評価:★★★★[4/5]甘め
パイプカットした意味がまったくないのには笑った!
涼しい顔をしていたクレアに如才はなかった。
◇
クレアは物心ついたときから、ずっとヘンリーが好きだった。
ふたりが結ばれる運命にあることを疑わないクレアだったが、
それでも、いつ離ればなれになるかわからない。
ふたりは何の前ぶれもなく引き離され、次はいつ会えるともわからない。
それでもクレアはたったひとりの愛する人と、ともに生きようと努力する。
ヘンリーがクレアと初めて会ったのは彼が28歳の時。
しかし、20歳のクレアにとってそれは運命的な再会だった。
彼女は6歳の時に30代のヘンリーと出会っていた。
そう、ヘンリーはタイムトラベラーだったのだ。
しかしその時空移動は彼自身には制御不能で、何の前触れもなく、
突然に過去や未来へ飛ばされてしまう非常にやっかいな“病気”だった。
少女時代にそんなヘンリーと偶然出会い、
以来時空を超えて何回となくやって来るヘンリーに
見守られるようにして成長していったクレア。
やがて2人の絆は、
クレアが大人になるにつれて恋へと発展していくのだったが…。
<allcinema>
◇
まるで、ターミネーターのように全裸でタイムトラベルしてくる男。
自分の意思ではなく、毎回、唐突にそれは起こってしまうところが
今までのタイムトラベル映画とは一線を画すのだろう。
といっても、主人公の飛ぶ未来や過去にいっしょに旅をするという
そんな映画ではありません。
軸になっているのは、あくまでクレア(レイチェル・マクアダムス)で
彼女の成長を追って物語は進行していきます。
ただ、そこへは20代~40代のヘンリー(エリック・バナ)が
ランダムに出没してきたりして
そのたびに、そんなヘンリーに対応するクレアが可愛くもあり
切なくもあるのだった。
大富豪の娘で大きな土地を持っており、周り一体の平原の
林の中からヘンリーが来ることが分かってからは
服と靴をきれいに畳んで置いておくといういじらしい女の子だった。
いつしか彼女は“好きから愛する”に変わって行き
ヘンリーも地に足が付かない自分をここまで想ってくれている
クレアに心を寄せていくことになる。
クリスマスイブのデートの日でも肝心な時に突然消えてしまい
数日後に帰って来る。と、こんなことの繰り返しにもかかわらず
そういった寂しい思いには免疫が付いてしまったのでしょう。
決してそのことを彼に愚痴など言わないのです。
「あらら!また消えちゃったのね」みたいな。
これをサンドラ・ブロックが演じていたら
「チッ!」と確実に舌打ちしていたことでしょう。
クレアはそんなことはしません。
ただひたすらに現れた日を自分の日記に書き留めている女性だから。
そして遂にふたりは結婚式を挙げるわけですが
ここでもひと波乱があります(笑)
参列者から「あら?新郎さんって、随分白髪が増えたわね~」。
また、その後にやって来る彼女の妊娠も
ひと波乱もふた波乱もあるわけですが
ここが、本作のヤマ場であるわけですね~。
ココは少しばかりウルウルと来てしまったワタシです。
ランダムにタイムトラベルしてしまう問題点の解決策を
教えてくれるある重要人物が登場するわけですが
冷静に見てないと頭がこんがらがってきてしまう(爆)
ともすれば、ラブコメ風な要素も部分的に取り入れてはいるが
基本はファンタジー系のラブストーリーでしょうね。
『ゴースト/ニューヨークの幻』と同じジャンルですな。
ヒロインのレイチェル・マクアダムスがとっても綺麗!
ラッセル・クロウの『消されたヘッドライン』のときの
駆け出しの記者でラッセルのアシスタント役が印象に残っています。
髪をアップにしたときの額の辺りは個人的に気になりますが
基本は美しい女優さんだったと思います。
対するエリック・バナは、ごく普通の優しそうな男性という
位置づけで、この役なら他にもっと適役が居たのではないかと思う。
いや、特に不満はありませんけど。
おまけ)
・考えようによってはクレアは、ランダムに現れるヘンリーに対し
スリルを味わっているようにも思えた。
で、なければ、あんなに待ち続けることは不可能だと思う。
・30代のヘンリーが40代のヘンリーに対し嫉妬するシーンが可笑しい。
・日本でヘンリー(エリック・バナ)をやるなら草 剛が適役かな。
・6歳の時の少女がエスターだったら、完全にホラー映画。
・6歳の時の少女がアリアーナ・エンジニアちゃんだったら
レイチェル・マクアダムスとスムーズに繋がっただろう。
・もうひとり、最後の女の子は、あれこそ他に居なかったのか?
アリアーナ・エンジニアちゃんで良いじゃないか~(爆)
-----------------------------------------------------
監督:ロベルト・シュヴェンケ
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
撮影:フロリアン・バルハウス
音楽:マイケル・ダナ
出演:エリック・バナ/レイチェル・マクアダムス/アーリス・ハワード/
ロン・リヴィングストン/スティーヴン・トボロウスキー/
ブルックリン・プルー/
『きみがぼくを見つけた日』
パイプカットした意味がまったくないのには笑った!
涼しい顔をしていたクレアに如才はなかった。
◇
クレアは物心ついたときから、ずっとヘンリーが好きだった。
ふたりが結ばれる運命にあることを疑わないクレアだったが、
それでも、いつ離ればなれになるかわからない。
ふたりは何の前ぶれもなく引き離され、次はいつ会えるともわからない。
それでもクレアはたったひとりの愛する人と、ともに生きようと努力する。
ヘンリーがクレアと初めて会ったのは彼が28歳の時。
しかし、20歳のクレアにとってそれは運命的な再会だった。
彼女は6歳の時に30代のヘンリーと出会っていた。
そう、ヘンリーはタイムトラベラーだったのだ。
しかしその時空移動は彼自身には制御不能で、何の前触れもなく、
突然に過去や未来へ飛ばされてしまう非常にやっかいな“病気”だった。
少女時代にそんなヘンリーと偶然出会い、
以来時空を超えて何回となくやって来るヘンリーに
見守られるようにして成長していったクレア。
やがて2人の絆は、
クレアが大人になるにつれて恋へと発展していくのだったが…。
<allcinema>
◇
まるで、ターミネーターのように全裸でタイムトラベルしてくる男。
自分の意思ではなく、毎回、唐突にそれは起こってしまうところが
今までのタイムトラベル映画とは一線を画すのだろう。
といっても、主人公の飛ぶ未来や過去にいっしょに旅をするという
そんな映画ではありません。
軸になっているのは、あくまでクレア(レイチェル・マクアダムス)で
彼女の成長を追って物語は進行していきます。
ただ、そこへは20代~40代のヘンリー(エリック・バナ)が
ランダムに出没してきたりして
そのたびに、そんなヘンリーに対応するクレアが可愛くもあり
切なくもあるのだった。
大富豪の娘で大きな土地を持っており、周り一体の平原の
林の中からヘンリーが来ることが分かってからは
服と靴をきれいに畳んで置いておくといういじらしい女の子だった。
いつしか彼女は“好きから愛する”に変わって行き
ヘンリーも地に足が付かない自分をここまで想ってくれている
クレアに心を寄せていくことになる。
クリスマスイブのデートの日でも肝心な時に突然消えてしまい
数日後に帰って来る。と、こんなことの繰り返しにもかかわらず
そういった寂しい思いには免疫が付いてしまったのでしょう。
決してそのことを彼に愚痴など言わないのです。
「あらら!また消えちゃったのね」みたいな。
これをサンドラ・ブロックが演じていたら
「チッ!」と確実に舌打ちしていたことでしょう。
クレアはそんなことはしません。
ただひたすらに現れた日を自分の日記に書き留めている女性だから。
そして遂にふたりは結婚式を挙げるわけですが
ここでもひと波乱があります(笑)
参列者から「あら?新郎さんって、随分白髪が増えたわね~」。
また、その後にやって来る彼女の妊娠も
ひと波乱もふた波乱もあるわけですが
ここが、本作のヤマ場であるわけですね~。
ココは少しばかりウルウルと来てしまったワタシです。
ランダムにタイムトラベルしてしまう問題点の解決策を
教えてくれるある重要人物が登場するわけですが
冷静に見てないと頭がこんがらがってきてしまう(爆)
ともすれば、ラブコメ風な要素も部分的に取り入れてはいるが
基本はファンタジー系のラブストーリーでしょうね。
『ゴースト/ニューヨークの幻』と同じジャンルですな。
ヒロインのレイチェル・マクアダムスがとっても綺麗!
ラッセル・クロウの『消されたヘッドライン』のときの
駆け出しの記者でラッセルのアシスタント役が印象に残っています。
髪をアップにしたときの額の辺りは個人的に気になりますが
基本は美しい女優さんだったと思います。
対するエリック・バナは、ごく普通の優しそうな男性という
位置づけで、この役なら他にもっと適役が居たのではないかと思う。
いや、特に不満はありませんけど。
おまけ)
・考えようによってはクレアは、ランダムに現れるヘンリーに対し
スリルを味わっているようにも思えた。
で、なければ、あんなに待ち続けることは不可能だと思う。
・30代のヘンリーが40代のヘンリーに対し嫉妬するシーンが可笑しい。
・日本でヘンリー(エリック・バナ)をやるなら草 剛が適役かな。
・6歳の時の少女がエスターだったら、完全にホラー映画。
・6歳の時の少女がアリアーナ・エンジニアちゃんだったら
レイチェル・マクアダムスとスムーズに繋がっただろう。
・もうひとり、最後の女の子は、あれこそ他に居なかったのか?
アリアーナ・エンジニアちゃんで良いじゃないか~(爆)
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監督:ロベルト・シュヴェンケ
脚本:ブルース・ジョエル・ルービン
撮影:フロリアン・バルハウス
音楽:マイケル・ダナ
出演:エリック・バナ/レイチェル・マクアダムス/アーリス・ハワード/
ロン・リヴィングストン/スティーヴン・トボロウスキー/
ブルックリン・プルー/
『きみがぼくを見つけた日』
「タイムリープ理論」ってのが未だに良く分かってませんが、
結局、専門家解釈では「着衣」「全裸」のどちらなのでしょう?
その手の作品を観る時、いつも気になってるので、イイ加減にハッキリして欲しい!(=^_^=)
お邪魔してビックリしました。(*^_^*)
>スリルを味わっているようにも
そうですよね。
逆に彼の人生の“全て”を知って、まるごと愛せている存在が自分なのだという自信にも繋がるような気がしました。
考えようによっては凄く幸せなことなのかも。
それにしても的に美しい映画でしたよね~。
ヒロインのレイチェル・マクアダムスも確かに魅力的な女性でした。
でも撮影時にお尻のタトゥーは消せなかったのでしょうか・・・。フェイスとのギャップがちょっぴり気になりました。(^_^;)
あ~!確かにどっちなんでしょうね?
いろんなタイムトラベラーが映画になってますが
天変地異で最新鋭空母やら陸上自衛隊一個小隊が飛ぶんですから
なんでも有りな気がします^^
たぶん、着衣もろとも過去に飛んだ場合に
もしかしたらタイムパラドックスの原因になるような気がします。
逆に過去から未来に行く場合は良いような感じですが
結局のところ全裸であることが最も信憑性があるんじゃないかと踏んでます^^;
もう一本の『パイレーツロック』は2か月前の予告編の時からスルーを決めてました。
で、本作はレイチェル・マクアダムスが余りにもお綺麗に映っていたのでチョイスした次第です^^;
いや、ほんとうは内容に惹かれて^^
>逆に彼の人生の“全て”を知って、まるごと愛せている存在が自分なのだという自信
はい、これは確かにそうだと思います。
自分は6歳から、向こうは28歳(?)からでしたもんね^^
その自信が包容力のある肝っ玉母さん風に感じたのかもしれません。
そうですよ~!あのタトゥで今どきの派手な女の子って云う感じで
一瞬、現実に戻されましたよね(笑)
でも、よく見つけましたね。わずか数秒しか映らなかったのに^^
画的(ですね^^)に奇麗でした。
映像だけでも癒されるような作品でしたもんね。
数秒どころか、1秒もなかったですよ!(=^_^=)
「安」とかじゃなくて、良かった(=^_^=)
あのヒップのシーンって一瞬でしたっけ^^;
それにしても、みなさんしっかり観てますね^^
レイチェルさんは笑ったお顔はほんと!崩れますよね。
このひとは左斜めチョイ下からのショットが最も美しい。
それもあの形の良いお鼻が^^
クヒオとえらい違いです(笑)
子供と一緒に観たのがイケなかったのか(笑)
切ない度はいまひとつでした。
第一声の、
>パイプカットした意味がまったくないのには笑った!
はい~。子供が突っ込んでましたタツはラブものは苦手で、
これはタイムトラベルに食いついてきたんですが、
なので、私はちょっと可笑しかったハダカのシーンも基本だと言いよりました(笑)
タイムパラドックスに関してはやはり、未来⇒過去を変える=NGという認識ですね~。
しかし、遺伝にまたもクレアは淋しい想いをさせられるのか~と、それは可哀想でした
子供と一緒にラブ・ファンタジーは気恥ずかしいような気がするワタシです^^;
やっぱり、パイプカット突っ込みましたか(笑)
タツくん偉い!
男性はタイムトラベルものが好きって多いですよね^^
>タイムパラドックスに関してはやはり、未来⇒過去を変える=NGという認識ですね~。
まったく同感です!
ワタシも、ある程度信憑性がないとダメですね イラン( -.-)ノ ・゜゜・。ポイッ
>しかし、遺伝にまたもクレアは淋しい想いをさせられるのか~と、
結局クレアはそういう運命だったのでしょう。
それにしても、あの子役はなんとかならなかったのでしょうか~^^;
ワタシはアレで少し引いてしまいましたから(爆)