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グランド・ブダペスト・ホテル

2014年06月07日 17時06分50秒 | 映画 か行
評価:★★★☆【3,5点】



作品キャラ、アイテムすべて手元に置いておきたい衝動に駆られる(笑)





1932年。グランド・ブダペスト・ホテルは、
“伝説のコンシェルジュ”と呼ばれるグスタヴ・Hの
完璧なおもてなしが評判で、彼目当てのエレガントな客で溢れかえる
ヨーロッパ随一の超高級ホテル。
そこでベルボーイ見習いとして働くことになったのが
移民の少年ゼロ・ムスタファ。
グスタヴの指示を忠実にこなし、少しずつ信頼を獲得していく。
そんなある日、グスタヴと懇意の間柄だった
富豪の常連客マダムDが殺害され、
遺言で名画“少年と林檎”がグスタヴに贈られることに。
しかしグスタヴには殺人の嫌疑がかけられ、
おまけに絵を取り戻そうとマダムDの息子ドミトリーの刺客も迫ってくる。
そんな中、グスタヴとゼロはコンシェルジュ仲間や
ゼロの婚約者アガサの力を借りて逃亡を続けつつ、
事件の謎を解明すべくヨーロッパ中を駆け巡るのだったが…。
<allcinema>





これ以上弾けた演出になってくると、さすがに付いていけないが
このくらいのシュールさならちょうどいい(笑)

本作はどこかジオラマ的要素がふんだんに入っており
常に物語を雲の上から覗いているイメージだった。

ミニチュア模型とスタジオセット、そして巨大デパートを改造し
ブダペストホテルを再現させるなど、ワタシも美術スタッフとして
参加したかったわ(爆)

物語もとても分かり易くなっていて高感度アップ。
逆に難解にすると映像を堪能できなくなる恐れがあるので
その辺りウェス・アンダーソン監督はしっかり心得ているようだ。


【今週のツッコミ】
・基本、ウェス監督のシュールな世界観は結構お気に入り。
 但し、それは好きなおかずの一部であり、それが続くとダメなのだ(笑)
 子供の頃、大好きなプリンを丼で食べたら以後嫌いになった(爆)

・画面構図の多くはセンターを軸に左右対象にすることで
 完全にファンタジーの世界となっている。
 落下ネコの死体がいい例ですね(笑)

・若き日のロビーボーイ・ゼロの人間性に心底惚れた(笑)
 彼がグスタヴに何度もいう「彼女を誘惑しないで」
 これなかなか言えないよね^^

・今回もやってくれましたティルダ・スウィントン。
 大富豪の84歳(?)の老婆になるための特殊メイクが素晴らしい。
 白内障のコンタクトまで入れてるなんて大笑いだ。

・コンシェルジュって仕事も大変だな~と同情(笑)
 いくら、おもてなしといえど後期高齢者の夜のお相手まではご勘弁^^;

・個性豊かなキャラクターは今後グッズとして売り出せばいいのでは^^
 ワタシは刺客ドミトリーか若き日のゼロのフィギュアがほしいかも(笑)
 玄関のドアに下げておけばドロボー対策になりそうだ(ならねえよ) 
----------------------------------------------------------
監督:ウェス・アンダーソン
脚本:ウェス・アンダーソン
音楽:アレクサンドル・デスプラ


出演:レイフ・ファインズ/F・マーレイ・エイブラハム/エドワード・ノートン/
    エイドリアン・ブロディ/ウィレム・デフォー/ジェフ・ゴールドブラム/
    ジェイソン・シュワルツマン/ジュード・ロウ/ティルダ・スウィントン/
    ハーヴェイ・カイテル/トム・ウィルキン/ソントニー・レヴォロリ/



『グランド・ブダペスト・ホテル』

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8 コメント

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Unknown (えふ)
2014-06-07 21:13:22
殺人事件や脱獄といった生々しい出来事も、
何故かメルヘンちっくで可愛かったw
コンシェルジュってほんと大変ですよね。
でも電話で繋いだコンシェルジュの輪は凄かったわ!
返信する
えふさんへ (ituka)
2014-06-07 23:50:00
こんばんは。
こういう物語だったとは知りませんでした。
単に恋愛騒動で突き進んでいくもとばかり思ってましたから(爆)
そうそう、殺人事件や脱獄なんかがある割にどこか微笑ましかったですよね。

コンシェルジュという職業も見た目華麗だけど中身はホストみたいでした^^;

>でも電話で繋いだコンシェルジュの輪

鍵の秘密結社とか言ってましたよね。
なんだか鷹の爪団みたいでやつら本当に裏稼業できるの?でしたが
意外にもどこぞのエージェント並みでしたね(笑)
返信する
そのうちプリンもまた食べてみてください (ぺろんぱ)
2014-06-12 19:02:57
プリンの逸話、、、そうなのですね。itukaさん、なかなかお茶目ですね。幼き頃の純粋さたっぶり、ですね(*^_^*)。
私は今例えば大好きなお酒を丼いっぱい呑んでも嫌いにはならないかと…あ、その代わりディープな二日酔い必至ですね、阿呆な私です、とほほ。
プリンは最近はコンビニで手軽なお値段でなかなかの優れものが登場していますよ、そのうちお試し下さいませね。(*^_^*)

ティルダさんが84歳の老婆にU+2048
確かに本作は(私的に)俳優陣が凄いです。
上の画像もレイフのイメージが面白い覆りようでした。どんな役なんやろ、、、。
同監督の作品は実はバシッと波長が合うものが中々なかったのですが、何だかこれは気になっで尾を引きそうです。いつか観る日の楽しみです。
返信する
ぺろんぱさんへ (ituka)
2014-06-13 00:11:01
こんばんは。
ワタシの幼少期、唯一の贅沢品だったのが手作りプリン(爆)
毎日要求するワタシと弟に、いい加減うんざりしていた母親は遂にある行動を取ったのでした^^
ニコニコしながら「さあ、お食べ。今日は丼でいっぱい食べれるよ~」
この甘い誘惑に隠された真の思惑など知る由もなかったのでした(笑)

そうですね、コンビニのプリンも昔と違ってかなり本格的ですもんね。
今度、いちど挑戦してみますね(笑)

ティルダさん、ここのところやたら弾けたキャラクター演じてますが
ワタシが思うに、おそらく『少年は残酷な弓を~』辺りから彼女のなかで何かが芽生えたのでしょう。
それとも、すべて計算づくだったりして^^;
最近、パッとしないジョディ・フォスターをみてるとこういう生き残り方もアリだなみたいな(笑)

本作の世界観は過去に味わったことのない不思議なものでした。
是非ご覧になってください^^
返信する
こんばんは。 (オリーブリー)
2014-06-22 18:34:29
これ、女史には映像だけでもメチャ楽しいですよ(笑)
いくつになっても、ピンクだとかメルヘンチックなものだとか、思わず「かわいいぃー」とワクワクしちゃいます♪
教育テレビの人形劇みたいなスキー場での追いかけっことかツボ(笑)
「少年と林檎」無き後の画も爆笑でした(って、早く、気づけよっ)

*うちの息子は、茶碗蒸しを丼で食べます(爆)
返信する
オリーブリーさんへ (ituka)
2014-06-22 19:13:37
こんばんは。
やはり女性目線に合わせているのでしょうかね^^

>いくつになっても、ピンクだとかメルヘンチックなものだとか

ほほぅ~!なるほどー(笑)
色使いもやわらかいしカットによってはどんよりしたモノとか結構色の効果を生かしてましたね。

ピンクってなんで女性ウケするんだろ~
たまにコンビニでピンクのヨレヨレTシャツとジョージ姿のおジョーさん見ますけど
あれって貧乏くさいですよね(おいおい)

盗まれた後の絵の方が大人っぽくて部屋に飾っておきたかったです(爆)

>*うちの息子は、茶碗蒸しを丼で食べます(爆)

え~!それは凄い!(爆)
それいちどやってみたいわ(ほんとかよ)
返信する
丼プリン (ami)
2014-06-23 21:03:08
私もやったことあります。
暫くはもういいかな~と思いましたがその後復活し、
大人になってからはバケツプリンを食べに県外まで出向いたこともあります。
赤福12個入り一箱、羊羹一本も挑戦しましたが大丈夫でしたよ(何の話だよ)
返信する
amiさんへ (ituka)
2014-06-23 23:55:30
こんばんは。
お、丼プリンやってましたか~(爆)
でも、また復活できることが凄いですね。貴女タダモノでないです(笑)

バケツプリン?おいおい、それってどこで売ってるんでしょう(笑)

>赤福12個入り一箱、羊羹一本

amiさん、同じことやってるわ~!(笑)
これはワタシもなんら普通に食べられましたよ。
ロールケーキ1本だって美味しくぺロリ(爆)
で、よく母に怒られてました^^;

ところで何の話してるんだろ(爆)

返信する

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