評価:★★★【3点】
ラスト10分の見せ方がグダグダだったのが痛い!
あそこは、この映画のキモとなる重要な部分にもかかわらず
演出の間の取り方とか撮影構図やらが大失敗ってことじゃないのかな。
この映画は男女差で視線の先が完全に違ってたでしょう。
ワタシはアンジー姐さんに目がくぎ付けでした。
冒頭から、その存在は他を圧倒するかのように
オーラが出まくってました。
ヴェニスの町並みとの対比も、まるでファッション誌の
セレブご用達コーナーのようなラグジュアリーな香りが
画面いっぱいに広がっているようだった。
「きみは海を見たか」(←はぁ?)
おっと!いきなりなにを言うかと思えば
そうなんですね~!テレビドラマの『冬物語』のころだったか
ひとりの大人の女優さんに惹かれていたころがあったのです。
そして『チェンジリング』のころから密かに思ってたことが、、、
それを今回、特に感じたことといえば、往年の浅丘ルリ子氏にそっくり。
お顔のパーツひとつひとつがまるで同じじゃないかと(笑)
◇
傷心を癒そうと、ひとり旅でアメリカからヨーロッパへとやって来たフランク。
ヴェネチアへ向かう列車の中、突然彼の前に見知らぬ美女エリーズ現われる。
その妖艶な魅力に一瞬で引き込まれたフランク。
しかし、そんな彼女の行動は逐一警察に監視されていた。
警察は、ある重要人物がエリーズと接触する機会を待っていたのだ。
ところがエリーズは、ニセの男と接触することで捜査の攪乱を狙っていた。
そんなこととはつゆ知らず、
そのまま正体不明の美女と行動を共にしてしまうフランクだったが…。
<allcinema>
◇
【完全なるネタバレ書いてます。注意!】
本作、ちょっとだけ期待してたんですが、そこまではなかったです。
中盤辺りからご当地警察のまぬけぶりが随所に表れてきて、、、
というか、この映画に出てる男どもは、みんなアンジーに食われっぱなし。
もちろん、ジョニー・デップに関しても例外ではなかった^^;
今世紀最大の競演という謳い文句は鑑賞後には
なんにもなかったかのように頭の中から消え去ってしまった感じです。
話も冒頭から意味深なエリーズ(アンジー)の行動に
観てる方は、ひとつひとつの行動そのものに注視し
画面に食い入るように観てしまうのです。
列車に乗った彼女は、ターミネーターのように瞬時にデータ取得し
ある男を候補に選ぶことをします。
そして選ばれたのが、ある男とサイズがピッタリな旅行者フランク。
禁煙中の男は、突如現れた妖艶な美女を前にしどろもどろとなる。
そして、フランクはいつしかエリーズに恋をし、危険がせまる彼女を
命をかけてまで守ろうとする行動に出る。
ウィスコンシン州の数学教師って、そんなにダサイのか?
そりゃあ、諜報員や国際警察からすれば命を掛けている職業でないかぎり
みんなダサイってことなんでしょうね。
ただ、最後の暗証キーのところは、その職業がらによるもので
実は、しっかり伏線を貼ってましたよ~的なものなら納得もするけど
結局は、捜査の混乱どころか関係者全員を混乱させた、とある男の
大立ち回りだった!ってオチで、ぜんぜん盛り上がらずに終わった感じかな。
ハッキリ言って、みんな騙されたってことでしょうね。
それにしては最初の出会いも、確率からすれば相当にものなんだけど
その辺りの万が一の保険とかの説明があったなら少しは納得できたのにね~。
あのラストにより、この映画が一気に評価ダウンしてしまった。
オリジナルもこんな感じなんでしょうか。
あまりにも面白くなかったので、逆に興味を持ってしまいました。
おまけ)
・ある男の名演技は、もはや誰も敵わない!オスカー候補になるのは確実(爆)
・電子たばこをリアルたばこに変える気持ちになった切っ掛けが薄い。
こういう映画は、すべての仕草に意味があるはずだが、なぜか説明されずに
消えていくというもったいない演出が気になった。
それともワタシの見落としか?(一瞬の睡魔は来ました)^^;
・本作の撮影監督はサスペンス映画を撮ったことがないのか?と思ったら
可也のベテランで大御所だった。
この映画は、監督の演出ミスがやっぱり大きいようですね。
・そういう結末なら、もっと前半で伏線を貼っておくべきだと思う。
こういうのは一瞬の勝負で決着付けないと観てる方は「ん???」となり
ぜんぜんスッキリしないんですけど^^;
------------------------------------------------------------
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナー
脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナー/クリストファー・マッカリー/
撮影:ジョン・シール
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:アンジェリーナ・ジョリー/ジョニー・デップ/ポール・ベタニー/ティモシー・ダルトン/
『ツーリスト』
ラスト10分の見せ方がグダグダだったのが痛い!
あそこは、この映画のキモとなる重要な部分にもかかわらず
演出の間の取り方とか撮影構図やらが大失敗ってことじゃないのかな。
この映画は男女差で視線の先が完全に違ってたでしょう。
ワタシはアンジー姐さんに目がくぎ付けでした。
冒頭から、その存在は他を圧倒するかのように
オーラが出まくってました。
ヴェニスの町並みとの対比も、まるでファッション誌の
セレブご用達コーナーのようなラグジュアリーな香りが
画面いっぱいに広がっているようだった。
「きみは海を見たか」(←はぁ?)
おっと!いきなりなにを言うかと思えば
そうなんですね~!テレビドラマの『冬物語』のころだったか
ひとりの大人の女優さんに惹かれていたころがあったのです。
そして『チェンジリング』のころから密かに思ってたことが、、、
それを今回、特に感じたことといえば、往年の浅丘ルリ子氏にそっくり。
お顔のパーツひとつひとつがまるで同じじゃないかと(笑)
◇
傷心を癒そうと、ひとり旅でアメリカからヨーロッパへとやって来たフランク。
ヴェネチアへ向かう列車の中、突然彼の前に見知らぬ美女エリーズ現われる。
その妖艶な魅力に一瞬で引き込まれたフランク。
しかし、そんな彼女の行動は逐一警察に監視されていた。
警察は、ある重要人物がエリーズと接触する機会を待っていたのだ。
ところがエリーズは、ニセの男と接触することで捜査の攪乱を狙っていた。
そんなこととはつゆ知らず、
そのまま正体不明の美女と行動を共にしてしまうフランクだったが…。
<allcinema>
◇
【完全なるネタバレ書いてます。注意!】
本作、ちょっとだけ期待してたんですが、そこまではなかったです。
中盤辺りからご当地警察のまぬけぶりが随所に表れてきて、、、
というか、この映画に出てる男どもは、みんなアンジーに食われっぱなし。
もちろん、ジョニー・デップに関しても例外ではなかった^^;
今世紀最大の競演という謳い文句は鑑賞後には
なんにもなかったかのように頭の中から消え去ってしまった感じです。
話も冒頭から意味深なエリーズ(アンジー)の行動に
観てる方は、ひとつひとつの行動そのものに注視し
画面に食い入るように観てしまうのです。
列車に乗った彼女は、ターミネーターのように瞬時にデータ取得し
ある男を候補に選ぶことをします。
そして選ばれたのが、ある男とサイズがピッタリな旅行者フランク。
禁煙中の男は、突如現れた妖艶な美女を前にしどろもどろとなる。
そして、フランクはいつしかエリーズに恋をし、危険がせまる彼女を
命をかけてまで守ろうとする行動に出る。
ウィスコンシン州の数学教師って、そんなにダサイのか?
そりゃあ、諜報員や国際警察からすれば命を掛けている職業でないかぎり
みんなダサイってことなんでしょうね。
ただ、最後の暗証キーのところは、その職業がらによるもので
実は、しっかり伏線を貼ってましたよ~的なものなら納得もするけど
結局は、捜査の混乱どころか関係者全員を混乱させた、とある男の
大立ち回りだった!ってオチで、ぜんぜん盛り上がらずに終わった感じかな。
ハッキリ言って、みんな騙されたってことでしょうね。
それにしては最初の出会いも、確率からすれば相当にものなんだけど
その辺りの万が一の保険とかの説明があったなら少しは納得できたのにね~。
あのラストにより、この映画が一気に評価ダウンしてしまった。
オリジナルもこんな感じなんでしょうか。
あまりにも面白くなかったので、逆に興味を持ってしまいました。
おまけ)
・ある男の名演技は、もはや誰も敵わない!オスカー候補になるのは確実(爆)
・電子たばこをリアルたばこに変える気持ちになった切っ掛けが薄い。
こういう映画は、すべての仕草に意味があるはずだが、なぜか説明されずに
消えていくというもったいない演出が気になった。
それともワタシの見落としか?(一瞬の睡魔は来ました)^^;
・本作の撮影監督はサスペンス映画を撮ったことがないのか?と思ったら
可也のベテランで大御所だった。
この映画は、監督の演出ミスがやっぱり大きいようですね。
・そういう結末なら、もっと前半で伏線を貼っておくべきだと思う。
こういうのは一瞬の勝負で決着付けないと観てる方は「ん???」となり
ぜんぜんスッキリしないんですけど^^;
------------------------------------------------------------
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナー
脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナー/クリストファー・マッカリー/
撮影:ジョン・シール
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演:アンジェリーナ・ジョリー/ジョニー・デップ/ポール・ベタニー/ティモシー・ダルトン/
『ツーリスト』
ま、寛いで眺めて来ようかな、と考えとります。
脚本や演出の失敗でしょうか^^;
豪華競演のお二方による集客で、危機感なしで作られた典型かも。
はい、のんびり寛いで観るにはちょうどいいかもです^^
やっぱり映画を早く観たくて、予定を切り上げて昨日のお昼に戻り、映画館へ駆けつけました(笑)
で、内容はこんなものでした(あはは~)
ジョニーの要望で、濃密なバスルームラブシーンがカットされたとあるのですが、男性陣はセクシーアンジーを拝めず残念でしょうか(笑)
まあ、アンジーとジョニーはまだしも、あの「善き人のためのソナタ」でオスカー取った監督のこれからのキャリアがとても不安になりました(汗)
プレミアいかがでしたか?寒かったでしょう。
でも、ジョニーさんのファンへの優しい配慮にココロも温まったことでしょう。
オリーブリーさんの記事「ジャパン・プレミア」を拝読して、改めてジョニーさんの優しさを知った思いです。
手が触れて良かった!^^
濃厚なラブシーンがあったようですね。
へ~~!ジョニーの要望でカットされたんですか。
ワタクシ、是非とも観たかったのに!(爆)
映画の方は、なんだかな~って感じでしたね。
監督も祖国に帰って、一から出直すことでしょう^^;
昨日、老体にムチ打って、観て来ました(⌒~⌒ι)
もっとワールドワイドな感じ(かつ徒歩感)をイメージしてたら・・
結構、ロケーションも限定気味で「旅らしさ」の実感出来ない
脚本だったように思いました。。
前半(?)の列車のシーンは、ロケーションが全然活用されてなくて、実に勿体なかったですね。
もっと「閉鎖空間的なサスペンスっぽさ」を演出出来たハズなのに。。
アンジー姐さんは、もっと歳を経てからのご尊顔が、
何となく浮かんで来て、逆に幻滅してしまいますた。。
きっとバルドー、ダナウェイ、ローレン系の
「キッつい顔立ちのおばさま」となって行かはりそうな・・
ジョニデも、風采の上がってない風でした。
同じ平凡を演じるにしても『ニック・オヴ・タイム』や『デッドマン』の方が光ってた気がします(⌒~⌒ι)
↑そりゃ、歳も経てはるし、、
私ブログには書き忘れたのですがσ(^◇^;)
私も、今回のアンジー観ていて、浅丘ルリ子にソックリ~と思ったので、思わずコメント
させていただきました^^
ひとつひとつのパーツが大きくて、頬骨が出ていて、お鼻もそんなに高くなくてσ(^◇^;)
ほんと、似てますよね(^_-)-☆
作品自体は、サスペンス好きな私としては
ちょっと肩透かしでしたがσ(^◇^;)何しろジョニーのファンですから、ジョニー観れれば
ほとんど満足なので楽しめました(笑)
ある男ってもしかしてあの人ですか?(笑)
老体といえば、ワタシも最近、身体のあちこちが痛くて仕方ありません(爆)
やっぱり、下半身から衰えてきますね。
ヴェニスの風景だけでしたもんね。
観光気分というほどでもなかったですよね^^;
あのボートチェイスも笑ってしまうくらい、スピード感なかったです(笑)
下手なことして建物の外壁にキズでも付けたら、それこそ大変ですし、チェックされてたのかな^^
>きっとバルドー、ダナウェイ、ローレン系の
>「キッつい顔立ちのおばさま」となって行かはりそうな・・
ぐは!そいつは余りに悲惨と捉えました(爆)
アンジーの将来はワタシの苦手女優の仲間入りじゃありませんか(笑)
本作の魅力って、豪華競演だけでしたね。
これって、結局コメディ映画だったのか?と頭をひねってしまいましたよ^^;
初めまして!コメントありがとうございます。
おっと!ルリ子姐さん似って、ワタシだけかと思って心配してましたよ。
よかった!同じような気持ちでいてくれたのですね(笑)
そうそう!あのパーツに、あのメイクとくれば、40代以降の浅丘さんに似てますよね^^
ひろちゃんもジョニーファンなんですね。
でも、ファンから見ても、作品自体は少々物足りなかった感じですね^^;
>ある男ってもしかしてあの人ですか?(笑)
みんなのことを根こそぎ騙してたあの男。
パジャマ姿で屋根上をジャックのように逃げて行ったあの男です^^
これだけの大物俳優初競演にもかかわらずに、締まりのない水道の蛇口みたいな映画に
多くのファンは落胆したことと思います。
ま、期待が大きかった分、酷評に繋がっていったのかもしれませんね^^;