満足度★★★【3点】
大富豪から一般庶民までの推定資産のテロップが可笑しい。
◆
いつもは豊富な資金力をバックに空売りで大儲けしているヘッジファンドに
煮え湯を飲まされてきた弱小個人投資家たちが、SNSを通じて共感し合い、
ウォール街の大富豪たちをギャフンと言わせることに成功し、
全米で大きな話題となった“ゲームストップ株騒動”を映画化。
マサチューセッツに暮らすキース・ギルは普通の会社員として働くかたわら、
自称投資アドバイザー“ローリング・キティ”として動画配信もしていた。
そして、株価が低迷するゲームストップ株に全財産をつぎ込み、
不当に過小評価されているとSNSで訴え続けるキースだったが…。
<allcinema>
◆
推定資金100億ドル以上の大富豪たちに奇襲をかけウォール街を混乱させた
弱小個人投資家たちの痛快な話。
ちなみにコロナ禍の2021年1月に起こった実話だそうです。
今や情報の共有という意味ではSNSは格好の場である現代社会。
推定資産たったの100ドル~1万ドル程度の庶民たちはSNSの呼びかけに応じ
低迷中のゲームストップ株を買い漁り、瞬く間に株価が上昇していくことに。
そして、空売りで利益を得ていた大手ヘッジファンドは大きな損失を受ける。
100億ドルといえば約1兆5000億円の資産に対し1万5千円から150万円の庶民。
この構図がハングリー精神を生むんでしょうね。
そもそも、大富豪らの株の空売りで利益?のフレーズに反応してしまい
株式投資なんて会社からの半強制的な確定拠出年金の経験しかないワタシは
『空売り』とは?に興味が湧き調べましたよ(笑)
波打つ株価チャートの低いところで買い、上昇したら売るのが普通のヤツ
空売りは株価チャートの高いところで借り売りし、下降したら買い戻す。
つまり、通常の逆の行動で高く売って安く買い戻せば差額分が利益になる。
これを数億ドル単位で運用すればそれなりに大儲けできるってことですね。
で、映画は主人公がゲームストップ株をSNSのフォロワーたちに宣伝し
所得が低く生活苦の彼らにとって上昇していくチャートに一縷の望みを託す。
ぐんぐん上昇しつづける株価に小躍りする彼らとは逆に、
ヘッジファンドは莫大な損失に疑問を抱きここで待った!が掛かってしまう。
SNSの主であるキースはウォール街から株の相場を操縦したとみなされ、
証券詐欺で訴えられホワイトハウスから公聴会に呼び出されてしまう。
本来ならこの辺りがクライマックスとならなければいけないんだけど
思ったほどの緊張感はなく割と淡々と進んでしまったのは惜しいところ。
但、ゲームストップ株一点をを買い続けた彼らの取った行動がいいんです。
欲に負け単なる金儲けに走らず、ゲームストップ株を愛して持ちつづける。
こういった部分は美談として語られていくところではないでしょうか。
◆
【今週のひと言】
・こういう役はポール・ダノがとてもよく似合うし
実際のご本人とも瓜二つってところは運命ではないでしょうか(笑)
・ある意味、フォロワーたちの群像劇となっていて同じ目的で繋がった。
・時代遅れのゲーム機を扱うゲームストップ店は客足も閑古鳥。
でも、ココの株を買おうと思った主人公にはすごいとしか言えない。
・空売りは信用取引だから何もないゼロの状態から始められないらしい。
・主人公やフォロワーの推定資産が全員上がったのはホッとしました。
・ゲームストップ店店長役で出てたデイン・デハーンを久しぶりに見たわ。
・一時期4ドル以下だったゲームストップ株が190倍に急騰!
・ウォール街は本案件のことを「金融界のフランス革命」と名付けた。
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監督:クレイグ・ギレスピー
脚本:ローレン・シューカー・ブラム、レベッカ・アンジェロ
音楽:ウィル・ベイツ
出演:ポール・ダノ、ピート・デヴィッドソン、ヴィンセント・ドノフリオ
『ダム・マネー ウォール街を狙え!』
大富豪から一般庶民までの推定資産のテロップが可笑しい。
◆
いつもは豊富な資金力をバックに空売りで大儲けしているヘッジファンドに
煮え湯を飲まされてきた弱小個人投資家たちが、SNSを通じて共感し合い、
ウォール街の大富豪たちをギャフンと言わせることに成功し、
全米で大きな話題となった“ゲームストップ株騒動”を映画化。
マサチューセッツに暮らすキース・ギルは普通の会社員として働くかたわら、
自称投資アドバイザー“ローリング・キティ”として動画配信もしていた。
そして、株価が低迷するゲームストップ株に全財産をつぎ込み、
不当に過小評価されているとSNSで訴え続けるキースだったが…。
<allcinema>
◆
推定資金100億ドル以上の大富豪たちに奇襲をかけウォール街を混乱させた
弱小個人投資家たちの痛快な話。
ちなみにコロナ禍の2021年1月に起こった実話だそうです。
今や情報の共有という意味ではSNSは格好の場である現代社会。
推定資産たったの100ドル~1万ドル程度の庶民たちはSNSの呼びかけに応じ
低迷中のゲームストップ株を買い漁り、瞬く間に株価が上昇していくことに。
そして、空売りで利益を得ていた大手ヘッジファンドは大きな損失を受ける。
100億ドルといえば約1兆5000億円の資産に対し1万5千円から150万円の庶民。
この構図がハングリー精神を生むんでしょうね。
そもそも、大富豪らの株の空売りで利益?のフレーズに反応してしまい
株式投資なんて会社からの半強制的な確定拠出年金の経験しかないワタシは
『空売り』とは?に興味が湧き調べましたよ(笑)
波打つ株価チャートの低いところで買い、上昇したら売るのが普通のヤツ
空売りは株価チャートの高いところで借り売りし、下降したら買い戻す。
つまり、通常の逆の行動で高く売って安く買い戻せば差額分が利益になる。
これを数億ドル単位で運用すればそれなりに大儲けできるってことですね。
で、映画は主人公がゲームストップ株をSNSのフォロワーたちに宣伝し
所得が低く生活苦の彼らにとって上昇していくチャートに一縷の望みを託す。
ぐんぐん上昇しつづける株価に小躍りする彼らとは逆に、
ヘッジファンドは莫大な損失に疑問を抱きここで待った!が掛かってしまう。
SNSの主であるキースはウォール街から株の相場を操縦したとみなされ、
証券詐欺で訴えられホワイトハウスから公聴会に呼び出されてしまう。
本来ならこの辺りがクライマックスとならなければいけないんだけど
思ったほどの緊張感はなく割と淡々と進んでしまったのは惜しいところ。
但、ゲームストップ株一点をを買い続けた彼らの取った行動がいいんです。
欲に負け単なる金儲けに走らず、ゲームストップ株を愛して持ちつづける。
こういった部分は美談として語られていくところではないでしょうか。
◆
【今週のひと言】
・こういう役はポール・ダノがとてもよく似合うし
実際のご本人とも瓜二つってところは運命ではないでしょうか(笑)
・ある意味、フォロワーたちの群像劇となっていて同じ目的で繋がった。
・時代遅れのゲーム機を扱うゲームストップ店は客足も閑古鳥。
でも、ココの株を買おうと思った主人公にはすごいとしか言えない。
・空売りは信用取引だから何もないゼロの状態から始められないらしい。
・主人公やフォロワーの推定資産が全員上がったのはホッとしました。
・ゲームストップ店店長役で出てたデイン・デハーンを久しぶりに見たわ。
・一時期4ドル以下だったゲームストップ株が190倍に急騰!
・ウォール街は本案件のことを「金融界のフランス革命」と名付けた。
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監督:クレイグ・ギレスピー
脚本:ローレン・シューカー・ブラム、レベッカ・アンジェロ
音楽:ウィル・ベイツ
出演:ポール・ダノ、ピート・デヴィッドソン、ヴィンセント・ドノフリオ
『ダム・マネー ウォール街を狙え!』
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