の警察が許せない(酷)
・生涯大人の楽しみが出来ない辛さは想像を絶すると思うよ。
・R15となってる本作、映像的には韓国の猟奇映画ほどではない。
ただ、豚のエサになっていた子供の死体はアカンわ~^^;
たぶん台詞でドン引きしたのかも。
------------------------------------------------------
監督:ジェローム・サル
脚本:ジュリアン・ラプノー/ジェローム・サル
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:オーランド・ブルーム/フォレスト・ウィテカー/コンラッド・ケンプ/
ジョエル・カイエンベ
『ケープタウン』
ラスト、もう少し粘り抜いてヘリに乗って欲しかった。
これ全編通して非常にリアルに感じ終盤までグイグイ引っ張られるが
最後の最後でびっくりするくらいの呆気なさに
それまでの頑張りが何だったのかと言いたくなったわ(笑)
◇
南アフリカのケープタウン。
ある日、元人気ラグビー選手の娘ニコールの惨殺死体が発見される。
捜査の指揮に当たるのはズールー族出身の刑事アリ・ソケーラ。
彼が率いる捜査チームには、私生活に問題を抱えた
白人刑事ブライアン・エプキンがいた。
酒と女に溺れ、妻にも見捨てられた彼だったが、
刑事としてはアリがもっとも信頼を置く部下だった。
やがて捜査を進める2人の前には、
最新の銃器で武装した凶暴なギャングが立ちはだかる。
さらに、事件の背後に潜む麻薬を巡る想像を絶する深い闇が
次第に明らかとなってくるが…。
<allcinema>
◇
【ネタバレに要注意!】
随分とワイルドな印象のオーランド・ブルームだがチョット新鮮。
こんな薄汚い彼を見たことないけど意外と似合う(笑)
南アフリカのケープタウンって、警察でさえビビって
まともに捜査もできないとても危険な都市といわれるが
中心地はさほど治安が悪いわけでもないとされる。
しかし、一歩街から外れると一気に辺りの雰囲気は豹変するらしい。
本作も『第9地区』のエビが居住してたような、あばら家密集地は
目が合うだけで物を強奪されそうな怖い空気が漂い
部外者を拒否してるかのようだ。
そういった怖い地域で日々起こる殺人事件も
彼らにとっては日常的光景でさほど気にもしていない。
こういった状況に慣れっこになってしまうと
そうでない我々はとても近づくことなどできない。
刑事さんも捜査するだけで命がけなんだもの気の毒としか
言いようがありませんなー。
【今週のツッコミ】
・実はケープタウンより、さらに治安が悪いのがヨハネスブルグ。
・子供の大量失踪に端を発し次々怪事件が発生する。
が、終わってみれば結局は危険な新薬で金儲けを狙う悪徳組織の話。
・ウィティカー少年のあの日は彼にとって人生の岐路となる。
噛まれた股間にとどめの蹴り入れた当時の警察が許せない(酷)
・生涯大人の楽しみが出来ない辛さは想像を絶すると思うよ。
・R15となってる本作、映像的には韓国の猟奇映画ほどではない。
ただ、豚のエサになっていた子供の死体はアカンわ~^^;
たぶん台詞でドン引きしたのかも。
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監督:ジェローム・サル
脚本:ジュリアン・ラプノー/ジェローム・サル
音楽:アレクサンドル・デスプラ
出演:オーランド・ブルーム/フォレスト・ウィテカー/コンラッド・ケンプ/
ジョエル・カイエンベ
『ケープタウン』
ま、この映画の原題は「ZULU」だから、ケープタウンは舞台ではあるけど、ケープタウンであることはあまり重要ではないのかも。
『オブリビオン』の冒頭のトムのようになってしまいそう^^;
どんな事件であろうと警察が来てくれる安心感さえないというのも怖いものです。
原題の「ZULU」ってズールー族のことだと思うんだけど
それだと、もうひとつ吸引力がないのかもしれませんね(笑)
ウィティカーママのあまりに悲惨な最後に涙を禁じえませんでしたよ;;
ポスターにあるようなサスペンス・アクションと言うより
南アフリカの歴史を含めた暗部を描く社会派の作品でしたね。
いつものように、何かのついでにチョイと立ち寄ればいいはずなのに
その日だけは違った!
これってお気楽な安心感が招いた結果なんでしょうけど
まさか、ここまでになってしまうのは、さすがケープタウン。
想像してた内容と違ったのは同じでしたね。
こういう社会派ドラマって劇場出るときのどんより感がたまりませんね(悲)