評価:★★★【3点】(10)
女性エージェントが何よりも好きなワタシにとって
愛知での公開は遠方しかなく殆んど諦めていたところに
まさかまさかの地元(徒歩2分)での公開にびっくり。
同じ町内会に位置するその劇場はシネコンでかかった
作品ばかりを時期遅れ(ソフト販売チョット前)での公開のため
ほとんど行ったことがなかったのだ(笑)
6階建てビルでパチンコ店の上階にあるスクリーン2館は
昔、自宅で構築していたホームシアターに近い雰囲気で
なかなか居心地がいいのである^^
館内は今風のミニシアターって感じでしょうか。
公開作品も単館系モノにすれば、もっと客足も増えると思いますよ^^
ちなみに客はワタシひとりだけだった(笑)
◇
元FBIエージェントのジェーンは、
大企業をクライアントに持つセキュリティ会社に雇われ、
実態の掴めないテロ集団“イースト”への
潜入という任務を与えられる。
イーストは、世界各地で環境破壊を行っている
グローバル企業に対して過激な報復活動を行っている
正体不明の環境テロ集団。
ジェーンは彼らの身元を割り出すためサラと名乗り、
たった一人で潜入捜査へと向かう。
そしてイーストとの接触に成功、無事彼らに迎えられたサラ。
彼らと行動を共にするうち、
大企業の横暴ぶりやビジネス優先の上司に疑問を感じる一方、
リーダー、ベンジーの思想に共感していくサラだったが…。
<allcinema>
◇
クライアント企業に雇われテロ集団に潜入し
組織を一網打尽にしようとする映画は数多い。
そして潜入捜査官が女性とくれば、そこで一気に鑑賞意欲が高まるのだ。
作品の色調及び静かに淡々と進むストーリー展開は
どこかヨーロッパのスパイ映画を観ているようだ。
冒頭から中盤までほとんど盛り上がりに欠け
睡眠不足だとほとんど寝てしまいそうなくらい(笑)
しかし後半部分でグループのリーダーの次なる実行計画を聞いたとたん
その内容に興味を持ち始めるのだった。
そして、作戦計画に於いてささやかな緊張感が生まれ
多少の盛り上がりは実感できたが
やはり全編通してイマイチな感じは否めない^^;
テロ組織に潜入する女性エージェント。
普通ならこれだけでワクワクするものなのだが
組織の実態を知るうちに彼らに共感していくヒロインに
なんの感情移入もできない部分でかなり損している感じだ。
まぁこれはワタシだけの気持ちなのでなんともいえないが^^;
【今週のツッコミ】
・ラスト数分間で万事が済むってことは、彼らのしてきた活動は
笑ってしまうくらい遠回りしていたのではないか^^;
・主演のヒロインの美形ポスター・ちらしにチョイと騙された感アリ^^;
・中盤でグループ員エレン・ペイジのご登場に
ハリウッドスターのオーラを感じてしまった(笑)
・テロ組織と呼ばれる彼らが途中からシーシェパードにみえてしまう。
同じNPOなら何らかの団体名付けてもいいのでは(それがイーストだって!)
・クライアントが製薬会社で大企業とくれば大半は利益重視の
叩けば埃が舞うくらいの悪事がかならず出てくるものだ。
そういう企業相手にテロを起こす小さな組織に入り込めば
思想がらみの哲学がみえてくるのは周知の事実だが
本作はそのテロ組織の見せ方が随分薄っぺらい印象だった。
・大企業とはいえ盤石のセキュリティはなく簡単にテロを受けてしまう。
テロ行為の後、メディアを使って副作用の実態をさらけ出されるが
できれば、訴訟問題に発展し裁判劇まで見せてくれたらなと思う。
・そこで証人喚問で潜入捜査官が呼ばれるという展開も
ワタシ的には有りなのだが、ここまで描いてくれたら高評価だった。
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監督:ザル・バトマングリッジ
脚本:ザル・バトマングリッジ/ブリット・マーリング
音楽:ヘイリー・コーザリー/ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ブリット・マーリング/アレキサンダー・スカルスガルド/エレン・ペイジ/
パトリシア・クラークソン
『ザ・イースト』
女性エージェントが何よりも好きなワタシにとって
愛知での公開は遠方しかなく殆んど諦めていたところに
まさかまさかの地元(徒歩2分)での公開にびっくり。
同じ町内会に位置するその劇場はシネコンでかかった
作品ばかりを時期遅れ(ソフト販売チョット前)での公開のため
ほとんど行ったことがなかったのだ(笑)
6階建てビルでパチンコ店の上階にあるスクリーン2館は
昔、自宅で構築していたホームシアターに近い雰囲気で
なかなか居心地がいいのである^^
館内は今風のミニシアターって感じでしょうか。
公開作品も単館系モノにすれば、もっと客足も増えると思いますよ^^
ちなみに客はワタシひとりだけだった(笑)
◇
元FBIエージェントのジェーンは、
大企業をクライアントに持つセキュリティ会社に雇われ、
実態の掴めないテロ集団“イースト”への
潜入という任務を与えられる。
イーストは、世界各地で環境破壊を行っている
グローバル企業に対して過激な報復活動を行っている
正体不明の環境テロ集団。
ジェーンは彼らの身元を割り出すためサラと名乗り、
たった一人で潜入捜査へと向かう。
そしてイーストとの接触に成功、無事彼らに迎えられたサラ。
彼らと行動を共にするうち、
大企業の横暴ぶりやビジネス優先の上司に疑問を感じる一方、
リーダー、ベンジーの思想に共感していくサラだったが…。
<allcinema>
◇
クライアント企業に雇われテロ集団に潜入し
組織を一網打尽にしようとする映画は数多い。
そして潜入捜査官が女性とくれば、そこで一気に鑑賞意欲が高まるのだ。
作品の色調及び静かに淡々と進むストーリー展開は
どこかヨーロッパのスパイ映画を観ているようだ。
冒頭から中盤までほとんど盛り上がりに欠け
睡眠不足だとほとんど寝てしまいそうなくらい(笑)
しかし後半部分でグループのリーダーの次なる実行計画を聞いたとたん
その内容に興味を持ち始めるのだった。
そして、作戦計画に於いてささやかな緊張感が生まれ
多少の盛り上がりは実感できたが
やはり全編通してイマイチな感じは否めない^^;
テロ組織に潜入する女性エージェント。
普通ならこれだけでワクワクするものなのだが
組織の実態を知るうちに彼らに共感していくヒロインに
なんの感情移入もできない部分でかなり損している感じだ。
まぁこれはワタシだけの気持ちなのでなんともいえないが^^;
【今週のツッコミ】
・ラスト数分間で万事が済むってことは、彼らのしてきた活動は
笑ってしまうくらい遠回りしていたのではないか^^;
・主演のヒロインの美形ポスター・ちらしにチョイと騙された感アリ^^;
・中盤でグループ員エレン・ペイジのご登場に
ハリウッドスターのオーラを感じてしまった(笑)
・テロ組織と呼ばれる彼らが途中からシーシェパードにみえてしまう。
同じNPOなら何らかの団体名付けてもいいのでは(それがイーストだって!)
・クライアントが製薬会社で大企業とくれば大半は利益重視の
叩けば埃が舞うくらいの悪事がかならず出てくるものだ。
そういう企業相手にテロを起こす小さな組織に入り込めば
思想がらみの哲学がみえてくるのは周知の事実だが
本作はそのテロ組織の見せ方が随分薄っぺらい印象だった。
・大企業とはいえ盤石のセキュリティはなく簡単にテロを受けてしまう。
テロ行為の後、メディアを使って副作用の実態をさらけ出されるが
できれば、訴訟問題に発展し裁判劇まで見せてくれたらなと思う。
・そこで証人喚問で潜入捜査官が呼ばれるという展開も
ワタシ的には有りなのだが、ここまで描いてくれたら高評価だった。
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監督:ザル・バトマングリッジ
脚本:ザル・バトマングリッジ/ブリット・マーリング
音楽:ヘイリー・コーザリー/ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:ブリット・マーリング/アレキサンダー・スカルスガルド/エレン・ペイジ/
パトリシア・クラークソン
『ザ・イースト』
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