樫の木坂四姉妹
磐田演劇鑑賞会第200回例会 例会日9月22日(日)第2回「樫の木坂四姉妹」運営サークル会議 ・ 報告
2013年7月31日午後7時 磐田文化振興センター視聴覚室
1、開会・挨拶
安間事務局長より開会の挨拶があり開会する。司会進行は運サ担当の藤田があたり説明進行等を行った。
今回の例会が磐田発足以来第200回例会となると報告。1
979年5月10日に第一回例会を取り組んで以来200回を迎え、特別例会という取り組みが20作品含みますと220回、ステージ数は2ステージ例会が10回ありますから230ステージということになります。
のべ鑑賞者は16万人ぐらいか。厳しいですがこの数を増やしていきたいと、報告があった。
既に2015年度の例会候補作品の検討に入っており2年後の組織の存在は私たちが持続することによってなり、演劇の上演が磐田で幕を開ける契約が成立します。この地に演劇をなくさないために皆で頑張りましょう。
2、「樫の木坂四姉妹」について。
俳優座・脇田康弘さん紹介・ 劇団のこと・自分のこと・作品について・他
9月例会に登場の【樫の木坂四姉妹」の長男役の脇田さん、好青年といった風貌で登場、年は37才といった。
出身は三重県、大学は日大三島、国際関係学部を出て俳優座へ今年13年目という。既に結婚もしていてお子さんもあるとか。
磐田は「春・忍び難き」で出演、信州を舞台にした、戦後間もない地主の世界を描き戦後の農地解放と制度の変革に翻弄される人々を描いたものだったが、その折自由な三男坊を演じたとか。
「樫の木…」は九州の観賞団体の公演がこの初夏にあり、その折長崎における被爆地の現代の様子を捉えて、「樫の木坂…」のモデル地を地図に示して丁寧に話してくれた。
現実には樫の木坂というものはないが、樫の木のイメージは、磐田駅前の、善導寺大楠の木が似合うといっていました。
大塚さんが亡くなったことで、急遽東海北陸の例会は3月から青山眉子さんで行われたが、今回は青山さんの公演スケジュールの関係で、中村たつさんが出てくるという。
大塚・岩崎・川口の3人に合わせた脚本だけに中村さんも苦労しているとか、キャラクター的に大塚さんとは違うイメージだが楽しみにしていただきたいとの話でした。
原爆投下のアメリカ側の姿勢や、B29が投下場所を探しまわったこと、原爆の威力などなど、すでにどこかで聞いたことがあるお話でしたが、舞台の背景として聞くとまた新たな感慨がわいてきた。
舞台は長崎の原爆をあつかったストレートな語り口が、観るものを舞台に引きずり込んで「なんでこんないいもの今まで誘ってくれなかったの」といわれたとか。また九州地区で複数例会の所では数日例会続く中、会員が日々増えていったということもあったと語り。大げさではないがハンカチ2枚は必要と語っていました。
長崎の平和記念像は、神の愛と仏の慈愛をシンボル化したものだとか。
脇田さんから渡された資料に1987年8月に建てられた「長崎平和の母子像を建てる会」のメッセージがあった。
悲惨な原爆に対する怒りとむなしさが綴られ、二度とその惨禍を繰り返させない言葉があった。例会の日に会員皆に渡したい。
最後に、舞台上で若い兄弟たちが歌う【琵琶湖周航の歌】を静かに歌っていただいた。平和講演会の趣だった。
4、鑑賞会の現状について 、事務局長報告 現在会員数、
脇田さんの長時間のお話にすっかり魅了して、後半の流れは簡略化しました。事務局長報告は、今回の退会者は13名で、すでに入会が4名あり、クリヤーまでには後10名ということが報告されました。運営サークルとしては、総会目標800名に向けて3年計画は毎例会10名以上のクリヤーをかかげていますので、今回運営サークル参加数が多いこともあって19名以上の入会者を迎えようと提案がありました。各サークルからの目標は上記対象サークル表に記載しました。まだ4サークルが当日欠席でしたので記入がありませんが、全サークルで達成しましょう。
第3回運営サークル会議は8月21日(水)昼夜予定しています。場所は事務局です。
担当 茅野・鈴木かつ子・藤田・渡辺・事務局 安間