運営サークル会議の中で「原作を読まないで」とのことでしたので、どんな結末になるのか楽しみでした。仇を切らなかったのではないか、とまでは想像したのですが、願人坊主の首だったということでなるほど納得しました。あの時代、運命に翻弄され、掟に縛られながらも、自分を見失わず忍耐強く、人として誠実に生きた夫婦に清々しさを感じました。
来年もお誘い活動をしっかりやろうと思います。
レモン・T・S
年をとって手をつないで旅に出た関蔵・喜代の顔、言葉がけ忘れられません。なんとほのぼのとしていたでしょう。先日あった友も退職後一緒にいる時間がふえると、いろいろ問題をかかえる人が多い中、二人でいることがとても楽しそうでした。私もそんな夫婦でいたかった、寂しいことに今は一人です。
当日受付をしていて退会届を提出している人数人みかけました、さみしかったです。
声かけはするのですが、なかなか入会する仲間が見つけられません。 どうしたら会員を増やせるのでしょう。
レモン・H・T
「あなまどい」の作品は運命・出会い・愛・許す・絆がギュ!と詰まった作品でした。重い内容の中に最後はほのぼのさせてさせていただきました。十八年ぶりに再入会させて頂き驚いたことは会員数が激減していた事です。運営する方々も大変だろうと思いました。近くでよい舞台鑑賞できて嬉しく思います。
レモン・S・M
大変見ごたえのある舞台で心が熱くなりました。その時代の厳しさや苦労、今の私には想像もできない事ばかり。最後の場面で喜代さんが『これからは私だけを見ていて下さい』と云ったこと、女の気持はむかしも今も同じだなァーと思いました。
(楽屋のごみ当番の人数はもう少し欲しいかなと感じました)
みずばしょう・Y・H
舞台では所作・立ち振る舞いが役を演じる上で極めて大切である事を認識させてくれる劇でした。関蔵、喜代の老いを表現した嵐さん・浜名さんの演技に只々感嘆するばかりでした。ストーリーとして気になったのは、願人坊主が身代わりになった事はよいとして、その首を旅の途中で関蔵無造作に捨ててしまったことです。葬るシーンがあれば仇討ちの無常さがもっと伝わってきたと思われる。
はまぎく・S・I
「あなまどい」熱演で素晴らしい舞台に引き込まれました。人間も三十年も過ぎれば憎しみも薄らぎ少しはやさしくなれるのかなと、ホット下気持ちになれました。老後を自分に置き換えて穏やかに二人で過ごせれば理想かなと考えさせられました。
はまぎく・M
とても良い鑑賞会でした。時間がたつのをすっかり忘れてしまうほど引き付けられる舞台でした。鑑賞できて本当に良かったです。
すばらしい舞台をもっと多くの人に見てもらうように、もう少し早くから声をかけることをすれば良かったと反省しています。舞台の片づけの手伝いさせてもらいましたが、公演が多くの方たちの手でつくられていることを再確認させてもらいました。
ミズバショウ・N・M
前進座としては、何となく小物になった感じ。もっと大きな主題で観たい。
もぎり・より
武士の時代にタイムスリップした感じになり、切ない思いに胸がしめつけられました。「物乞いと武士を比べれば、人は武士の一生を選ぶでございましょうが、人とあらば武士がいかほどのものでありましょうや」
まさしくその通り現代の世にもあてはまる言葉ですネ!
ラビット・Y
前進座の公演楽しみにしていました。観終えても舞台の中に引き込まれるものがありました。パンフレットの表紙を見ながら、いっそう嵐さん浜名さんの演技に力の素晴らしさに感じ入りました。
S
運営担当ですと、何か落ち着いて観る事ができなかったにもかかわらず、物語の中にすっかり入り込んでしまうことがて来たのは、やはり前進座のみなさんの演技の上手さでしょうか。涙を拭きながら、次の場面で笑っている自分に久しぶりに巡り合えたお芝居だなと感心することしきり、心の暖かくなったひとときでした。
ラビット・T
十二月十五日、参加者十四名 事務局にて
感想
・後半、嵐圭史・浜名実貴ガ老け役で登場、歩き方が老人そのものだった。事件というより交通事故みたいな不幸で、相手を徹底的に憎めない。・なんとなく舞台がきれいすぎる感じがした。
・感動した。浜名さんは前回の「お登世」とは、同じ人物がとは思えない素晴らしい演技だった。武家社会はわからないが、仇討ちとはこういうものかと思った。近くで眠っている人がいたが、私はしっかり観ることができたので、どうして眠っていられるのか理解できない。
・最後、泣いていた人もいたぐらい私も芝居の中に引き込まれた。若いときの役から年老いた時の役の声や動作がこんなにも変化して演じられるものかと感動した。やっぱり役者は凄い。単なる仇討の物語でなく、終わりごろ、土下座をしようとする武士にたいして「しなくてよい」と言わせるところなど、関蔵の『仇討ち』対する反骨精神が見えて感動した。
・三十四年間も堪えていたのがすごい、搬入をやったが、楽屋に運ぶ衣装の多さに驚いた。
・役者さんの演技力もさることながら、舞台の転換がすごく、裏方の仕事に感動した。
・非常口係だったので、遠くて顔の表情がわからなかったが「本当に同じ人が若いときから老人までやっているの?」と言われるほどだった。
・一幕目は暗い内容なので、眠くなる人もいたようだが、後半はわかりやすく、深く入り込めた。仇討ちの題材だったので、暗いいやな思いもあったが、面白かった。首を捨ててしまったのでドキッとしたが、あれも一つの供養になったのかなーと思った。
・座席が花道近くだったので、関蔵が花道から出てくるところがよく見えた。ライトが当たる前は、圭史さんそのものだったが、時間が経過するとともに、だんだん役になって関蔵の顔になっていくのに驚いた。
・赤穂浪士之ア陀討つを連想してしまった。仇討ちということがなければ、この人たちも普通に暮らせたのだろうなと思った。浜名さん小さくやせ細ってしまって、びっくりした。
・三十人も退会だったので、わたしもいろいった。(しかし、この方一名一月入会者を誘ってきました)皆さんの演劇に傾けている情熱がすごい。
・市民会館の椅子に三時間座っているのは辛い。自分だったらあんなに長く待っていない(浜名演じた喜代の待つ心に)
・仇討ち制度、昔は実際にあったのですね。両社とも前人だったのに、当時のしきたりで敵になってしまう。時代に生きるということですね。最後「あな」が見つかったのかな?時代の「価値感」から解放されたのでしょうか。
感想文のお願い
「つらね」では会員のみなさんの感想文を掲載しています。運営サークル担当の方にお願いしていますが、もっと多くの方の原稿を掲載したいと思っています。舞台の感想から、ふと思った思い、独り言なんでも結構です。事務局にFAXなどでもお送り下さい。
またブログ(えんかん磐田演劇鑑賞会・検索)でも書き込みができます利用して下さい。
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