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2010F1日本グランプリ決勝!

2010年10月11日 00時16分49秒 | 生活日記
ヘアピンで、あり得ない外側からのオーバーテイク!

そして、その立ち上がりに接触し左のサイドポンツーンへのダメージ。
小型のウイングが破損し、ブラブラ状態のまま
一時は、ファステストラップを叩きだしての全開走行!!!

放送席のマッチが「あのウイングは(通常走行でも)いらないんじゃないの^^;」
そんなコメントを引き出してしまうほどのザウバー・小林可夢偉の
アグレッシブな走りは、スタンドのファンのみならず
テレビ観戦している多くのファンを魅了させていくこととなる。

14番手というスタートポジションは決して
満足できる位置ではなかったが、今シーズンから10位までは
入賞ポイントが付くということから、マクラーレンのバトンと同じ
ハードタイヤからのスタートという作戦に出る。

結果として他チームの選択したソフトタイヤが
予想以上に摩耗が遅かったことから、ハードタイヤを選んだ可夢偉は
そこで僅かな誤算が生じることとなった。


しかし、この小林可夢偉という男は不思議と強運の持ち主と思う。
39週目でのタイヤ交換から、まさに覚醒された騎士のような走りとなる。
そう!ここからまるで“ミラクル”という言葉が彼のためにあるかのような
そんな興奮を与えてくれるのだ。
43週目のヘアピンでトロロッソのJ・アルグエルスアリを外からの
オーバーテイクを決行!
これが見事に決まり、多少の接触もあったが、
そこは神が乗り移ったとしか思えない走りをしていくのだった。

以降、50週目ではR・バリチェロ、N・ハイドフェルドをヘアピンでかわし
ぐんぐん攻める攻める(笑)
後はミスなどでないよう堅実な走行をしてほしいと願うファンを
鼻であざ笑うかのように、可夢偉のその熱い走りは、
もはや誰にも止めることはできない。

直前で、前を走行するN・ロズベルクがシューマッハの追随に対し
こらえ切れなくなりコースアウトとなる。
モニターのリプレイでは左後輪が外れたことが原因のようだったが・・・。

あの時の実況や解説者、そしてワタシを含めたファンたちは
メカトラブルより、後続車からのプレッシャーに耐えられなくなった方が
ドラマ的には盛り上がると感じたものだ(←おい)

そしてN・ロズベルクがリタイヤしたことでポジションがひとつ上がり
7位フィニッシュという最終結果となったのでした。

小林可夢偉はザウバーの非力なマシンから120パーセントの力を引き出し
39週目からの盛り上がりは、まさに映画のクライマックスのよう。

解説の森脇基恭氏も思わず泣いてしまうほどの熱い走りだったのだ。
そしてワタシも、ついつい涙腺が緩み、いつしか泣いていたのでした^^;
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2 コメント

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熱さ (ぺろんぱ)
2010-10-11 06:29:18
自身を、そして人をも“熱く”させるものを持つって素晴らしいことですよね。

小林可夢偉と言えば、レース界に疎い私は、つい先日の新聞紙上で「休日分散化説」に対する氏の非常に興味深い提言でその名を心に刻んだのでした。
「日本人は有給休暇を取らない。もっと自由に取れるようにしたら分散化の必要などない。」というもの。
至極真っ当なご意見だと感じました。「目から鱗」でさえありました。

そのご提言にも“熱さ”が感じられましたよ。(^^)
返信する
お~!まさに逆説的発想ですね (ituka)
2010-10-11 19:58:12
ぺろんぱさん こんばんは。

まさか、こんな勢いだけで書いた記事にコメントが付くとは思いませんでした(*^-゜)vィェィ♪

可夢偉はまだ24歳なんですよ。それにしても、大人ですよね~
おそらくレース中での目まぐるしく変わる状況変化にも
すんなり順応させてしまう冷静さが、その新聞紙上のコラムから見てとれますね^^

17歳という若さで単身ヨーロッパに渡り、世界を相手にしてきた経験が、そう言わせるのかもしれませんね。

放送中にも解説陣が言っていた「戦闘力のあるマシンに(腕はあるのだから)乗せてあげたい!」
こんなふうに言わせてしまう小林可夢偉は、やはりみんなを熱くさせる男なんですね^^
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