評価:★★★★【4点】
おんぼろレッカー車・メーターのスピンアウト映画?
前作からおよそ5年ぶりとなるシリーズ第2弾の本作は
相変わらずCGの完成度が高いですね。
今回、意外にもライトニング・マックイーンよりも
彼の親友のメーターが大活躍するスパイ映画となっていた。
とりわけ、冒頭からのアクションは
『007』や『ボーン』のような諜報員キャラが現れ
いきなりのド派手なアクションで、あるモノを追い
そこで展開される裏取引の証拠をMI6(なのか?)に
持ち帰るという美味しい掴みにハラハラしてしまった。
◇
天才レーサーにしてラジエーター・スプリングスの人気者
“ライトニング・マックィーン”は、ひょんな成り行きから
ワールド・グランプリに出場することに。
そこで、大親友にしておんぼろレッカー車の“メーター”を
ピット・クルーのメンバーとして帯同させる。
しかし、日本を皮切りに、イタリア、イギリスと各地を転戦しながら
トップレーサーたちがしのぎを削る過酷なレースの世界に
田舎町からやって来たメーターは戸惑いを感じるばかりで、
マックィーンの足を引っ張ってしまう。
そんな時、ミステリアスな英国のスパイ・コンビに
アメリカのスパイと誤解され、
クルマたちの未来が懸かった危険なスパイ戦の渦中に
巻き込まれてしまうメーターだったが…。
<allcinema>
◇
簡単にいえば、巻き込まれ型のアクションコメディですね。
普段からお調子者のメーターがグランプリに出るマックイーンの
ピット・クルーとして初参加することでひとり舞い上がってしまい
レース前夜のパーティーでも、おっちょこちょいぶりが全開マックスで
やることなすこと周りから失笑の嵐でひとり浮いてしまっていた。
そして、そういう国際的なレースの裏では陰謀渦巻く事件が
密かに進行していて、その不穏な動きを探る諜報員なるモノが
メーターのことをアメリカの諜報員で、自分らに協力していると
勝手に思い込んでしまったからさあ大変!(笑)
ストーリーはグランプリ・レースを利用した策謀が行われ
それを阻止しようとするMI6メンバーがとても魅力的でした。
特に紫のホリー・シフトウェルが今回のヒロインとして
サリーを完全に凌駕していました。(ってサリーの出番が少なすぎ)
展開はとくにヒネリもなくストレートなんですが
コレが意外と良かったんです。
主人公は車とはいえ、その動きや表情は完全に人間のそれですし
車にしても、デフォルメされてるとはいえ、基本となる細かい部分は
完璧にコピーされてるから実在のスーパーカー、ヴィンテージカー
あるいはヨーロッパの大衆車に至るまで、ファンにとっては
これ以上ない贈り物ではないでしょうか。
おまけ)
・第1作のゲスト声優にF1ターミネーター(←古い!)のミハエル・シューマッハ。
今回はルイス・ハミルトンだったのね。吹替え版なので実声が聴けず残念(笑)
・今回のマックイーン最大のライバルであるフランチェスコ・ベルヌーイが
嘗て90年代のF1を席巻したベネトン・ルノーのボディカラーっぽいと
思ってしまったのは、多分ワタシだけですかね^^;
・フランチェスコ・ベルヌーイの性能は現在のF1よりもエンジンパワーが
1割ほど優れてますね。因みにインディカーはどんなもんだろうか。
・今回のグランプリはレースの異種格闘技戦みたいで、ラリーカー有りの
ナスカーにプロトタイプカーにフォーミュラーカーときて
それぞれの特性をコース上でうまく表現してくれたことに
レース好きにとって結構ポイントアップとなりました。
・ついでにこのレースで思い出したのが、数年前の実際のル・マンに登場した
F1エンジンベースを搭載した車がスタートこそぶっちぎりで他車を圧倒してたけど
僅か数周でエンジンブロー(?)で2台ともリタイアしてた記憶がありますが
やっぱり耐久性の問題というのはシロウトでも分りますし、あれは興味深かった^^
--------------------------------------------------------------------
監督:ジョン・ラセター
脚本:ベン・クイーン
撮影:―
音楽:マイケル・ジアッキノ
声の出演:ラリー・ザ・ケイブル・ガイ/オーウェン・ウィルソン/
エミリー・モーティマー/マイケル・ケイン/ジョン・タートゥーロ/
ルイス・ハミルトン/フランコ・ネロ/トーマス・クレッチマン/
『カーズ2』
おんぼろレッカー車・メーターのスピンアウト映画?
前作からおよそ5年ぶりとなるシリーズ第2弾の本作は
相変わらずCGの完成度が高いですね。
今回、意外にもライトニング・マックイーンよりも
彼の親友のメーターが大活躍するスパイ映画となっていた。
とりわけ、冒頭からのアクションは
『007』や『ボーン』のような諜報員キャラが現れ
いきなりのド派手なアクションで、あるモノを追い
そこで展開される裏取引の証拠をMI6(なのか?)に
持ち帰るという美味しい掴みにハラハラしてしまった。
◇
天才レーサーにしてラジエーター・スプリングスの人気者
“ライトニング・マックィーン”は、ひょんな成り行きから
ワールド・グランプリに出場することに。
そこで、大親友にしておんぼろレッカー車の“メーター”を
ピット・クルーのメンバーとして帯同させる。
しかし、日本を皮切りに、イタリア、イギリスと各地を転戦しながら
トップレーサーたちがしのぎを削る過酷なレースの世界に
田舎町からやって来たメーターは戸惑いを感じるばかりで、
マックィーンの足を引っ張ってしまう。
そんな時、ミステリアスな英国のスパイ・コンビに
アメリカのスパイと誤解され、
クルマたちの未来が懸かった危険なスパイ戦の渦中に
巻き込まれてしまうメーターだったが…。
<allcinema>
◇
簡単にいえば、巻き込まれ型のアクションコメディですね。
普段からお調子者のメーターがグランプリに出るマックイーンの
ピット・クルーとして初参加することでひとり舞い上がってしまい
レース前夜のパーティーでも、おっちょこちょいぶりが全開マックスで
やることなすこと周りから失笑の嵐でひとり浮いてしまっていた。
そして、そういう国際的なレースの裏では陰謀渦巻く事件が
密かに進行していて、その不穏な動きを探る諜報員なるモノが
メーターのことをアメリカの諜報員で、自分らに協力していると
勝手に思い込んでしまったからさあ大変!(笑)
ストーリーはグランプリ・レースを利用した策謀が行われ
それを阻止しようとするMI6メンバーがとても魅力的でした。
特に紫のホリー・シフトウェルが今回のヒロインとして
サリーを完全に凌駕していました。(ってサリーの出番が少なすぎ)
展開はとくにヒネリもなくストレートなんですが
コレが意外と良かったんです。
主人公は車とはいえ、その動きや表情は完全に人間のそれですし
車にしても、デフォルメされてるとはいえ、基本となる細かい部分は
完璧にコピーされてるから実在のスーパーカー、ヴィンテージカー
あるいはヨーロッパの大衆車に至るまで、ファンにとっては
これ以上ない贈り物ではないでしょうか。
おまけ)
・第1作のゲスト声優にF1ターミネーター(←古い!)のミハエル・シューマッハ。
今回はルイス・ハミルトンだったのね。吹替え版なので実声が聴けず残念(笑)
・今回のマックイーン最大のライバルであるフランチェスコ・ベルヌーイが
嘗て90年代のF1を席巻したベネトン・ルノーのボディカラーっぽいと
思ってしまったのは、多分ワタシだけですかね^^;
・フランチェスコ・ベルヌーイの性能は現在のF1よりもエンジンパワーが
1割ほど優れてますね。因みにインディカーはどんなもんだろうか。
・今回のグランプリはレースの異種格闘技戦みたいで、ラリーカー有りの
ナスカーにプロトタイプカーにフォーミュラーカーときて
それぞれの特性をコース上でうまく表現してくれたことに
レース好きにとって結構ポイントアップとなりました。
・ついでにこのレースで思い出したのが、数年前の実際のル・マンに登場した
F1エンジンベースを搭載した車がスタートこそぶっちぎりで他車を圧倒してたけど
僅か数周でエンジンブロー(?)で2台ともリタイアしてた記憶がありますが
やっぱり耐久性の問題というのはシロウトでも分りますし、あれは興味深かった^^
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監督:ジョン・ラセター
脚本:ベン・クイーン
撮影:―
音楽:マイケル・ジアッキノ
声の出演:ラリー・ザ・ケイブル・ガイ/オーウェン・ウィルソン/
エミリー・モーティマー/マイケル・ケイン/ジョン・タートゥーロ/
ルイス・ハミルトン/フランコ・ネロ/トーマス・クレッチマン/
『カーズ2』
私も吹き替えで見ましたが、マイケル・ケインの声が聞きたかった。
各国語版で声優を変えてあるようですが、
アロンソの出てる版もあるそうです。
字幕で上映してる劇場ってほとんどないですね。
今回の声優さんたち、実写版で競演させたくなるくらい豪華絢爛でした。
マイケル・ケインもいい声持ってますしね。
>アロンソの出てる版もあるそうです。
へ~!そうなんですか!
スペインでは盛り上がったんでしょうね。
ちなみに日本版で小林可夢偉の声を聴いてみたかったです(笑)
ご無沙汰ついでにご迷惑とは思いましたが、過去の記事にもトラバを送りました。
前作の「カーズ」は、ブログに記事を上げていません。これからでも記事を投稿したいと思います。
そう、3D版の字幕は目が付いていけないので、吹替え版にしました。
カラフルな彩色で目が少々疲れましたが、車好きにはたまらない映像です。
字幕版は、DVDレンタルで見ます。
のんびり屋の私ですが、これからも宜しくお付き合い下さい。
TB、まったく迷惑ではないのでご安心くださいね^^
前作の『カーズ』公開時期といえば、みなさんブログを始められたころですかね。
ワタシもその記事を書いてるときはブログのTBの意味すら知りませんでしたよ(笑)
パピのママさん、是非とも感想アップしてみてください。
3D映像の字幕って中途半端に浮いて見えますよね(笑)
アレが苦になることもありますが肉声聴きたいし、ちょっとジレンマ(爆)
こちらこそよろしくお願いします。
itukaさんは、トランスフォーマーとこちらのどちらかが見たい、という人がいたら、どっちを推しますかー?
itukaさんはどんな車が好きですか?
車好きの人にはこれ、こたえられない映画ですよね。
私は車に詳しい訳では全然ないんですが、何の車が好きか、と言われたらいつも「ロードスター」って答えてます。可愛いのが好きで
この2本のどちらかといわれれば、まちがいなく『カーズ2』です。
CGアニメの完成度高いし、なによりドラマがこちらの方が面白いって点ですね。
好きな車はロードスターなんですね。ちっちゃくて可愛い。
あの流線型がいい感じですよ。思わず素手で触りたくなります(←おい)
ワタシは最新のより1957年型のシボレー・インパラが大好きなんですよ。
とても手に入れられませんけどね^^;