評価:★★★☆【3.5点】
豪華俳優の割には、意外にも地味な映画でした。
こちらも、淡々と進行していくだけなので
中盤は随所で睡魔との闘いでした(苦笑)
『マネーボール』を下ろされたソダ―バーグ監督の、、、
(いや、あちらは脚本の出来の悪さからクランクイン間際に
突然の製作中止が発表されたので
ソダ―バーグ監督の責任ではありません。
ちなみに、脚本を書き直し製作上映されました)
ソダ―バーグ監督らしい演出になっていたと思います。
◇
ある日、香港の出張から帰国するや体調不良を訴えていた女性が、
その2日後に突然はげしい痙攣を起こして意識不明に陥り、
そのまま死亡してしまう。
同じような事例が世界各地で相次ぎ、
世界保健機関(WHO)が動き出す。
さらには、アトランタの疾病予防管理センター(CDC)や
各国の衛生当局も未知のウイルスの特定と
ワクチン開発に乗り出すとともに、
感染者の隔離と感染ルートの解明に奔走していく。
そんな中、いち早く伝染病の警鐘を鳴らした
フリー・ジャーナリスト、アランのブログには
情報を求める人々が殺到してくるが…。
<allcinema>
◇
リアル思考で、本当にあるとするなら
こんな風な感じになっていくんだろうな~と思わせる映画。
謎のウィルスによるバンデミックの恐怖を
派手なエンタメ系な演出は完全に封印し、ただただ地味に
世界の機構がそれぞれの立場で解析し対策を立てる様子を
観ているだけです。
そうしていくなか、あるフリー記者がブログで
ウィルスに対し抑制効果のある、あるモノを実体験を織り交ぜ
動画で公開し、それを求めて混乱するひとびとの様子や
並行してワクチンを開発する機関の混乱ぶりなど
なかなか真実味があって良かったと思います。
ただ、そういった世界的混乱のさなかに
メディアを使ったニュース映像などがないのが不思議でした。
リアルに徹してくれてるのは良いんですが、
実際にそうなった場合、ましてや学校閉鎖という事態となれば
市民はまず、テレビニュースで情報を得ようとするはず。
本作では、そういった演出が一切なかったところが
違和感を感じた部分でしょうか。
映画に歩み寄るとすれば、本作に登場する俳優たちは
それぞれの機関で働くスタッフばかりなので
一般市民と違って、キー情報を最速で得て、それを分析し
どの時期にどのように報道するのかを決める側の人間なので
まあ、そういう風に納得するしかありません(笑)
それにしても、『リプリー』から10年たった今も
マットはグウィネスに縁がないってのが可哀想でした^^;
おまけ)
・すっぴんのグウィネスが、時におばあちゃんに見えてしまった。
・雪積もる原っぱで手足を大の字に弧を描くという演出が
ハリウッドでは多いというのが分った。
先日のヴァンパイア・リメイク作品でもそうしてましたし。
・鑑賞後、こんなに手や口を消毒しようと思った作品は
過去を見ても本作だけ。
これは、もっと短くしてキャンペーン映画として使えそうだ(笑)
・マリオン姐さんの行動が唯一、ココロ揺さぶられるところだったのに
そこの描き方がチョット物足りなかったのが残念。
----------------------------------------------------------
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:クリフ・マルティネス
出演:マット・デイモン/ジュード・ロウ/グウィネス・パルトロウ/
マリオン・コティヤール/ケイト・ウィンスレット/
ローレンス・フィッシュバーン/
『コンテイジョン』
豪華俳優の割には、意外にも地味な映画でした。
こちらも、淡々と進行していくだけなので
中盤は随所で睡魔との闘いでした(苦笑)
『マネーボール』を下ろされたソダ―バーグ監督の、、、
(いや、あちらは脚本の出来の悪さからクランクイン間際に
突然の製作中止が発表されたので
ソダ―バーグ監督の責任ではありません。
ちなみに、脚本を書き直し製作上映されました)
ソダ―バーグ監督らしい演出になっていたと思います。
◇
ある日、香港の出張から帰国するや体調不良を訴えていた女性が、
その2日後に突然はげしい痙攣を起こして意識不明に陥り、
そのまま死亡してしまう。
同じような事例が世界各地で相次ぎ、
世界保健機関(WHO)が動き出す。
さらには、アトランタの疾病予防管理センター(CDC)や
各国の衛生当局も未知のウイルスの特定と
ワクチン開発に乗り出すとともに、
感染者の隔離と感染ルートの解明に奔走していく。
そんな中、いち早く伝染病の警鐘を鳴らした
フリー・ジャーナリスト、アランのブログには
情報を求める人々が殺到してくるが…。
<allcinema>
◇
リアル思考で、本当にあるとするなら
こんな風な感じになっていくんだろうな~と思わせる映画。
謎のウィルスによるバンデミックの恐怖を
派手なエンタメ系な演出は完全に封印し、ただただ地味に
世界の機構がそれぞれの立場で解析し対策を立てる様子を
観ているだけです。
そうしていくなか、あるフリー記者がブログで
ウィルスに対し抑制効果のある、あるモノを実体験を織り交ぜ
動画で公開し、それを求めて混乱するひとびとの様子や
並行してワクチンを開発する機関の混乱ぶりなど
なかなか真実味があって良かったと思います。
ただ、そういった世界的混乱のさなかに
メディアを使ったニュース映像などがないのが不思議でした。
リアルに徹してくれてるのは良いんですが、
実際にそうなった場合、ましてや学校閉鎖という事態となれば
市民はまず、テレビニュースで情報を得ようとするはず。
本作では、そういった演出が一切なかったところが
違和感を感じた部分でしょうか。
映画に歩み寄るとすれば、本作に登場する俳優たちは
それぞれの機関で働くスタッフばかりなので
一般市民と違って、キー情報を最速で得て、それを分析し
どの時期にどのように報道するのかを決める側の人間なので
まあ、そういう風に納得するしかありません(笑)
それにしても、『リプリー』から10年たった今も
マットはグウィネスに縁がないってのが可哀想でした^^;
おまけ)
・すっぴんのグウィネスが、時におばあちゃんに見えてしまった。
・雪積もる原っぱで手足を大の字に弧を描くという演出が
ハリウッドでは多いというのが分った。
先日のヴァンパイア・リメイク作品でもそうしてましたし。
・鑑賞後、こんなに手や口を消毒しようと思った作品は
過去を見ても本作だけ。
これは、もっと短くしてキャンペーン映画として使えそうだ(笑)
・マリオン姐さんの行動が唯一、ココロ揺さぶられるところだったのに
そこの描き方がチョット物足りなかったのが残念。
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監督:スティーヴン・ソダーバーグ
脚本:スコット・Z・バーンズ
撮影:ピーター・アンドリュース
音楽:クリフ・マルティネス
出演:マット・デイモン/ジュード・ロウ/グウィネス・パルトロウ/
マリオン・コティヤール/ケイト・ウィンスレット/
ローレンス・フィッシュバーン/
『コンテイジョン』
ホント、マットが可哀相だわ(苦笑)
過剰な描き方がないので、盛り上がりに欠けるけど、その分、リアルではありました。
私もいつの間にか、手は膝の上と、お行儀良い観賞でしたよ。
帰り、イ●ンのカートをなかなか素手で触れず(笑)
アルコール必須と咳厳禁(汗)
本作は『ヒアアフター』の続編という見方をすれば、ちょっと楽しいかも(笑)
グウィネスの香港でのお相手という人物が、イマイチでした。
ミッチは彼にも負けるのか^^;
ラストの種明かしは、本作で最も目を惹いたシーンだったかもしれません。
>アルコール必須と咳厳禁(汗)
そういう警告的見方をすれば可也の秀作でした(笑)
この映画を観たら、電車のつり革なんて怖くて触れません。
マイアルコールがいずれ必要になるのかもしれませんね(笑)
微妙な気持ちになってしまいました。
香港の街並みは辛かったです。
それくらい、淡々としてリアルだったってことでしょうか。
おっしゃるように、TVの中継やインタヴューがなかったですね。関係者の1人にキャスターなどのマスコミ関係者がいてもよさそうな気がしました。
グィネスはセブン以来こういう役がぴったりで、あのころとあまり変わっていない気がします。(老けたとは言っても)
そうそう、淡々とした展開はリアル・ドキュメンタリーって感じでした。
こういうストーリーって、メディア放送がひとつのアイテムだと思ってます。
そこに説明的要素も含まれていて観客をさらに煽るんですけどね^^
グウィネスは『アイアンマン』の秘書役が好きです。
『ハッピーフライト』系や『セブン』系のような二面性のあるいい女優さんですよね。
お邪魔するのが遅くなりましたσ(^◇^;)
先に来て頂きまして、恐縮です(^_^;)
>豪華俳優の割には、意外にも地味な
映画でした。
☆の数といい、感想といい、全く同じです(笑)ただ、睡魔は、意外と来なかったので
そこがitukaさんとの違いかな(笑)
グウィネスは、私もおばあちゃんに見える時が
ありました。でも、あそこまで演じる彼女に
女優魂も感じましたけど(*^o^*)
マットは、ラストの方で、写真を見て
泣いていましたが、10年経っても、かわいそうな人ですね(笑)
空港で事実を知ったマリオンのその後も気になりました(^_-)-☆
1日目に戻ったラストは、上手かったと
思います♪
社会派映画ともなると下調べやらなんやらでレビューが3時間以上かかることも(爆)
しかも気に入った作品ともなると、あれもこれもと書き足して行って収拾付かなくなります。
なので、突っ込みどころ満載映画の方が、スムーズに文字が埋まっていくので楽です(笑)
恐縮だなんて~。そんなそんな(笑)
評価は同じでしたね。ただ、ここのところ毎日睡眠不足(眠りが浅い)のため
油断すると落ちそうになります^^;
>あそこまで演じる彼女に
>女優魂も感じましたけど(*^o^*)
たぶん、他の共演者(特に女優陣)にキャリアからみても演技で負けられないぞ!みたいなものがあったりしてね^^
マットはグウィネスとは相性悪いって思えてきますよね(笑)
マリオンは拉致されたところに戻っていったと解釈してます。
本作で最も感情が揺れたところです。
ラストの種明かしはソダ―バーグ監督のセンスが伺えました(*^-゜)vィェィ♪
これは私も気になっていてずぅっと「次はこれを観に行こうか否か」悩んでいまして、観るなら鑑賞後にお邪魔しようと読ませて頂かないままでした。
先ず、仰る通り俳優陣が豪華、メインの女優さん三人とも好きですし。
が、結局他作品を観に行くことになるかなぁって思いまして再来いたしております。
つまらぬ前置きが長くなってスミマセン。
本作を観に行った友人(いかにもメンタル面でサバイバルに強そうな人)が「地味だけどリアルに怖かった、こんな状況になったら多分自分は死ぬだろうなと思った」と言っていたのには驚きました。その地味なリアルさとは何なのだろう、と。
そのリアルさを体感したかったのですが、劇場鑑賞が見送りならDVD化の際にTV画面で“ちっちゃく”体感してみることにしますね。
>『リプリー』から10年たった今もマットはグウィネスに縁がない
そうなのですね、そこんところも楽しみです。
映画館の大スクリーンでなくても十分楽しめると思います。
逆にテレビの方がBDで観れば綺麗なのかもしれませんね。
絢爛豪華な出演者の迫真の演技は見応えありました。
目に見えないウィルスが悪役なので感染者はメイクと演技のみで頑張らないといけません(笑)
>多分自分は死ぬだろうなと思った
サバイバルに強そうな方でも、本作鑑賞後には自分の無力さを改めて感じてしまう。
この映画の凄いところはソコなんでしょうね^^
徹底したリアルさに加え、普段、何気に触っているチョットしたモノが感染ルートって、、、
これは、怖いです!
頭で分ってはいるけど、改めてクローズアップで見せられると、以後の自分が変わっていきますよ(笑)
飲む方ではないアルコール必須です^^
それとも常に手袋をして外出したくなりますよぉ~。
やっぱり観てきました、本作。といっても、実は目的の映画の上映時間に間に合わず、結果としてのチョイスでした。
でも観て良かったです、監督のいろんな“巧さ”を感じました。
何度もいつでもOKですよ~^^
目的の映画に間に合わなかったのは、本作を観るように導かれたのかも(笑)
本作は、決して観て損はないと思っていたので安心しました^^
ソダ―バーグ監督目線の社会性というものが、よく分る映画でしたね(って、なにを偉そうに!)^^