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シリアナ

2006年03月05日 14時44分48秒 | 映画 さ行
原題:『SYRIANA』

監督:スティーヴン・ギャガン
脚本:スティーヴン・ギャガン
原作:ロバート・ベア『CIAは何をしていた?』(新潮社刊)
撮影:ロバート・エルスウィット
音楽:アレクサンドル・デプラ

出演:ジョージ・クルーニー/マット・デイモン/ジェフリー・ライト/マザール・ムニール/アレクサンダー・シディグ/ウィリアム・ハート/クリス・クーパー

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4日(土)の朝、仕事帰りに地元のシネコンに立ち寄った。「さて、何を観ようか・・・『ナルニア』も良いけど字幕版は時間が合わないしな、『ミュンヘン』は長くてこの時間からだと絶対居眠りしそうだしな~『シリアナ』が適当だな」ということでこの映画を観ることにしました。

映画が始まって15分で後悔した。もしかしたら難解なストーリーになっているのなら参ったな~という思いが・・。チラシを見ていて知ってはいたが中東諸国と大国アメリカに絡む問題をなにやら複数のストーリーで進行させていく。単細胞の私には理解できないかもしれないと一抹の不安が胸をよぎりました(笑)

“地球は陰謀でできている”
元CIA工作員が暴露した赤裸々な真実――怒涛のストーリーは実在する


中東といえばテロ、石油を真っ先にイメージする。この映画はそれ等にCIA=アメリカの企みを織り交ぜて世界で最も恐ろしいタブーを暴露させている。CIA諜報員ボブ・バーンズ(ジョージ・クルーニー)、移民出稼ぎ労働者ワシーム(マザール・ムニール)、アラブ某国の王子ナシール(アレクサンダー・シディグ)、エネルギー・アナリスト ブライアン(マット・ディモン)、野心家弁護士ベネット(ジェフリー・ライト)とそれぞれのストーリーを同時進行させラストで見事にひとつにまとめ上げ全体像が見えてくる緻密に練り上げられた脚本には凄いの一言である。

本作は中東を舞台に石油利権に群がる人々の欲望とそれが生み出す巨大な陰謀をリアリティに描いている・・・ようです(笑)実際にそれらに関わる仕事をしているわけではないので映画を観たままを信じるしかありませんが、ひとつだけ分かったのが自爆テロを行うのは決まって低所得者でありテロを実行させればその家族には莫大な報奨金が入り信教者たちから英雄扱いされ家族思いの若者がそのために命を散らしていくということ。そしてそういったテロを起こす引き金になっているのが自称世界のリーダーアメリカが大いに関わっているということ。

今回のジョージ・クルーニーは今までのニヤけたダンディーとはまるで違っていました。こういう演技も出来たんですね、役柄のため13キロも増量させたため歩き方が少し変でしたがなかなか良かったと思いました。そしてマット・ディモンがサスペンス映画に出てくると最近は“ジェイソン・ボーン”のようにクールに見えてしまうのは私だけかな~

評価:★★★★

「シリアナ」オフィシャルサイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/syriana/






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