評価★★★★【4点】
捨て身の覚悟で挑んだ汚れ役サンドラ・ブロック。
◆
長い服役生活を終えて出所したヒロインが、
いまだ過去の罪を許されない厳しい世間の中に身を置きながら、
彼女にとっての償いにして唯一の希望である
離れ離れとなった妹を懸命に探し求める葛藤と
相克の日々を描く。
<allcinema>
◆
保安官や福祉局に包囲され必死に抵抗するが。。。
20年の刑期を終え出所した一人の女性。
保安官殺しの重罪を身に染みて感じるのは見ているこちらの方。
演じるサンドラ・ブロックのなりきりぶりは流石だ。
(ちなみにネイティブ・アメリカン役ではありません)
ドラマは唯一の家族である当時5歳だった妹を探すヒロインに
非難や罵声を浴びせる者や手を差し伸べてくれる者
一方、彼女に殺された保安官家族の子供たちの思惑などはさみ
優れた脚本による徹底したヒューマニズムが描かれる。
長きにわたる刑務所暮らしの賜物なのか知らないが
とにかく、一貫している行動にはこちらが勇気をもらえる。
ドラマの終盤で20年前の事件の意外な事実が判明し
そこからイッキに主人公であるヒロインに感情移入してしまう。
20年前に生き別れた妹探しの旅は目的として達成するのか否か
ラストの余韻はここしばらく続きそうだ。
◆
【今週のツッコミ】
・Netflix含む動画配信で鑑賞した作品のレビューは
基本、満足度(★4つ以上)モノしかあげてません。
新作及び同年に劇場公開された作品に限定しています。
・殺された保安官家族も被害者側として悲惨な状況に
極度の心痛で寝たきり介護となった母を想う保安官の息子に
復讐心が芽生え出所したばかりのヒロインを密かに監視する。
・偶然が生んだふた家族の悲劇はまるで沙吉比亜の戯曲。
(いや、普通にシェイクスピアの戯曲って言えよ)
・出所後の寮生活が刑務所の延長としか思えない悲惨さ。
・腕に技術があると人生立て直せるチャンスがある。
昔の演歌で包丁1本~サラシに巻いて~♪のアレと同じだわ。
ちなみに大工は道具をひとつで例えるならカンナ?
ノミ?いやいやこれにハンマー付けた3点セットでしょ。
(って宮大工かよ)
・5歳の妹を養子として引き取った家族のご婦人の意見に
女性ってこういう時ってかならず建設的な意見を吐く法則。
・弁護士の妻もヒロインの訴えに感化され行動を起こす。
・ダメな奴は大概、臆病な男たちってところが心苦しい。
・本作のMVPは義理の妹エミリーちゃんですね。
・20年前の最後のダイナーのシーンが切なすぎる。
なにも知らずパンケーキを口にする妹と窓の外との対比が酷。
これって黒澤映画によくあるカットのように思えた。
-----------------------------------------------------------------------------
監督:ノラ・フィングシャイト
脚本:ピーター・クレイグ、ヒラリー・サイツ、 コートネイ・マイルズ
音楽:
出演:サンドラ・ブロック、 ジョン・バーンサル、ヴィンセント・ドノフリオ
『消えない罪』←リンクなし
捨て身の覚悟で挑んだ汚れ役サンドラ・ブロック。
◆
長い服役生活を終えて出所したヒロインが、
いまだ過去の罪を許されない厳しい世間の中に身を置きながら、
彼女にとっての償いにして唯一の希望である
離れ離れとなった妹を懸命に探し求める葛藤と
相克の日々を描く。
<allcinema>
◆
保安官や福祉局に包囲され必死に抵抗するが。。。
20年の刑期を終え出所した一人の女性。
保安官殺しの重罪を身に染みて感じるのは見ているこちらの方。
演じるサンドラ・ブロックのなりきりぶりは流石だ。
(ちなみにネイティブ・アメリカン役ではありません)
ドラマは唯一の家族である当時5歳だった妹を探すヒロインに
非難や罵声を浴びせる者や手を差し伸べてくれる者
一方、彼女に殺された保安官家族の子供たちの思惑などはさみ
優れた脚本による徹底したヒューマニズムが描かれる。
長きにわたる刑務所暮らしの賜物なのか知らないが
とにかく、一貫している行動にはこちらが勇気をもらえる。
ドラマの終盤で20年前の事件の意外な事実が判明し
そこからイッキに主人公であるヒロインに感情移入してしまう。
20年前に生き別れた妹探しの旅は目的として達成するのか否か
ラストの余韻はここしばらく続きそうだ。
◆
【今週のツッコミ】
・Netflix含む動画配信で鑑賞した作品のレビューは
基本、満足度(★4つ以上)モノしかあげてません。
新作及び同年に劇場公開された作品に限定しています。
・殺された保安官家族も被害者側として悲惨な状況に
極度の心痛で寝たきり介護となった母を想う保安官の息子に
復讐心が芽生え出所したばかりのヒロインを密かに監視する。
・偶然が生んだふた家族の悲劇はまるで沙吉比亜の戯曲。
(いや、普通にシェイクスピアの戯曲って言えよ)
・出所後の寮生活が刑務所の延長としか思えない悲惨さ。
・腕に技術があると人生立て直せるチャンスがある。
昔の演歌で包丁1本~サラシに巻いて~♪のアレと同じだわ。
ちなみに大工は道具をひとつで例えるならカンナ?
ノミ?いやいやこれにハンマー付けた3点セットでしょ。
(って宮大工かよ)
・5歳の妹を養子として引き取った家族のご婦人の意見に
女性ってこういう時ってかならず建設的な意見を吐く法則。
・弁護士の妻もヒロインの訴えに感化され行動を起こす。
・ダメな奴は大概、臆病な男たちってところが心苦しい。
・本作のMVPは義理の妹エミリーちゃんですね。
・20年前の最後のダイナーのシーンが切なすぎる。
なにも知らずパンケーキを口にする妹と窓の外との対比が酷。
これって黒澤映画によくあるカットのように思えた。
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監督:ノラ・フィングシャイト
脚本:ピーター・クレイグ、ヒラリー・サイツ、 コートネイ・マイルズ
音楽:
出演:サンドラ・ブロック、 ジョン・バーンサル、ヴィンセント・ドノフリオ
『消えない罪』←リンクなし
サンドラはコメディの時とは全く違った雰囲気でキャラになりきってましたね。
リズへの告白はスーパー驚きでした。
過去の映像を取り入れて描かれるシーンは臨場感ありました。
ダイナーのシーンには胸がつまりましたね。エミリーちゃん可愛かったです。
あれって黒沢なのですか?
少ない出番ながらヴィオラ・デイヴィスの存在感はさすがです。
でも年齢的な部分で演技の幅を広げないと食べていけないところに来たのでしょうか。
昔から演技派なので、あとはどんな役をやるかですよね。
今回の役は一流女優が一度は通る汚れ役と決め打ちしたいです。